プチ出産中なので 今日は出産にまつわるお話を
* * * * *
ヒメの妊娠に気付いたとき
週数で言うとまだ3週目にも満たなくて
次の生理まで まだ10日ほどもありました
つまり ほぼ 着床直後
初めてのことだから
気のせいかもしれないけど
でも 確実にカラダの異変に気付いておりまして
「まだ 子供はいらない」と言ってたダーリンには話せず
病院に行っても妊娠が確定できる2週間後に
「改めて来なさい」と言われるのは分かってましたので
一人 静かに
二つで一つの不思議な感覚を味わっていました
3週目に入ったころ
膀胱炎でひどい血尿が出始めて
(遺伝的に腎系が弱いので 疲れるとすぐ血尿が出るのです)
でもきっと 赤ちゃんが居るからと
普通の病院ではなく 産婦人科にかかりました
やはり 尿検査では妊娠陽性
赤ちゃんは まだ シャーペンの芯で つついた程度
心拍なんてまだない 赤ちゃんの種
今だったら
食とテルミーとホメオパシーで血尿を凌げたでしょうが
その頃はまだその知識がなかったので
「胎児に影響のない」と言われている弱めの抗生剤を処方してもらいました
職場からすぐの その産婦人科は
病院も清潔だし
先生も誠実で信頼の置ける方でしたので
検診はそこに通い始めました
そして5ヶ月の頃
「ココで出産をご希望でしたら
今からご予約を入れてください
今ならベッドを確保できますが
1ヶ月後だと難しいです」と
入院パンフレットを受付で頂きました
それを見ながら
「こんな 白くて明るくて広い部屋の
高い固そうなベッドの上で
ほんとに赤ちゃんを産むの?」と
なんだか 違和感を感じてしまい
申し込みできずにいました
ダーリンは 初めてのことに戸惑い気味
「何かあったらどうするの?」と
先進医療のある大きな総合病院をすすめてきました
「なにかあったら」
たしかに リスクを考えればそう
確かに お産で無くなったヒトも居るだろうけど
一昔前までは女性は家で産んでたわけだし
なによりも
何十年も何百年も 何千年も前から
女性が産んで ここまで命をつないで来ているのだから
自然の営みとして 病院で産まなくても産めるんじゃないの?
私の中にはそんな気持ちがあって
実家で飼っていた猫たちのお産のことも
脳裏に焼き付いてました
カーテンを引いた薄暗い部屋で
一番落ち着くところを求めてぐるぐる徘徊し
「誰にも触れられたくない そっとしてて」と全身で訴える
出産を迎えた猫の姿
きっと 人間もそうなんじゃないのかな
あんな 明るい高い台の上で
じっと
仰向けで
白衣の人達に見られながら出産する なんて
ちっともリアルじゃない
どうしても イメージできない
陣痛は生理痛の10倍痛い と聞いていた当時
(実際は違ったけど)
倒れて病院に運ばれるくらい生理痛がひどかった私には
普段でさえ生理中 のたうち回っていたのに
どうしても 台の上に乗っていられる自信がなかったのです
こうなったら
「ベッドが空いてない」という理由で
ダーリンには病院出産を諦めてもらおう
陰謀めいた計算ずくで「3週間後に 帰って来てから決めよう」と
結局 申し込まずにバリ島へ旅立ったのです
そして 帰国後
計算通り
近くの病院には ベッドに空きがない状態
自宅出産を望んだ私ですが
ダーリンはどうしても怖かったらしく
間をとって
病院でも自宅でもない 助産院を探すことにしました
そうして出会った たった2床の小さな小さな助産院
先生のお人柄に 二人とも「この人なら」と
出産をお手伝いして頂くことにしたのです
助産師の先生は 最初にお伺いした時 こう言われました
病院は リスク側から妊婦をケアし
先生や助産師さんが『産ませてくれる』お産
助産院ではリスクがあっては産めないの
だからリスクのないように
助産師のサポートを受けて妊婦さん自身が努力をし
『産めるカラダ』に整えていくお産なのよ
時々 努力が嫌で「やっぱり病院で産む」という人も居るし
リスクが出て来て泣く泣く病院に転院する人も居るの
だから覚悟してね
赤ちゃんと自分を信じて一緒に頑張ろうね
私も それはそれはたくさんの指導を受け
衣・食・住の全てを根本から改善してお産に臨みました
「たま◯クラブ」や母子手帳に書かれていることとは全く正反対のこと
病院の先生とは 症状に対する解釈が全然違うことがよくあり
その度に 目から鱗がぽろぽろと
自分の中に眠る「産む力」を信じて出産できたのは
カラダがどのようにして成り立っているのかを理解し
何ヶ月もの間 自分のカラダに向き合って造りかえて来たから
不安や体調不良が出るたびに
助産師の先生が「大丈夫」と優しく話を聞いて
ゆっくり時間を割いて励ましてくださったから
疑問を抱いたまま 病院で産んでいたら
きっと不安一杯の 悲惨なお産になっていたと思います
出産に一番大事なのは 安心感
病院が一番安心 と思えるヒトは それがBestで
私のように病院嫌いのヒトは そうじゃない方がBest
どちらが良い というわけではなく
自分にはどちらが合っているか
ということなのだと思います
この出産という命がけのイベントを
病院ではなく助産院で産む という選択を通して
健康やココロとカラダに対する意識が大きく改革され
新しいものの見方や考え方を手に入れることができました
私には Bestな道だったかな
もしもう一度 出産する機会が与えられるのなら
自宅で産んでみたいな と
密かな野望を抱いてます
* * * * *
ヒメの妊娠に気付いたとき
週数で言うとまだ3週目にも満たなくて
次の生理まで まだ10日ほどもありました
つまり ほぼ 着床直後
初めてのことだから
気のせいかもしれないけど
でも 確実にカラダの異変に気付いておりまして
「まだ 子供はいらない」と言ってたダーリンには話せず
病院に行っても妊娠が確定できる2週間後に
「改めて来なさい」と言われるのは分かってましたので
一人 静かに
二つで一つの不思議な感覚を味わっていました
3週目に入ったころ
膀胱炎でひどい血尿が出始めて
(遺伝的に腎系が弱いので 疲れるとすぐ血尿が出るのです)
でもきっと 赤ちゃんが居るからと
普通の病院ではなく 産婦人科にかかりました
やはり 尿検査では妊娠陽性
赤ちゃんは まだ シャーペンの芯で つついた程度
心拍なんてまだない 赤ちゃんの種
今だったら
食とテルミーとホメオパシーで血尿を凌げたでしょうが
その頃はまだその知識がなかったので
「胎児に影響のない」と言われている弱めの抗生剤を処方してもらいました
職場からすぐの その産婦人科は
病院も清潔だし
先生も誠実で信頼の置ける方でしたので
検診はそこに通い始めました
そして5ヶ月の頃
「ココで出産をご希望でしたら
今からご予約を入れてください
今ならベッドを確保できますが
1ヶ月後だと難しいです」と
入院パンフレットを受付で頂きました
それを見ながら
「こんな 白くて明るくて広い部屋の
高い固そうなベッドの上で
ほんとに赤ちゃんを産むの?」と
なんだか 違和感を感じてしまい
申し込みできずにいました
ダーリンは 初めてのことに戸惑い気味
「何かあったらどうするの?」と
先進医療のある大きな総合病院をすすめてきました
「なにかあったら」
たしかに リスクを考えればそう
確かに お産で無くなったヒトも居るだろうけど
一昔前までは女性は家で産んでたわけだし
なによりも
何十年も何百年も 何千年も前から
女性が産んで ここまで命をつないで来ているのだから
自然の営みとして 病院で産まなくても産めるんじゃないの?
私の中にはそんな気持ちがあって
実家で飼っていた猫たちのお産のことも
脳裏に焼き付いてました
カーテンを引いた薄暗い部屋で
一番落ち着くところを求めてぐるぐる徘徊し
「誰にも触れられたくない そっとしてて」と全身で訴える
出産を迎えた猫の姿
きっと 人間もそうなんじゃないのかな
あんな 明るい高い台の上で
じっと
仰向けで
白衣の人達に見られながら出産する なんて
ちっともリアルじゃない
どうしても イメージできない
陣痛は生理痛の10倍痛い と聞いていた当時
(実際は違ったけど)
倒れて病院に運ばれるくらい生理痛がひどかった私には
普段でさえ生理中 のたうち回っていたのに
どうしても 台の上に乗っていられる自信がなかったのです
こうなったら
「ベッドが空いてない」という理由で
ダーリンには病院出産を諦めてもらおう
陰謀めいた計算ずくで「3週間後に 帰って来てから決めよう」と
結局 申し込まずにバリ島へ旅立ったのです
そして 帰国後
計算通り
近くの病院には ベッドに空きがない状態
自宅出産を望んだ私ですが
ダーリンはどうしても怖かったらしく
間をとって
病院でも自宅でもない 助産院を探すことにしました
そうして出会った たった2床の小さな小さな助産院
先生のお人柄に 二人とも「この人なら」と
出産をお手伝いして頂くことにしたのです
助産師の先生は 最初にお伺いした時 こう言われました
病院は リスク側から妊婦をケアし
先生や助産師さんが『産ませてくれる』お産
助産院ではリスクがあっては産めないの
だからリスクのないように
助産師のサポートを受けて妊婦さん自身が努力をし
『産めるカラダ』に整えていくお産なのよ
時々 努力が嫌で「やっぱり病院で産む」という人も居るし
リスクが出て来て泣く泣く病院に転院する人も居るの
だから覚悟してね
赤ちゃんと自分を信じて一緒に頑張ろうね
私も それはそれはたくさんの指導を受け
衣・食・住の全てを根本から改善してお産に臨みました
「たま◯クラブ」や母子手帳に書かれていることとは全く正反対のこと
病院の先生とは 症状に対する解釈が全然違うことがよくあり
その度に 目から鱗がぽろぽろと
自分の中に眠る「産む力」を信じて出産できたのは
カラダがどのようにして成り立っているのかを理解し
何ヶ月もの間 自分のカラダに向き合って造りかえて来たから
不安や体調不良が出るたびに
助産師の先生が「大丈夫」と優しく話を聞いて
ゆっくり時間を割いて励ましてくださったから
疑問を抱いたまま 病院で産んでいたら
きっと不安一杯の 悲惨なお産になっていたと思います
出産に一番大事なのは 安心感
病院が一番安心 と思えるヒトは それがBestで
私のように病院嫌いのヒトは そうじゃない方がBest
どちらが良い というわけではなく
自分にはどちらが合っているか
ということなのだと思います
この出産という命がけのイベントを
病院ではなく助産院で産む という選択を通して
健康やココロとカラダに対する意識が大きく改革され
新しいものの見方や考え方を手に入れることができました
私には Bestな道だったかな
もしもう一度 出産する機会が与えられるのなら
自宅で産んでみたいな と
密かな野望を抱いてます