写真詩で綴る、失われた自分を探す物語。全16回の予定です。
ストーリーを意識しているので、第一回 から順に見て頂けると嬉しいです。
目次が第一回 にあります。
『流れ込む夏のかたち』
第四章 五感
何の輪郭であろうか。不思議な感覚があった。
あたたかくて気付かなかったものが、私のまわりにあった。
私は目を凝らしてその見えない何かを見ようとしていた。
「南の公園」
フリルのついた赤い花や
フレアーの入ったピンクの花や
ペチコートをはいた黄色い花が
緑のブランコに乗って
風に揺れている
かっぱぶいこ
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