店舗運営のコツ(中級編) ~顧客管理 その6~ | 小さなサロンのつくり方 向井邦雄 「ふかのうなんてないんだよ」

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こんにちは。かのう兄弟です。


今日は昨日お話した中から、ニュースレターについて詳しくお話したいと思います。

それでは、顧客管理についてその6、どうぞパー

(※まとめて見るにはこちらから )



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顧客管理 その6


私のお店では、毎月厳選したお客様に、ニュースレターという新聞のようなものを発行してメール便で送っています。

今月で27号目になりますから、もう2年以上続いていることになります。


なんとなく、どこかのお店からDMが届いたのを見て、うちでもやってみよう♪ということで始めたのですが、最初は本当に、来られたお客様にお店のオススメなんかを書いて渡すだけだったので、特に効果もなく、私自身飽きっぽい性格でもあったので、すぐに終わるんだろうなぁという感覚でした。


でも、そんな頃、たまたま受けたセミナーで、このニュースレターの話題が出たのです。

その時の講師は高田靖久さん。今でも私が師と仰ぐ方です。


早速私はその場で本を購入し、本格的にニュースレターを勉強しました。

※ちなみにその本にはこのブログより詳しいことが書かれているので、興味のある方は読んでみて下さいね。

 『売れる&儲かる ニュースレター販促術


本と同じ事を書いても意味がないので、今日は私なりに体験した中で、アレンジを加えてお話したいと思います。




まず、大きく変えた内容は2つ。

売り込みをやめた

郵送で送るようにした


これを変えることによって、ニュースレターの反響は見る見る大きくなりました


売り込みについては、前回 書いたように、セールスレターと捉えられて、それ自体読まれなくなってしまうからです。ニュースレターはあくまで販売促進ではなく、お客様との〔関係促進〕のツールだと捉えることが重要です。

お客様との関係を深めることで、固定客になって頂くということが目的なのです。



次の郵送ですが、、これ、重要でした。。


手渡しの方がお金も掛からないし、直接受け取って頂けるから良いじゃないか、と思われる方もいらっしゃると思います。

でも、、逆だったのです。


まず、重要な意味としては、【 お店にいない時にお店を思い出して頂く 】 ということがあります。

家にいて、お店の事なんか頭の隅っこにしまいこまれている時に、郵便が届く。そうする事でお客様は店のことを思い出し、より記憶に刻まれることになります。


次に、読む時間。

このニュースレターは、新聞や雑誌などと同じような感覚で読んで頂きたいものですから、店からの帰り道にささっと目を通されるだけでは困るのです。

当店の場合、A4サイズの封筒の表に『 お茶のお供にお楽しみください♪ 』と書いてあります。

例えばこれが『 お風呂上がりにお読みください 』でも良いでしょう。

とにかく、お客様がゆっくりリラックスしている時間に、じっくり楽しみながら読んで頂きたいという狙いがあります。

そういう時間に読んだ方が、より頭の中に残りやすいんですね。


それからもうひとつ。

皆さん『 グレーゾーン 』という言葉を知っていますか?

人気ラーメン屋などで、行列に並んで待っているときはいくらでも我慢するのに、その人が店に入って注文したあとになると、5分待たされただけでイライラするという現象です。


これ、その人の心理的には、〔並ぶ前は他人〕、〔並んでいる間は他人でも客でもない〕、〔店には入れば客〕という区分けがされているのです。

この他人でも客でもない状態を『 グレーゾーン 』といいます。


実は、人は無意識に、「客はサービスされて当然。」と思っています。でも、このグレーゾーンの状態は客ではないですから、関係は対等です。むしろ、この状態のときにサービスされると、とても感動します

ラーメン屋の行列で寒い中ガマンして並んでいる所に、店員が出てきてホッカイロを渡してくれたらどうでしょう?


郵送でニュースレターを送ることは、このグレーゾーンに上手く働きかける事でもあります

来店された時に手渡されても、貰って当たり前、でも、お客じゃない時に届けられることで、感動を呼ぶのです。



これ以外にも細かな改良を加え、当店のニュースレターは、驚くほどの効果を得るようになりました。

基本あまり売り込みはしないのですが、たまにキャンペーン情報を載せます。

すると、なんと、多い時は50%の方がそのキャンペーンを受けられたのです。。

(※毎回キャンペーンだと反応率が下がりますから、やりすぎは注意です)





このニュースレターの効果については、かなり昔から言い古されたことなので、ご存じの方も多いと思うのですが、実際のところは、まだやっていないところが多いのも事実です。


やっていない理由、やっていたけどやめた理由は、

毎回書くのが大変」、、「あまり効果が出なかった」というのが多いそうです。


たしかに、私も、、、毎回書くのはしんどいです。。。

毎月、書く時期が来ると、、頭が痛くなります、、、ネタが思いつきません、、、(((( ;°Д°))))

でも、楽しみにしてくださるお客様のために、頑張ってパソコンに向かいます。


まぁ、毎月が難しければ春号、夏号など、年に4回でも構わないでしょう。

さらには、毎回、ひな形やコンテンツなど、作成を手伝ってくれるところもありますので、探してみると良いと思います。

あと、パソコンが苦手な方は、、手書きでも全然OKです。むしろ手書きの方が温かさが伝わって良いかも知れません。



それから、このニュースレターは、先程もいったように販売促進ではなく関係促進ですので、すぐに売上が上がったり、劇的な効果が得られるというようなものでは有りません。

じわりじわりと効果が出てきます。

初めは、「この間の記事見ましたよー」などの、お客様からのちょっとした会話から現れ始めるでしょう。


ですので、いきなり効果が出なかったからといって、すぐに諦めるのはとてももったいないです。

長い目で、じっくりと取り組んでいくとよいでしょう。


お店とお客様との関係は、より一層、深くなっていくはずです。。




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今日も最後までお読み頂きありがとうございました。

読者登録やコメント、ゲストブック以外でも、直接メッセージで励ましや感想などを送ってくださる方も多く、とても嬉しく思います。


そんな中、ちょっとここ数日、いろいろ考えていることもありまして、、、


近々重大発表としてお知らせするかもしれません。。

少々お待ちくださいませ・・・



それでは、次回もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


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