まだ若かりし頃、X・現 X JAPANが大好きだったんです。


当時私はまだ上京前でした。


Xの人気はまだそれほどでもなくて


チケットを売り出してもなかなか捌けない状態でした。


そんな田舎にそうそう来てくれるわけもなかったので


あししげく東京でのライブに通ってました。


あれよあれよと言う間に、売れていったX。


派手な衣装にメイク・脳みそが揺れるような大音量


全てが刺激的で、とにかく夢中でした。


中でもHIDEとTAIJIのプレイスタイルが大好きだったの。


音楽的には異端児と正統派と言ったイメージがあります。


あくまで私の中でですけどね。







突然HIDEが亡くなって


そしてTAIJIも逝ってしまいました。


TAIJIが拘束され自殺未遂と速報が流れた時


無事を願うよりも、さらし者にしないで欲しい


そんな風に思ってしまいました。


だから、死去のニュースが流れた時には


ショックや悲しみもありましたけど、


正直、彼自身が望んだことなんだから…と


妙な安堵感があったのも事実です。本当に不謹慎なんですけどね。


不謹慎ですし、自殺を肯定するようで、最低な考えなんですけどね。









いったい何なんだ…


メンバーの内2人も不穏な死をとげる


宗教に走るものもいる


メンバー間の金銭問題も公になる


かつて夢中になっていたバンドの行く路がこんな風になっていたなんて


当時誰にも想像できない事でした。


呪われてるのか?そんな言葉も浮かびましたけれど


きっと凡人の私には理解できないくらい


繊細で壊れやすい人達が集まっているバンドだったんだろうと思います。


いやっ、繊細で壊れやすい人達だからこそ


あの破滅的で魅力的なライブが完成していたんだろうと思うのです。


残念ながら、今のX JAPANには興味ありません。


スタイルに魅力を感じないんです 汗


HIDEをライブに立たせようと、色々試みているようですけれど


私の中では終わってます。


そして、TAIJIが亡くなって本当に終わってしまいました…。








TAIJI君、夢を見させてもらってありがとうございました。


どうぞ安らかに。


ご冥福をお祈りいたします。