こんにちは。大阪府池田市の整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
膝は常に負担が大きくかかる場所であり毎日のように修復しないといけない場所です。そのために大量の血液や水が必要です。
例えば私の例ですが、高速バスに乗ると膝が痛くなり、降りて歩くと痛みはすぐ無くなります。これは血行不良が原因です。
この状態が続くと慢性の膝痛ということになります。
高速バスに乗っていると痛くなるのは膝だけではありません。
首痛や肩こり、腰痛も起こります。
これも少し動くと無くなるということは、原因は血行不良ということですね。
この痛みが慢性的にある方は・・・想像しただけで大変ですね。
普段寝ている時は寝返りを打つことによって血液を動かしていますが、狭いところで寝たり車のシートなどで寝ると、起きた時に体がガチガチになっています。
小さなお子様と一緒に寝ている方も寝返りが打てないので朝はガチガチですよね。 血行不良の状態が長く続くとエコノミークラス症候群 (静脈血栓塞栓症)と言われるような問題につながることもあります。
こまめに動くことが重要です。
血行不良が続くと活性酸素が発生し、その活性酸素が膝の関節炎を起こすのではないか、と言われています。
膝は活性酸素の影響を受けやすい関節です。
例えば長時間正座をしていると足がしびれたり膝が痛くなったりします。
なぜしびれたり膝が痛くなるのかは、科学的に証明されていなかったのですが、 京都大薬学研究科の教授がその仕組みを解明したという記事が載っていました。
足のしびれ、仕組み解明 活性酸素がタンパク質刺激
患者様に「痛みの原因は血行不良かもしれませんね。」と言うと「血行不良で痛みが起こるなんて言われたこと無いですし、聞いた事もない」と言って信じていただけないことも多いですね。
西洋医学的にも証明されるということはすごくいいことですし、患者様にも説明しやすくなります。
水不足が炎症を引き起こすとも言われていますが、そのことについて書かれた本を2冊ご紹介いたします。
人間の体は70~80%は水でできていると言われています。
人体は約25%が固体、約75%が水でできていおり、脳組織は約85%が水です。
水の役割
- 溶媒と運搬
- 体のすべての代謝機能に欠かせない加水分解の働き
- 細胞膜に浸透する水の流れからエネルギーがつくられる
- 細胞の構造を繋ぐ接着剤に似た働き
- 脳内の神経伝達物質の伝達
- 体内タンパク質と酵素の働きに重要
水不足になると
- ヒスタミンが生成される。ヒスタミンはアレルギー症状の原因となる
- 痛みを引き起こすプラスタグランジンが増える
- 消化不良による痛みを増やす(粘液不足、ヒスタミン生成)
- 便秘
関節にとって水は最重要栄養素です。
F・バドマンヘリッジ博士は「体のよく動かす部分では、代謝の結果として発生した毒性のある廃棄物を水で洗い流すようになっている。」と書かれているように関節にとって水は最重要な栄養素となります。
- 関節痛は関節が十分に水和されるまで圧力に耐えられない合図である。
- どの関節も、水が潤滑剤として作用し、体重や筋肉の動きからくる緊張に耐えるように設計されている。
- ほとんどの関節では、骨間に生じる真空が水の流入をうながし、関節の動きからくる圧力が水を排出する。
- 腰痛を防ぐには、十分に水を飲み、椎間板に真空を作り出して椎間板に水を入れる必要がある
- 椎間板は75%が水、25%が線維により支えられている
水不足の原因はたくさんありますが、問題は水が細胞にきちんと届けられているかが重要なのです。
水不足の原因
- 水の摂取不足
- カフェイン・アルコールなど利尿作用のあるものの摂取
- 栄養の問題(ミネラル不足、アミノ酸不足など)
- 細胞膜の問題(必須脂肪酸不足、有害な重金属の蓄積など)
- 腎機能の問題
- ホルモンの問題
など。
水摂取の方法
- 体重(キロ)に30分の1リットルの水を飲むのが良い。
- 毎食30分前にグラス1杯の水、食後2時間半後にグラス1杯の水を飲む。酒・コーヒー・紅茶などカフェイン入りの水・は含みません。
- 飲水法と同時に天然塩を必要量摂ることを心がけること
膝痛の方は血行不良が原因かもしれません
慢性的な膝の痛みがあるかたは血行不良が原因かもしれません。
根本原因を解消する必要はありますが、とりあえずできる方法としては、「水をしっかり飲むこと」、「カフェイン飲料を控えること」ですね。血行不良が原因の膝痛は動かした方がいいですし、動かして悪くなることはありません。
高齢の方は水を飲むとトイレが近くなるから飲みにくい、とおっしゃる方も多いです。
それはカフェイン飲料を飲むからか、もしくは水不足になっていると腎臓は解毒するのに水待ちの状態ですので水を飲むとすぐにトイレに行きたくなるのかもしれません。
上記の計算方法で言うと、私なら2.5リットルもの水が必要ですね(^^;
※当院でおこなう<検査は医学的な検査ではありません。どうすれば解決するのかはわかりますが、診断は基本的には行いません。あくまで診断については医療機関でお願い致します。
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