今回の欧州トレーナー研修に参加させていただいた齋藤大輔です。
研修の感想をシェアさせていただきます。
特に強く感じたのは、ヨーロッパのサッカー、フットサルチームではメディカルとフィジカルが統合されていることです。
フィジカルコーチとメディカルトレーナーがしっかりコミュニケーションを取っており、共に選手へのプログラムを作成しているとのことでした。それをドクターが管理しており、必要であれば指示を出したり不明確なものに対しては指摘をするそうです。
トレーニングルームのすぐ隣にメディカルルームがあることや、フィジカルコーチがメディカルトレーナーも兼任し、トレーニング指導後に選手の治療をしていることなど、選手にとっては素晴らしい環境であり、しっかりと管理されているという印象でした。
そして、今回渡欧前に目的としたことが達成されたかどうかを検証してみました。
目的1.
海外サッカークラブのトレーナーになるには「何が必要なのか?」を知りたい。
→語学力。どんなにいい人材でも外国でコミュニケーションが取れないと何もできないことを実感しました。日本のトレーナーは技術が高いことは改めて分かったので、語学力があれば向こうでも通用すると思いました。
目的2.
今現在、自分が目指すトップトレーナーになるためには何が必要で足りないか見極めたい。
→トップのトレーナーが持っているのは「人間性」。では人間性とは何か。私が思う人間性とは「相手を喜ばせることができる人」だと考えます。今回研修でお世話になったクラブのスタッフは、我々に対してほぼボランティアで研修プログラムをこなしてくださいました。彼らはお金とかではなく、ただただ自身の探究心から我々に対して尽くしてくれました。
技術、知識は当たり前でその根本には人間性と探究心があると気づかされました。
目的3.
海外事業を視野に入れ、自分の力で道を切り開いてみたい。
→今回の研修で国によって制度が違い、ビザを取得しやすい国、しづらい国を知ることができました。また国によって外国人がプロチームに入って仕事をすることが難しいことも知ることができました。
今回の研修の裏にはプログラムを提供していただいたエージェントの方がいますが、研修先のスタッフと直接名刺交換をしたことで、ダイレクトにコンタクトを取ることが可能となりました。
海外で仕事をしていく上でこの人脈はかなり価値があるものとなりました。
目的4.
海外で自分のオリジナリティを発揮し、認められたい。また、アピールしたい。
→自分のオリジナリティはアスリートのコンディショニングを目的としたスポーツ鍼灸。
フランスレンヌのフィジオには実際に鍼治療をさせてもらいました。私が治療するときは低刺激で、リスク管理をしながら徐々に刺激を加えていくという説明を通訳を介して伝えていただきました。医学英語など通訳の方も訳すのが難しそうでしたが、最後には「feel good」と言っていただきました。もう少し詳しくコミュニケー