平成29年4月14日、私の弁護士登録40周年記念の祝賀会を12名の弁護士の弟子たちが集まって催してくれた。その上、琉球松と大島紬の衝立を記念品としていただいた。大島紬は非常に質のいいもので芸術品でもあると思う。

 

こんなうれしいことはない。みんな、頼もしいプロフェッションたちであり、非常に忙しい金曜日の午後に、群馬や福島からも駆けつけてくれた。 27年目の弁護士から3年目の弁護士まで12人も勢揃いすると壮観でもある。
  
私は思えば、いい時代に弁護士になった。私は弁護士になった頃、弁護士は1万1000名だった。今は3万9000名近くになっている。これからも弁護士人口は増加の一途をたどることになる。

 

私は良い先輩に恵まれた。一緒に事件処理をするよう誘い受けて参加し、その仕事を先輩と共同作業することによって先輩から事件処理の精神と技術教えられた。また、私的交流の場でも、話し下手で、下戸の私を先輩は実にうまくカバーしてくれた。音痴の私を無理に歌わせたり、無理矢理飲ませることも全くなかった。そんな先輩から伝えられた良い伝統を後輩にできるだけ伝えるように努めた。弁護士としての職務については、私のありのままを伝えるしかなかった。格好のつけようもなかった。


弟子たちは数年を経てそれぞれ独立した。そして、私はいつしか、「鹿野一門」と言う名前を聞くようになった。 鹿野一門は、私の誇りである。

 

40年は、過ぎてしまえばあっという間である。
積み重ねた日々は膨大であるが、基本は同じ日の繰り返しでもあった。
一日をどう過ごすのかとの問いは、一生をどう過ごすのかと同じ問いでもある。


 

──────────────────────────────────────


鹿野法律事務所オフィシャルBLOG-鹿野バナー

法律問題が生じたら、まずは当事務所の

弁護士にご相談ください。

鹿野・森田法律事務所

http://www.kano-lo.jp

──────────────────────────────────────