ふらっと病院帰りによった駅の小さな本屋で、今、話題の経済評論家のKさんの特集が興味深かったので、思わず日経マネーを購入。


元々は「プロしか知らない株のセオリー」という記事なのだが、

これを基に、患者としての心得に変換してみる。


書いてあること自体は非常に当たり前のことなのだが、

いざ、自分の身に降りかかると、グラグラしてしまうのだー。


私の個人的な意見で勝手に解釈しちゃうよ!



・病院(医師)による個性を理解しよう!

 大学病院、専門病院、国公立病院、私立病院、それぞれ個性が違います。

 また地域によっての格差も大きいです。

 最初の病院選びも大切でしょう。

 自分のガンの専門知識のある病院を選ばないと、標準治療をご存知ない医師に当たってしまう可能性もあり。


 大病院だからと言って安心しきることはできない。

 あくまでもそこの医師や組織がどういう目的で治療をやっているか、見極める必要があり。

 もしかして小規模でも先進的で良心的な治療をやっているかもしれません。


 (ただし、初めてガンになった人には何が標準治療だか、病院の選び方なんて選べ!といわれても、

  わけわかんない可能性が大きいよね。)



特に、今回の記事で面白かったのが


「個人がプロに勝つための7カ条」



1、現実的な回復の目標はどこ?

  (一応、5年再発しなければ、リスクが減ると言われているが)


  欲張った目標を立てると、違った場合が厳しいよね。


  一所懸命治療しても再発したり悪化しても、自分を責めたり悲観したりしないようにする~。



2、つまんねー情報で右往左往すんな。

  自分自身の判断基準を持て!


  できるかぎり、セカオピやマルチオピニオン、例えば、外科だけじゃなく放射線科

  同じ医師でも違う立場の意見を聞いてみよう!


  いろいろ調べて、自分の頭で考えて決断しよう。



3、損切り


  治療での損切りは「副作用」にあたるのでしょうか。。。

  医者や病院の質に問題があれば、それは去りましょう。


  どんな薬や治療でも副作用はあります。どこまでが許せるのか。

  どこまでのダメージなら自分は受け止められるのか?



4、 時間を味方にせよ。


   今できる最善の治療、あるいは敢えて治療をしないなど時間を味方にする。


   現行の決まりではできる治療でも、来年からできなくなるかもしれない。


   逆に、今は未承認や新薬や新しい治療法でも近々身近にできるかもしれない。

   そこまで自分の気力、体力、経済力をどうやって持たせるか。


   情報を得ましょう。可能であれば、それを他の人にもフィードバックして

   相互に情報交換できたらなお良いかな。



5、 治療をする医師の考えをよく理解せよ。

   信頼する医師ならば、その先生の治療の意図をよく理解すること。


   その上で、セカオピなり、別の治療法を検討し、吟味すること。


   治療してゆくと効果があったりなかったりとそのつど状況が変化するので、

   変化に対応しながら治療を決めてゆくこと。



6、 エビデンスに基づいて治療せよ。


   治療ガイドラインをまず確認せよ。

   (病院によってはえらい昔の治療法をやられることもあるらしいよ)

  

   変な弱みに付け込むような療法にひっかかるぐらいなら、何もしない方がまし。

   (逆に悪化の恐れがあるため)



7、 副作用を怖がらない。ただし、後遺症などもしっかり把握して!


   私は正直言って痛い治療や苦しい治療したくないです。


   しかし、一時的な苦しみであるならば、我慢しなきゃいけないのかな。


   ちゃんとした病院ならば、無茶な治療は普通しません。

   (しかし、それはよく観察しないとね!)



ここで、印象的な言葉として「リスクとの付き合い方に成熟してください」


私的に付け加えると「どんなことであれ、避けられない死についても徐々に向き合っておいたほうが、良いのでは。それがどうやって生きるという事を考える根源、治療方針などについてもぶれにくくなるのでは」ということです。