Quatsch!のコーナーです。
G7の首脳がドイツ・エルマウ(Elmau)に集まっています。
そして、明日・明後日の7日・8日と会談が行われます。
ドイツ語では、
サミットのことを「Gipfel」(ギプフェル)と呼んでいます。
この「(der) Gipfel」という単語ですが、元々は、山の「頂上」を指す単語です。
もっとも、英語の「サミット(Summit)」も「頂上」という意味で、
それをそのままドイツ語で言っているだけです。
…あ、念のため、
「G7」の「G」ですが、「Gipfel」の「G」じゃないですよ。(苦笑)
「Group of Seven」の略称が「G7」になります。
さて…その「Gipfel」を行われる場所ですが、
Schloß Elmau
という場所です。
Webサイトを見ましたが…
Schloß Elmau
http://www.schloss-elmau.de/news-webcam/
山中にたたずむ静かな「離宮」みたいな雰囲気です。
もうっちょっと詳しく場所を言うと…
ドイツ南部のバイエルンの中でも南の方、
「Landkreis Garmisch-Partenkirchen」(ガルミッシュ・パルテンキルヘン郡)
にあります。
その中心になる街
「Garmisch-Partenkirchen(ガルミッシュ・パルテンキルヘン)」は、
・ドイツの最高峰「Zugspitze」の麓にあり、登山鉄道の起点になる街
・1935年の冬季オリンピックが行われた街
でもあります。
この「Schloß Elmau」は、
街としての「Garmisch-Partenkirchen(ガルミッシュ・パルテンキルヘン)」の近くになります。
「Schloß Elmau」は、
ホテルとして100年近い歴史があるようで、5つ星の豪華なホテルになります。
このホテルの成り立ちだの、そういう説明は、
他のサイトにもぞろぞろ出てくるので、ここでは説明しません。
でも、この「Schloß Elmau」について調べていて、
気になったことがあったので、そちらについて書きたいと思います。
これは、ウィキペディアくらいにしか記述がなかったので、
正直、本当の話かどうかは、知りませんが…
どうやら、
この「Schloß Elmau」の場所ですが、
19世紀のバイエルン王・ルートヴィッヒ2世(Ludwig II)が、
ちょくちょく来ていた場所のようです。
ルートヴィッヒ2世って、誰?
と言う方…
ノイシュヴァンシュタイン城を建てた王様です。
どうやら、
誕生日ごとに山中の別邸に行く途中に、この場所にも寄っていたようです。
と言うのも、今みたいに、自動車はありませんから、
どうしても数日がかりになってしまうからです。
ルートヴィッヒ2世にしても、
もともと「メルヘンチック」な部分の強い人だったようですし、
残念ながら政治向きの王様ではなかったようです。
だから、現実がつらい状況で、バイエルンの山の中に行くことで、
憂き世から離れようとしていた所もあるかも知れません。
それだけに、非常にリラックスのできる地域だとは思います。
実際、
私も「Zugspitze」やら、ノイシュヴァンシュタイン城など、
バイエルン南部に行ってみて、
確かに解放感を感じたのは事実です。
そんな場所で、
浮き世のまつりごとの話をしようというのだから、
皮肉な話なのかも知れませんが。(苦笑)
今日は、これにて。
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