【実例】 スピーチで言いたいことが混乱してきた時に、まず行うべきこと | エグゼクティブが信頼を勝ち取るメディアトレーニング

【実例】 スピーチで言いたいことが混乱してきた時に、まず行うべきこと

(ひとつ前からの続きです。よかったらこちら からお読みいただけます。)

相手に話を伝えようと
一生懸命に話をすればするほど、

何を話したかったのか自分でも混乱
してきてしまう汗


悩む社長

そんな時、どうすればいいのか?

例をあげてみますね。

6月8日のNHKのニュースでこんなニュースが流れました。

信頼されるエグゼクティブのためのメディアトレーニングのコツ-NHK ニュース 熱中症 矢野香


スーパー(字幕)は「行き過ぎた節電で熱中症に注意 」です。


アナウンサーはこの画面で、下記のようなリードを読みました。

「リード」とは、テレビ・ラジオのニュースで最初に語られる
記事の内容を要約した文章のことです。



「行き過ぎた節電で熱中症にならないよう、
人が多く集まる飲食店やコンビニエンスストアなどで高齢者などに
注意を呼びかける全国的なキャンペーンを始めることになり、
初日のイベントが東京で行われました。」




このニュースで伝えたいポイントは、
スーパーに書かれた文字。

「行き過ぎた節電をすると
熱中症になる可能性もあるので注意しよう」


ということ。

このポイントを、自分でまず確認します。



上の例をリード(内容を要約した文章)でみると、


「今年の夏は電力不足と言われているでしょ?

だけど、節電をやりすぎると
熱中症になるお年寄りがでたりするから
注意しなければいけないんだって。
全国キャンペーンもやってたよ。」



という具合です。

これが

聞き手も自分もすっきりと
理解
できるようなニュースの話し方です。


これを、思いついたものの順番で
思いつくままに話すと、


「去年は記録的な猛暑で今年は節電だし、
高齢者はお茶や果物などで水分とったほうがいいらしいよ。

室内でも夜でも熱中症になりやすいからね。
去年も大勢亡くなっているんだよ。

全国的にも予防するために、キャンペーンしてて、
まずはコンビニの飲料水の販売コーナーにポスターを貼るらしいよ。」


わかりずらいですよね?



聞き手も自分も混乱してしまうのです。


スピーチをしていて自分の話が混乱してきたら

信頼されるエグゼクティブのためのメディアトレーニングのコツ

自分の話をニュースだと思って、

スーパー(字幕)を想像して、リード(要約)を語る。

話がすっきりまとまって、相手に話が伝わりやすく、

「仕事ができる人」というシャープな印象を与えます。

ぜひ試してみてください。




関連記事はコチラ


信頼されるエグゼクティブのためのメディアトレーニングのコツ-アイコン スピーチで言いたいことが混乱してきた時に、まず行うべきこと