失楽園で有名な割烹・三亀のご主人・南條さんにインタビュー!
さて、今日御紹介するのは、数年前に話題になった、失楽園にも出演する銀座の割烹・三亀の店主南條さんです。
高校の先輩が一度お昼(1900円位)のランチをごちそうしてくださいました。
その時の会話が忘れられず、今回、企画を通してもう一度インタビューさせて頂きました。
南條さんのモットーは
「ほんとうのおもてなし」
を追求すること。
商人と実業家は違うといいます。
店主自ら客に声をかける。
「おかわりいかがですか?」
「新しいおしぼりをお持ちしました」
同じ行為でも、気持ちが入っている人と入っていない人とでは差が出るといいます。
いくら丁寧なコトバでも、心のこもったコトバでないと、響かないですよね。
昔、自分は悩んでいた時がありました。
そんな時、ごちそうになった三亀のランチ。
南條さんはこんな話をしてくれました。
「昔、店にスチュワーデスのお客様がいらっしゃった。
私は、ずーっと、こんな狭い店の中で商いをしているから、色々な海外を飛び回る彼女に、色々と世界を駆け回れていいですね、と語りかけました。
そしたらお客様は、そんなことはありません。働いている場所は、飛行機の中だけで、とても狭い場所なんです」
サラリーマンも
料理人も
歌手も
皆、結局働いている場所は自分の周りだけで、とても小さな存在なのだ、ということを教えてもらいました。
また、
「一流のお客様が自分を一流に育ててくれる」
と言います。
例えば。
「新しいおしぼりを持ってきたときに、お客様がどう返すか?これを一つ見ても、よくわかるのだよ」
「一流のお客様は、中に折って、手をつけてない方を外にして返してくれる。
お客様の気配りに対して、料理人はそれ以上のもてなしに応えないといけない」
そんな南條さんは、ある、「本質的なコトバ」をメッセージとしてくれました。
「これがなきゃやってらんないね。おりゃあ結局これが大事なんだ」
さて、その南條さんのコトバとは?
是非一度、三亀を訪れてみてください!