私はこの土地に、
生まれた時からずっと暮らしている。

近所の人たちも、
私が赤ちゃんの頃から
知っててくれてる。


ちょっとした用事とかで、
ご近所さんのおうちに行く事があり、
時々、敷地にお邪魔させて頂く事がある。



みんなそれぞれ、
色んなおうちから、


そこから見える景色が
まるで違うことに、気づく。



何百メートルしか離れてなくても、
西の山に沈む夕日の位置とか、

田んぼや畑の区画とか、

いつもの道も、

この位置から見ると
こう見えるんだぁ。


と、感動する。




すると、そこに住んでいるご家族も、
この景色を当たり前のように
毎日、目にして、もう何十年も、

ここに暮らしているんだなぁ、と、


思いを馳せる。




ここで生まれて育ち、
やがて新しい家族を築き、
生まれた子供たちも大きくなって
また小さな孫たちの声が響く。

それぞれの、月日が流れていく。




その長い年月の、
その時間と思いを、

この敷地から、
ここから見える景色から、

感じてる。





みんなそれぞれに違う

百メートル違うと出会えない、
この特別な景色の中にいることを。




みんなそれぞれが、
特別な日常にいることに

気付けたら、






どの瞬間をとっても
素晴らしい奇跡に溢れていることを、


感じることができるだろう。








★happy mind★