ちょこちょこと 講座をさせて頂いておりますが
そもそものきっかけは
薬剤師として働いていた時に
薬を飲むほどではないのに 服薬していたり
飲めば飲むほど 種類が増えて ちっとも健康にならなかったり
薬を飲みさえすれば 生活習慣は何も改めなくていいと思っていたり
保険でただだから ○割負担だから なんて理由で薬出してもらったり
そんな患者さんが たっっっっっっっくさん おられたから薬




地域性もあるのでしょうが
私が初めて薬剤師として赴任したのは
患者さんの半数が生活保護の地域でした




つまり 患者さんの半数以上が 無料で
幼児や高齢者を合わせたら 
患者自身の負担額は かなり少なかったのです




働いている間にも 政府の方針が一転二転
負担額が増えたり減ったりする度に
「なら 薬減らしてもらおか(負担増)」
「変わらへんのやったら あれももらっとこか(負担減)」と
もう絶対ないと困る! というわけではない薬を
払うお金に合わせて受け取ってる方が多いのを感じていて



医療費が国の財源を圧迫しているのは 
国民が「薬が体にしてくれること」を知らないことにあるんじゃないか

そこを教育し
「薬に期待できること・できないこと」
「体の基本的な仕組みと症状」を皆が知ったら
健康なヒトがもっと増えて
お薬の消費量が減って
医療費が少なく済むんじゃない? と思ったことが
講座の最初の動機です




でも
医療費って たぶん国は減らしたくない・・・んだよねちがう?




国民が医療に費やすお金は増やしたい
けど 国から補助するお金は減らしたい のではないかな?と見ていますチラ
本当の健康から遠ざかる方向にばかり 推進しているような・・・aya




幼児期に タダで医療機関にかかれるのは
一見スゴく助かる・・・ようですが
この免疫を構築する大事な時期に
薬がなくてはならないような免疫力にしてしまえば
あとは 一生「病気になったら即病院病院な流れが出来る気がしてなりません




【本当に治癒に導く治療】や
【自己治癒力を発揮出来る治療】
【なるべく健康を損ねない治療】には
ほとんどの場合 保険が効かず
【つらい症状を覆い隠す対処療法】には保険が効くということにも
本当は国民が健康になってもらっちゃ困るの???と
思わずにいられません・・・sei




歴史云々で言うと
現代医療というのはエビデンスがあっても歴史が浅いのです
「良い」と思われた治療法が30年したら
「やっぱダメだった」なんてこともあります
3世代経ってみて 生殖系への影響が初めて現れたり 


民間療法はエビデンスがないモノが多いけど 使われて来た歴史はあるのです
きっとこれから科学が進むうちに 今の科学力では難しいことについても証明されていくはずと信じています




どちらが良い悪いという訳ではなく
どちらも長所・短所があるので
どっちも保険きくようにはならないかなぁ?
いろんな治療法から 患者が選べるようにならないかなぁ?



今の制度だと
保険適応の治療と 保険適応外の治療をどちらもチョイスすると
保険適応の治療まで 保険が使えなくなるというシステムなので
患者には負担が大きくなってしまう・・・



本当のイミで 統合医療が進んでいくと良いなと思っています





そもそも【健康=正常値】【症状=悪い】ではありません



健康であろうとする体に備わったシステムによって症状が出ていることを理解し
年齢・性別・生活環境・労働や運動の程度・遺伝的要素によって
個々の「正常値」は違うということが分かっていれば
症状を敵対視し 正常値内でなくてはならないという強迫観念に取り付かれることもないでしょう




例えば血圧ひとつにしてみても
若者とお年寄りでは 血液を送り出す力が違います
寒い地方と暑い地方では 血管の収縮度が違います
座り仕事と肉体労働では 血流の必要量が違います
血圧が違って当然です






症状は 健康であることの 一要素だと私は考えています
体が「健康であろう」とするから 症状が出てるのです




そのシステムがエラーを起こし
誤作動でひどい症状が出ることもあるでしょう




その場合は とりあえず症状を薬で抑えるのもひとつの手
今 使わなくては命が危ないこともあります
こんな時に「薬は毒だから」と使わないのは
優先順位を間違えているかも




ただ忘れてはいけないのは
薬を利用しつつ エラーを起こした原因にアプローチするということ
 

そうでなくては いずれ薬も効かなくなり
抑えこんでいた分のツケを払うことになるかもしれません





「これで 今より儲けますよ
 まぁ だいたいの場合は大丈夫です
 時々 軽い損失があります
 稀に 大きな負債を抱えますが・・・(その場合は補償しません)」
なんて言われて 大事な資産を丸ごとかけたりします?


しないでしょう


なのに 多くのヒトが
「今より健康になるはず」と思って
どんな仕組みで効くのか 何を期待できるのか
どんな影響があるのかをよく聞きもしないで
自分の健康を丸ごとドクターや薬に預けるのです

いや 丸ごと預けていることに
気付いていないヒトも多いかもしれません



でも信頼して言う通りにしていても
何かあった時に 責任を負うのは
誰でもない自分自身です

裁判になっても 勝つのは難しく
勝ったとしても 体はもとに戻りません




薬に頼り切っては 健康を取り戻すのはだんだん難しくなります
健康を取り戻すために 利用する
賢い消費者でありましょう





1月最後の週に
予防接種について皆さんに考えて頂くきっかけとなるよう
「ママと子供の笑顔を守る 予防接種の勉強会」を開こうと思っています





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(わー 懐かしい写真 まだ茶髪だわ)






良い悪い を 問うのではなく
予防接種っていったいなんなの?というのを
薬剤師の立場から お伝えいたします



ひとつひとつの予防接種に対し 必要かそうでないか
ご自分で選択する材料のひとつにして頂けたらと思っています



ぜひ ご興味のある方は ご参加下さいねウインク顔
詳細は 来週中にUPします元気





akn