この夏に関わった大阪と神戸で営業していたうさぎカフェのシステムを聞いてすごく驚きました。
入場料を取って、うさぎ達とふれあう。
気に入った子がいたら販売する。
おうちの子を連れてきて一緒に遊ばせる。
その後いくつかのうさぎカフェを視察したりリサーチしたりしましたが、似たようなシステムのところもいくつもあった。
まったく知らない世界の話で普段捨てられたうさぎ達のお世話をしてる立場からすると考えられないシステムだったりする。
うさぎの生体のこと、わかってない人が経営してるとこが多いんだなと。
中にはうさぎを扱うお店やペットショップ、ブリーダーが運営してるとこもあるようですが、そういったとこもどこまで知っていてやってるのか微妙に感じるところもあります。
だいたい大阪、神戸の店でやってたレンタルサービスってバカじゃなかろうかと思うシステムで。
こちらにいる保護っ子たちも里親さんにお迎えいただいてから一ヶ月はトライアル期間というのを設けています。
形だけ見れば同じじゃんと思う人もいるかもしれません。先日二回目を開催したラビティもそうですけど。
ラビティの時は的外れな書き込みがありましたが、大阪と神戸の店の元経営者の周辺の人が書き込んだらしいのでただの嫌がらせでしたけど。
里親さんになっていただく為には細かな条件をクリアして、お見合い、面談をして終生大切に幸せにして下さることが明確になったご家庭にお迎えいただいて、一ヶ月のトライアルの期間に相性を見たり、特にお子さんにアレルギーの症状がでないか、またその兆候がないかを見たり、うさぎとの暮らしに問題がないかを里親さん、事務局の双方で確認していくための期間なのです。
販売を見込んでわずか一週間レンタルして、何をどう見るのかもわからずではストレスをかけるだけではないか。
事実怯えて帰ってきてしばらく体調を崩した子達もいたそうです。
販促活動の一環なんでしょうけど、車や家電製品じゃあるまいし、生体を販売するには安易すぎるシステムです。
店員さんみんなで反対したのに元経営者達は強行したということですが、小遣い稼ぎをしたいがために何をやってんだか。
このお店の経営状態はとても悲惨な状態だったことがわかっています。
引き取った社長が言ってた「うさぎカフェなんて儲かるわけないんだよね」というのも業界の人ならずとも経営をしたことがある人ならわかることなんですが。
経営者が経営をしたことがない人というのは致命的な欠陥でした。
来店者数もとにかく少なかったようですし。
普通にお客さんが支払う代金のうち、入店料収入×来店者数、グッズ等の売上だけが収入源になるわけですから、そこから家賃、通信費、光熱費、人件費を差し引くといくら残るんでしょうか。
たぶん小学生でもわかる算数の問題になると思います。
その悲惨な経営の穴埋めをして利益を出すために、うさぎを販売するという発想になるんだと思いますが、ここのお店の値段設定のぐちゃぐちゃなこと。
7月に神戸店閉鎖の騒動の時に里親にというお申し出に対し、お店の飼育用品を定価の40%で買い取らせようとしてましたが、どこの世界に一年使った中古品をその値段で買う人がいますか?
今日ちらっと教えてもらった秋葉原のうさぎカフェのシステムには呆れるのを通り越して笑ってしまいました。
うさぎカフェにうさぎだけじゃなく店員さんとも遊べるんだそうな。
メイドカフェとうさぎカフェをくっつけた?
細かいところは知らないので憶測ですけど、うさぎの店員さんと「うさんぽ」っていって店外デートするようなプランもあるのだそうな。
店員さんにうさぎの販売の歩合とかついてたら買ってもらいますよね、普通に。
店員さん目当ての人なら気に入ってもらうために好きでもないうさぎを購入するような人も出てくるでしょう。
そこに行ったらうさぎはどうなるの?
ちょっと想像しただけでも大変だと思う。
まぁ。そうじゃないことを願いたいのですが。
いろいろ書いてますけど、この大阪と神戸でやってたうさぎカフェの事件は、もう仕方がないとあきらめてるように見える方もいると思いますが、簡単に過去の事件にするつもりはありません。
まもなく新たな展開になります。
悪質な元経営者たちの軽々しい行動によって元店員達はもちろん、お店にいたうさぎ達のことを愛してくれていたお客さん達も本当に傷ついています。
もう過ぎたことだから。
とあきらめるのは簡単です。
でもできるかぎりのことをしていきたい。
そう思って只今水面下で動いています。
まもなくそのこともお知らせさせていただきます。
元店員たち、お客さんたちの思いを応援してあげてください。
よろしくお願いします。