漢方相談ブログ

漢方相談ブログ

漢方治療の方法や漢方薬の効果

不妊症やアトピー、神経痛などの症例を紹介しています。

Amebaでブログを始めよう!
漢方相談をやっているお店はたくさんありますが、
なぜか、お店の中には、漢方相談といいながら、サプリのセットをすすめたがるところがあります。

そして、そのサプリを売る時は、「ある大学で実験したらトマトにダイエット効果があった」とか、「会社で研究していたら、乳酸菌に不眠を治す成分が見つかった」とかのデータをずらずらと並べて熱心に説明します。

漢方そっちのけで。

お客さんは素人なので、その「サプリが漢方なんだ」と誤解されていることもあります。

こういったサプリの「こんな効果があった」というのは、人間に対してではなく、ねずみで効果があったというデータです。

そこで僕は前から漢方相談と言いながらサプリを一生懸命に売るお店って不思議だなーと感じていました

漢方薬は、ねずみに対して効果があったことをデータにしているのではなく、人間に対して効果があったことをデータにしています。

それも2千年間の膨大な人数、たくさんの体質の方に対してです。

それを医学理論に高め、体質診断の方法を生み出したのです。

そんな、とっても高度で良さげな漢方理論があるのに、なんで、「ネズミに効果のあったサプリ」をすすめるのだろう。

「人間に効果のあった漢方薬」の方がいいのに。

人間に効果があったり、副作用になったり、といろんな事がわかっている漢方の方が治す確率が高いと思うのですが・・・。
サプリメントで何かの病気や症状を治療しようとする時には、決定的な弱点があります。
この弱点は、病院の西洋薬にも言えることかもしれません、

まだ冒頭、3行目ですが、ズバリ言うと…

いいことしか言ってない。ということです。

サプリメントを買おうと思うとき、皆さんは何を指標にしますか?

「○○成分が、こんなにも入っています!」
「○○の成分で気になる腰痛や関節痛が~」

サプリメントは薬事法上、効果が謳えないので、はっきりとは言ってませんが、ようするに「なんかの成分があなたのその病気や症状に効きますよ」っていっているのです。

「なんだ、病気を治すのに効果があるんだから、何が悪いんだ?」

そうかもしれません。しかし、ある人達には、具合の悪いことになってしまうときがあるんです。

それは、そのサプリメントを飲んでも、説明の通りによくならなかった時。

これは、病院の薬にも言えることです。

よくならなかった場合、大概、それを薦めた店や病院は、効果が足りないとして、倍量飲ませるか、病院なら、より強い薬に変えるのです。

まーそれは、とりあえずは、おかしくない対処かもしれません。
とりあえすは…。

効果を強くすれば、その分、効く可能性がでてくるからです。
ただし、同時に健康食品なら、値段が倍
病院なら、副作用などのリスクも倍になります。

しかし、それでも、変わらなかったら…。

「飲む期間が足りない」ってなります。

しばらく飲まないと効きません。
行き詰まった先生の殺し文句。

いつも、思うのですが、これ言うんだったら「後、どれくらいの期間が必要」かの目安、もしくは、「ある期間でダメだったら○○の対処を考えている」とかは言うべきだと思いますね。
じゃないと不安です。


基本、「しばらく飲まないと効きません」というのは効果が出るまでの永遠に飲む設定なんで。

こんな事言ってたら、先生方に「いつ治るか、そんなのわかるか!」って言われそうなので、1つ例を出しておきます。

以前、子供がものもらいになって、なかなか治らなかったので、2件目の病院で聞きました。
「この抗菌目薬、どれくらい使ったら治りますか?」
そうしたら、案の定、「そんなのわかりません」的な返事。

そこで、「すみません、聞き方がまずかったですね。別に先生にいつ治るかを決定してくれとか保証してくれって言ってません。いつ治るかの目安を今まで何千人も治療してきた医学の専門の先生の経験からの見解を聞かせてほしいんです」と。

こっちは、1件目でこれですぐ良くなりますよ~って言われてたのに、全然よくならなかったから、
聞きたくもなります。

そういっても、結局、答えは、「わかりません」的なの。
だったら、もう、どうでもいいわと思って、それ以上は相談せずに帰りました。

ちなみに1本使った後、なんとなくマシになってたのが、また再発。
近所の病院、2件、しかも子供のちょっとした病気すら治せそうにないので、次の病院に行くのも空しくなって、なんとか漢方で治しました。

つまり、患者さんには、治療に関して、専門家としての将来の見解と対処方法を常に話してあげてほしいんですね。
患者さんは素人だから、医学の事なんて言ってもわからないって意見があるかもしれませんが、だったら、わかるように!
昔、マーケティングの本に難しいことを誰にでもわかるように説明できない人は実はその人自身が本当の意味で理解していないと書いてありました。

ということで、サプリメントはいいことしか、いっていないので、飲んでダメだったら、次は、どうしようもないんです。
後は、「いつか」を信じて飲み続けるしかありません。

ただし、サプリメントを本来の飲み方、
「足りないものを補充する」「治療のメインにはしない」なら問題ないですよ。

そして、漢方はこの弱点がないのです。
それは次回。
僕の店では、1ヶ月くらいで妊娠する人もいるし、3年間かかった人もいます。
23歳で相談に来る人、45歳で相談に来る人。

年齢も体質も様々。

若いからすぐに妊娠するってわけでもなく、40歳以上の人でも6ヶ月以内に妊娠する人もいます。

ほんと、人それぞれですね。
それこそ、あわせる漢方薬も、人それぞれ違います。

店に相談に来た人には、誰にでも、たんぽぽ茶ってやってるとこは、人それぞれ状況が違うということを考えて欲しいなっ!

ということはおいといて、妊娠まで長期間、かかった人に「先生ありがとうございました」と言われますが、むしろこっちが感謝したいくらいで、よく、長い間ついてきてくれました。と言いたいです。

不妊症は病気じゃないので、漢方薬で体調がよくなっても、「体調がよくなってはい妊娠!」というわけにはいきません。

いろいろな要素が一致してはじめて妊娠が成立するのです。

不妊症で悩んでいる人の中には、ホルモン剤や着床させやすい薬を飲んでいたら、妊娠すると考えている人がいますが、ホルモン値を整えることが直接、妊娠につながるわけではありません。

僕は、「不妊になぜなるのか?」 
そのいろいろな要素を日々研究しています。(もちろん、医学的なことに限ってじゃないですよ)
しかし未だ、誰にでも共通する決定的な要素は見つかっていません。

そんなわけで、妊娠まで長期間かかっt人は、ただひたすら漢方薬を飲んできたわけじゃありません。

同じようなお店の先生に「患者さんが妊娠しました」と言うとすぐに「何の漢方薬使ったの?」って聞かれますが、状況にあわせてしょっちゅう変えるので多分、7、8種類は使ってますね。

不妊症は何も漢方薬が効いて妊娠するわけじゃありません。
まさに生活全体です。

だから、僕のところでは、食べるものや仕事、ストレス、飲んでいるサプリ、病院の治療などなど、ありとあらゆる事を一緒にどうすれば妊娠するかを徹底的に話あいます。

しかも長期間治療している方は知っていますが、運動や養生の方法、補助で提案する生薬など、日々変わっていきます。

変わっていくのは、いろいろな不妊症の方の例をみているので、そこで気づいたことがあれば、治療の方法をどんどん更新していくからです。

同じ、処方やサプリメントを延々と量だけ増やして続けてもらうわけじゃありません。

これからも、より短期間で、より健康な子が生めるように研究を続けたいと思います。

さてさて皆様お待ちかねの、先生の歯の美しさに迫っていきたい
と思いますビックリマーク本日のブログ担当は助手の山下です

レジ前にいつも置かれているこの白い箱の正体は何だろうと何時も
思いながらスル~してしまっていたこの謎の箱さん・・・・

$漢方相談ブログ


先生がお昼ご飯の後には必ず歯磨きなさるのですが、歯ブラシ
には特に変わった様子は無く秘密は歯ブラシでは無さそうはてなマーク

ではでは何だろうはてなマーク他のものを探していると未開封の謎の箱さんが
山済みになっているのを発見しました~もしやこれが美しい歯の秘訣かも

こそこそと開封済みの箱をみていると、やっぱり当たりでチューブタイプ
の歯磨き粉が出てまいりました 使いさしなのでこれは間違いない音譜

リスブランさんのPWS歯みがき粉でした~、この後先生に聞いてみたところ
あっさりと教えてくれました・・・あせるしかも私にも1個わざわざプレゼントして
くださりもっと早くお尋ねすれば良かったと後悔してしまいました

さっさくお昼ごはんの後に使ってみましたが、驚きのスッキリ感~お口
の中ってこんなにサッパリするのかとビックリしてしまいました目


昨日はとっても風が強くて一日中変なお天気でしたねガーン

どうもまごころ漢方助手の山下です、お久しぶりの更新すみませんあせる


$漢方相談ブログ


今日の先生は新しいPCのマックブックエアー君が届きニコニコ顔で
難しそうな漢方の調べ物をしていましたビックリマーク覗いてもチンプンカンプンあせる

暇があれば先生を観察してるのですがホントにPCと漢方がお好きですね~

こんなに考え事をして大丈夫かと心配になるぐらい先生は止まりません



$漢方相談ブログ



さてさて、まごころ漢方では日々の病気の予防や低プライスで漢方を
楽しんで頂こうと考え皆様の生活でかかせないお茶に注目しました音譜


普段飲まれているお茶と入れ方がほとんど変わらずにお手軽に楽しめる
楽しいお茶で、皆様の体質別に種類もご用意しておりますビックリマーク


まだまだ肌寒い日も多いのでご家族で風邪予防に美味しいティータイム
されてはいかがでしょうかはてなマークもちろんお味も先生のこだわりがつまって
いて、市販されているお茶に負けないぐらいとっても美味しいですよ


次回は来店のされた方は皆さんきっと気になっているはず先生の歯の
美しさに迫りたいと思います何やら秘密がビックリマーク女性の方は必見ですぞ

前のはなしツムラの漢方薬はなぜ効かないのか?はコチラ。

そんなブログを書いた後、ツムラの勉強会に行ったばかりの人と、たまたま、この話になりました。

そしたら、ツムラの漢方薬を実際に扱っている病院の先生が講演で「ツムラの漢方薬は効きが悪い場合があるので、その場合は、3倍量飲ませてください」とお話されていたようです。


現場の先生も感じてたのね。


で、なぜ効きが悪いのか?
僕なりの見解。

答えは簡単!
単純に使っている生薬が安物だからだと思います。

漢方は、西洋薬のように工場で量産されるものではありません。

生の植物などを扱います。
だから、原料の品質は、モロに影響してくるのです。

ツムラの漢方薬のような保険適応の漢方薬は、薬価が決められています。
漢方薬の上限の値段があらかじめ決まっているのです。

ところが、漢方薬は自然のもので、中国から仕入れることが多いので、どんどん原料の値段が高騰しているのです。

そうすると漢方薬のメーカーとしては、売れる定価は決まっているが、原料があがっていく。

なので、儲からないということになります。

実際、昔は、保険適応の漢方薬メーカーさんは何社もありましたが、儲けがないので、ほとんど撤退しました。

しかも薬価は年々引き下げられています。


そこで漢方薬のメーカーはどうすればいいか?

簡単です!

原料コストを下げればいいのです。
つまり、安い安い生薬で漢方薬をつくればコストが抑えられ、利益がでます。

それに、一時期つぶれかけたツムラを復活させて現社長のやり方にも秘密があります。

現社長は第一製薬というバリバリの西洋薬の出身者。
とにかく、営業活動を強化し、医師にシステマチックに効率よく漢方薬をすすめるようにしました。
(社員のモチベーションを上げるために「今期は売り上げアップするぞ!」みたいな決起大会みないなのもやってました。売り上げって…)

漢方薬を理論とともに難しくやっていたのでは、全然売れないので、手術後には、大建中湯とか、認知症には、抑肝散など、簡単にマニュアルで選べるようにしましたと言ってました。(カンブリア宮殿でご自身がそれで、経営を復活させたと言ってました。経営系のテレビ番組だったので、遠慮なく言ってたのでしょう)

ほかにも、日経新聞などをみていると、漢方薬原料に混ぜる賦形剤(漢方エキス以外に必要な顆粒)のコスト減に成功し、売り上げを上げたと発表されていたりします。

よーするに治るかどうかより、売れるかどうかという方針でがんばっているのだと思います。

経営としては立派だと思いますが、治療としては……


ツムラの漢方薬が効かないのは、物が悪いんじゃないかと言う事と、治したいより、儲けたいという考え方にあると思います。


漢方は、物の販売ではありません。
先生と患者さんが一緒に治療していくものです。

ツムラに限らず、漢方治療をお考えの方は、その会社やお店の漢方に対する考え方で選んでくださいね。
漢方の業界では、病院シェアNo.1のツムラの漢方薬は効きが悪い言われています。
僕たち漢方医の間では、ツムラの漢方薬をで効かせたい場合は、3倍量は飲めとも言われています。

業界全体の経験的なところから来る噂だと思うので真意はわかりませんが、うちの経験から『なぜか
」を考えてみました。

まず、僕の実経験からお話します。

その人は病院で一切、体質判断されずに病名漢方で処方されました。
病名漢方について詳しく
しかし、僕が体質からみても、すでに処方された漢方薬と同じでした。
たまたま、処方と体質があってたのですね。ラッキー!


で、かれこれ、半年は飲んでいるとのこと。
僕は患者さんに『病院と同じ、処方になりますが、それでもいいですか?』
と事前にお聞きしたら、かまいませんとのこと。

その後、うちの漢方薬を飲んで1週間で効果が出ました。
ツムラの漢方って何が違うの?

もう一人の方は、副鼻腔炎。

この人は、もともとツムラの漢方薬でもそこそこ効いている方でした。
うちでは、違うことで相談していただいていたのですが、どうも、そのツムラの漢方薬、飲んだら、なんとなく効くが、だらだらと1年以上飲んでいて、ぴしゃっと治らないのでやめられないとのこと。

業界的に『ツムラの漢方薬は3倍飲まないと効かないと噂されている』という話をしていたら、その方が3倍量に挑戦したようです。(うちの漢方薬ではないので指示はしていません)

そしたら前よりも効いた。と
しかし、量が半端じゃないので、先生のところで出してほしい。とのこと。

そして処方としては、同じものをお渡ししました。
もちろん、量は通常の規定量。

そしたら、ツムラの3倍量より効いた。
しかも、ツムラのなんとなく効いたという感じではなく、明らかに効いた感じがあったとのこと。

僕は『そうでしょう』という思いより、漢方家として、なんでツムラの漢方薬が効かないのかが不思議だと、また思いました。

なぜなら、ツムラの漢方薬も処方構成が変わらないはずだからです。

漢方薬は、飲めばかならず、なんらかの効果があるというものではありません。

新薬の場合は、体質の違いによって、同じお薬の効果が変わることはありませんが、漢方の場合は、体質と漢方薬が合っていなければ、ウンともスンともいわない時もあります。

だから、体質であわせずに病名漢方で処方している漢方薬が全く効かないのはわかります。

それは僕らも同じだから・・・

でも、この2例は、全く同じ処方です。

でも、100歩譲って、患者さんに慎重に聞いてみても、やっぱりツムラは効いていない感じ。

そこで考えてみました。

ちょっと長くなったので、次回に持ち越し!



漢方薬は続けないと・・・

なんとなーく、そう思ってますよね。


漢方薬は西洋薬とは違うので、続けたほうがいいです。

でも、かならずしも続けないほうがいい場合もあります。


どっちなんだ!と混乱しそうですね。


西洋薬は、からだ全体の調子を整えるのではなく、細かな1つずつの症状に対応します。

西洋薬は、効果の時間が決まっていて、その時間が切れれば、症状は元の悪い状態に戻ります。

これを対症療法といいます。ほとんどの西洋薬はこの類です。
ステロイドなどが代表的ですね。


漢方薬はからだ全体の調子を整えます。
漢方薬を飲めば、気になる症状が1つずつ、すぐにとれてくる・・・といったものではありません。

からだのアンバランス要素を1つずつ整えて、自然治癒力を発揮させ、その結果、症状が最後になくなります。


からだのアンバランスが整い自然治癒力が発揮できるまでの期間は人それぞれです。
だから、続けないといけないのですね。


ところが、続けてはいけないこともあります。



それは、漢方薬が体質に合っていない時。


漢方薬にも副作用があります。
西洋薬と違って、漢方薬は体質とあっていない時は、1,2週間様子をみて、再度、体質を考え直して漢方薬を変更しないといけません。

体質と、あっていない漢方薬を続けると新しい病気になっちゃうからです。


だから、漢方薬は続けないといけないし、続けてもダメなんです。


うちへの質問でよく、「3ヵ月位、漢方薬を飲んでいるのですが、全然治りません」という質問があります。

それは、おそらく体質と漢方薬があっていません。

その場合は100年飲んだって効きませんし、半年もすれば違う病気体質を獲得します。(粗悪な漢方薬なら効かないのでよくも悪くもなりません)

そうすると、ますます元の病気がねじくれて、ややこしくなります。

漢方薬を飲み始めたら、長くても1ヵ月で、今の漢方薬を続けたほうがいいのか、違うものに変更していったほうがいいのかを考え直したほうがいいと思います。

続けるだけでは治りません。
産経新聞のコラムに咳と漢方について書かれていた記事があった。

昨日と似た感じもあるけど、

「いちいちうるさいよ」って思うかもしれないけど、でたらめが多かったので、ちょっとそれに突っ込んでみたいと思います。


長引く咳について書かれていますが、記事中で、
「西洋薬のせき止めは中枢神経をターゲットにしているため、眠くなる。一方、漢方薬は気管支を広げたり、気道の乾燥を改善したりすることでせきを抑える」
とある。

正に「出たーっ!」って感じ。

「漢方薬は気管支を広げたり」って言ってるけど、2千年前から続いていて、なおかつ、その頃のルールや処方を現在も守っている漢方に気管支を広げるなんて、検査しないとわからないようなことわかるわけないじゃん。


西洋医だから、西洋医学的な分析をしたくなるのはわからんでもないけど、勉強してきてバカじゃないんだから、それくらいの事ってわかりそうなもん。


この記事からいくと、結局、西洋薬は中枢に効いて、漢方は気管支に効くって言ってますけど、
それって効く場所が変わっているだけ!
しかも、西洋薬にも気管支に効くやつあるけど、それとはどう違うの?


漢方薬でせきを止める時は、そんな気管支がどうとか、西洋医学のように細かく身体を備品扱いして見ませんよ(-"-)


その後の「気道を乾燥を改善したりすることで・・・」っていうのも惜しいッ

これも、からだを部品に見立てて細部にこだわっている。

確かに【潤】といって乾燥の体質には乾燥を潤すようにもっていくけど、別に気道に限ったことではない。

さっきと一緒で2千年前の化学技術がない時代に気管支に効くだの、気道に効くだの、漢方に、そんな細かい感覚はないのです。残念!


僕の持論では、西洋医学で優秀な医者ほど漢方は扱えない。

まさにここに書いてあるように、からだを部品に見立てて、部品ごとに独立して機能しているかのように考えるクセが無意識についてしまっているからだ。

また、西洋医学は、学問の性質上、からだをバラバラに機械の部品のように考えるようになっている。

なので、西洋医は、漢方も同じように部品ごとに漢方薬がどう効いていくかを考えてしまうのです。


これも、マニュアル処方まではいかないけど、病名漢方ですね。


実はこの記事、西洋医がドヤ顔(多分・・)で漢方薬を語っているのですが、ツッコミどころがおおすぎて1行しか突っ込めなかった。

その他はまた後日。

ある難病の子どもの治療をしていましたが、漢方薬をやめてしまいました。

それはなぜか?

難病なんで当然、病院にも行ってるのですが、そこの医者に、

「西洋医学でも原因がわかっていないのによくわかっていない漢方薬なんか飲ませてたら死んでしまうよ」って言われたから。


はい、ここで、このアホ医者は、3つの点を間違えています。


①つ目の間違いは、「西洋医学でも原因がわかっていないのに」の【西洋医学でも】

別に漢方は西洋医学より下のレベルの医学じゃありません。
かといって、西洋医学の上のレベルの医学でもありません。

よーするにどちらも医学という名前がついていますが、似て非なるもの。
なので、同じステージで比べること自体がナンセンス!

同じ球技だからって「野球とサッカーのどちらが上か?」みたいな話です。
治療の根本的な考え方、ルールが違います。


②つ目の間違いは、「西洋医学でも原因がわかっていないのに」の【原因がわかっていないのに】

まず、漢方は ”西洋医学的な原因” に対して治療しません。
(マニュアル漢方の先生はそうしてますが・・・)

西洋医学は、病気の原因(原因とよべるかどうか?)に対して、その原因を変化させる作用のお薬を使って対応します。

でも、漢方は別に原因がわからないと治療できないわけじゃありません。


今の体質をみて、バランスを崩した体質を正常に戻す変化を与える漢方薬を使って対応します。

正常に戻せば、自分自身のからだが自然治癒力を発揮しておかしくなったからだの状態を戻そうとするのです。


しかも西洋医学でいってる原因は、本当の原因の事ではなく、体内のメカニズムを細かく説明してるだけ!
詳しくは割愛しますが本当の原因をすり替えて体内のメカニズムの事を原因とよんでいます。

詳しくはこちら→ 病気の原因を考える時、みんな大きな誤解をしている


漢方では、原因の事を病因というのですが、病気が同じ人が2人いても、どちらも原因はバラバラなんです。

しかも西洋医学では詳細を追求する学問上、原因を1つに絞ろうとするクセがありますが、漢方は無理に原因を1つに絞らずに考えられるだけ考え、すべての原因に対してどう対応していくかを考えます。



③つ目の間違いは「漢方薬なんか飲ませてたら死んでしまうよ」

漢方薬では、もちろん、短期間で強く作用させるものもありますが、体質をみて処方するので、難病の子にいきなりめっちゃキツイのは選びません。

また、治療中も体質をみながら細かな変化をみながら漢方薬を変更します。まー強すぎて一発でアウトにもなるときがある新薬だったら、一緒のように考えちゃうんでしょうけど。



漢方薬は現状の体質に対応するので、絶対的な答えはありません。(西洋医学のようにガイドラインはない)
漢方薬を飲んでからの変化をみながら、対応を柔軟に変えていく。

手さぐりでも、先生と患者さんが協力すれば一緒に治していけるのです。

だから、原因がわからなくても、治すこともできます。


えー最後に一言
「参考情報としてならいいけど、上から目線で文句言うなら、漢方の専門家に教えられるほど勉強した上で文句を言え!」