古い建物の場合、

各家庭別に水道代の請求が来ず、

建物一つでいくら、

という風に来ます。

 

 

一戸建て住宅の場合は

全体の水道代÷(各家庭の家族の数×一つの建物に住んでいる家庭の数)で

一人当たりの水道代が割り出され、

各家庭には、家族の人数分を掛け算した金額が

請求されます。

 

 

時々、ここの家は洗濯物が多いな、

とかいうことになれば、

0.5~1人分、追加されたりします。

 

 

現在、私が住んでいるビルラは

それでも各家庭に計量器があるので

今月分の数字から前の月の数字を引き、

1メモリ当たり1000~1500ウォンで計算して集金します。

 

 

以前、書いたと思いますが、この集金がなかなか面倒でして、

私たちが引っ越してきたばかりの頃は

402号室の奥さんがまとめてやっていてくれました。

 

その方が引っ越しをして、誰もやりたがらなかったことから

ある日、水道局の方から

“滞納しているので水道止めます”

という知らせを受けた、不運な奥様が

“みんなで当番制で回しましょう!”

と当番で集金することになり、

階段と中庭の掃除の業者も雇うことにして

その金額もみんなで割り勘することになりました。

 

 

それなりにうまくいっていたのですが

ある日、やる気満々のご主人さんのいる家族が引っ越してこられ、

“掃除の業者がいい加減すぎる!変えましょう!”

と変え、

その方の前の当番の家庭が

計算能力がないのか集金がうまくいかず、

引っ越してきたばかりのやる気満々のご主人さんが

“私が管理しましょう!その代わり、掃除の業者に払う分は

 うちは集金しないでください”

と言い出したんです。

 

 

人の良い、うちの旦那は

集金がうまくいかなかった奥さんを助けているうちに

引っ越してきたばかりのやる気満々のご主人さんとも意気投合して

“それじゃあ、私が住民たちの合意を集めましょう!”

と、旦那が夜な夜な、やる気満々のご主人さんと一緒に

各部屋を回っていたんです。

 

 

さて、それから三か月後。

 

 

やる気満々のご主人さんが呼んでいる、

ということで旦那がその家庭を訪ねに行ったんですが、

帰ってきたら、手に水道の集金帳を持っているじゃないですか。

 

 

聞いてみると、

やる気満々のご主人さん、

住民たちがあまりにも非協力的なので

やる気がしぼんでしまい、

さらには、計算も合わなくて

自分が6万ウォンも損したと言って

“やっぱり当番制にしましょう”

とうちの旦那に集金帳を渡してきたそうです。

 

 

で、不思議なのは

6万ウォン、損したと言いながら

集金袋の中には5万ウォンの残高が残っているんだそうです。

 

 

まあ、たぶん、計算がどうにも合わなくて

もらうにもらえないお金なんでしょうけどね。

 

 

まあね~、こうなると思っていましたよ。

 

 

当番制がうまく回っていたんだから

下手にやる気を出さなければよかったのに。

 

 

というのは、

自分にも当番が回って来るとなったら

自分が当番じゃない時もいい加減にやらないじゃないですか。

 

 

だって、自分が当番になった時に困りますものね。

 

 

これがいやで引っ越してしまう人もいるようですが、

(隣の老夫婦は、集金なんてできないと、

 自分が当番の時はお土産を持ってきてうちの旦那に任せてしまいます)

怒鳴り声とか聞いたことないので

それなりに皆さん、うまくやれていると思うんですけどね~。

 

 

時には、うちの旦那に押し付けようという人もいますが、

一人がやると、うまくいかなくなるので

それは絶対にやらないように!と念を押しています。

 

 

ちなみにうちの場合、

集金+計算は旦那。

振り込みは私、と役割分担を決めています。^^