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兼元知大のブログ

株式会社ブレインワークス
コンサルタント 兼元知大です。よろしくお願いします。

皆様

こんにちは。
すっかり春ですね。夏日になる時もちらほら。
いよいよ活動的な季節になりました。
もっともっと動いて行きましょう!!!


さて、前回まで営業を女性が好む職業に変えるには?をテーマで書いてきました。
今回も前回までの続きで「何を、どのように」行えば、「女性の持っている力」を「営業に向くように」引き出すことができるのか?」を書いていきたいと思います。

手前味噌ながら弊社がプロデュースしたセミナー(「営業女子力UPプロジェクト」)によって、(営業経験の無い)「普通の女性」が「営業職として成果を出す」ことに成功した例をお話しました。
このブログを読んで頂いている方からも「絶対、営業の経験者だったのでしょ!」と断定口調で仰られたりもしました。
当然そう感じると思います。
「セミナーにでるだけでそんなに変わるのかな~?」と。

でも、事実はこの「セミナーだけ」で前回書いたとおりで営業経験の全くない方々が変わっていったのです。

では、何を行ったのか?

営業に必要な要素ってなんだと思いますか?
以前営業のイメージでこんなことを書きました。

「体育会系」
「声が大きい」
「強引」
「気合と根性で頑張る」
「足で稼ぐ」

これらは皆様も同じだ考えると思います。

しかし現実には全く上記の型にはまらない「営業らしく無い女性」が営業として大活躍している事例が非常に!多いのです。

「見た目も柔らかい。」
「物静か。」
「控えめ。」

こんな印象の方々です。
ということは。声が大きくなくても、体育会系で無くてもOKだということなのです。

そのためには。
「営業とは何か?」を解き明かす必要がありますよね?!

営業とは何か?
簡単にいうと私はこう考えます。

営業=確率をあげること。

いかがでしょうか?

即ち、営業とは(営業に限りませんが)、いかにして「お客様にご納得いただける確率をあげる」作業なのです。
では、この場合の確率を上げる。とは何なのでしょうか?

あなたは、ご自身が「全く欲しくないモノ」に対して、それがたった100円だったとしてもお金を払ってそのモノを買いますか?
私は「NO」です。
絶対に買いません。

欲しいモノが「明確になったとき」、それに見合った対価なら払いますよね?!
喉が乾いているからコンビニでお茶を買うのです。
喉が全く乾いてもおらず飲みたくもないのにお茶は買いませんよね?!

営業も同じだと考えます。
お客様が欲しているモノ(先程から「モノ」と書いています。これは物質的な意味だけでは無く、サービス的な意味も同じだからです)、あるいは欲するであろうモノを「お客様の欲しいだろうタイミング」で「お客様に提供すること。
これが営業なのです。

このお客様が欲しいモノを欲しいタイミングで提供する「為に行う行動」そのものが
「営業の確率をあげる」行動になるのです。


確率にはもう1つの意味もあります。
即ち
「母数からの成約率」です。
例えば、100人の見込み客がいるとします。その中からご購入いただいた方が10人だとしたら。
確率は10%。
この10%が変わらないとしたら・・・。
営業が行うのは
「母数を増やすこと」
に集約されますよね??

今までの営業はこちらの考え方を前提としておりました。

もちろん「母数を増やす」ことは非常に重要で意味のあることです。
でもより「効率的に」お客様を増やした方が仕事も楽しくなっていきますよね!

これを科学的に教えたのが「営業女子力UPプロジェクト」なのです。
科学的に営業を実践すれば、
声が大きくなくても
体育会系でなくても
気合とは縁のない生活をしていても大丈夫なのです!

これを前述の営業経験の無い女性の皆様に教え実践していただいたのです。

つまり「誰でも優秀な営業」になることが可能なのです。
今までの経験で話をします。
どの会社にもトップセールスと呼ばれる優秀な営業担当がいます。
そのトップセールスと下位のセールス担当との間は売上で3倍程度は違う場合が多くあります。
しっかりとした研修を受けていただければ、その差は僅か2割程度まで縮めることが可能だと思っております。
つまり
「誰でもトップセールスマンの80%の成績ならあげられる!」ことになりますね。


さあ!
ますますよくわからない話になってきました(笑)。

次回からは
確率を上げるための営業のテクニック等について書いてまいります。


それでは。また来週!










皆様

又々「女性の活躍」の続きになりますよ。

では早速!

手前味噌ながら昨年、内閣府の認定(平成27年度地域における女性活躍推進モデル事業)を受け、大阪市の協力もいただき
「営業女子力UPプロジェクト」を立ち上げ実践してきました。

これは前述のように「女性がキライな営業」を「女性が好む職種」に変え、且つ営業として「成功していただく」プロジェクトなのです。
このプロジェクトプロデュースとテキスト執筆およびメイン講師をすべて弊社ブレインワークスとして私が行いました。
このプロジェクトは元々今回のシリーズの冒頭で書いたとおり「女性を応援する」立場から考えついたものになります。
世の中には、働きたくても「自分に合った」働き口が見つからない、あるいは「働き方がわからない」女性が沢山いらっしゃいます。
そういった女性を「営業」を切り口に応援したい。そんな思いから始めた企画なのです。
特に「シングルマザー」。
頑張っている女性は応援しなければなりませんよね!!

講座の内容はSTEP1からSTEP4まであり
STEP1が座学、STEP2が座学+ロールプレイング、STEP3がインターンシップ、STEP4が就職サポートとなっておりました。
STEP1とSTEP2で計28時間の授業です。
結果、
営業に対するイメージの変化では
「変わった」が57.9%!
「やや変わった」が31.6%
で計89.5%!の方が「営業に対するイメージが良くなった!」
とお答えいただいたのです。
営業職への意欲では
「挑戦してみたい」が83.3%!
「少し挑戦してみたい」が16.7%
つまり「全員が営業職に挑戦してみたい!に変化しているのです。

受講生の方々は元々営業職にいた方ではありません。
このブログで書いているような「普通の感覚を営業に対して持っていた」女性たちなのです。

でも、営業に対するイメージがよくなっただけではダメですよね?!
なんらかの「成果」が必要になりますよね!
この意味ではどうだったか?
「講義中に学んだことを活かして、仕事などで成果を感じることができた」
に「あてはまる」と「だいたいあてはまる」で合わせて80%の方が成果があった!と回答を頂いているのです。

更に、営業スキルがアップしたかどうか?の質問に関しては83.4%の方が「アップした!」とお答えいただいています。

回答の中には、
「事務職でしたが、成果を試してみたくて、上司にお願いし営業に行かせてもらいました。すると、いきなり250万円の契約がとれてしまいビックリしてます。」
こんな声もありました。

では、皆様はこんなことを考えられると思います。
「この企画(営業女子力UPプロジェクト)の参加者は元々の営業に対する「意識」や「センス」が高い人ばかりだったのでは?」

当然ですよね。
しかし、現実には全く違います。
営業という職種に対して「マイナスの気持ち」をもっていたり、他に仕事が無いから「仕方なく」の受講だったり、「派遣切りに合いやむなく」だったりの方が多かったのです!
(*こういった声をまとめたレポートは弊社以外の方が実際にまとめ、内閣府への資料として提出させていただいております。もし、詳細にご興味がある方は連絡いただければお見せいたしますよ!)

どうでしょうか?
ホントに営業経験も無く、営業に対してマイナスイメージを持っていた女性の方々が見事に!変化し、成果を出せれているのです。
これが「女性が持っている力!」なのです!!!

私が行ったのはこの「女性が持っている力」をどうすれば引き出すことができるのか?を体系的にまとめ、それを参加者に伝え、彼女たちの「お手伝い」をさせて頂いただけ!なのです。

嬉しいですよね。
こういった仕事をしていると参加者からのこんな声が最も嬉しく感じるものです。

さあ!
それでは、「何を、どのように」行えば、「女性の持っている力」を引き出すことができるのでしょうか?

これは来週にしましょう!

皆様

こんにちは。
今日から4月!本当に早い!
ようやく春らしい陽気にもなってきて、いよいよ!ですよ!

さて、
前回まで「女性が優秀であること」「女性の活用が非常に重要であること」「営業は女性に向いていること」を書いてきました。
そこで今回は
「いかに営業職を女性が好む職種に変えていくか?」をテーマに語ってまいりましょう!

「営業は女性に向いてはいるが、女性は営業職を選ぼうとしない」のはご理解いただけたことと思います。
それではどうすれば「適材適所」を実現するために営業職を女性が好む職種に変えることができるのでしょうか?

営業のイメージ
営業マン(ここではあえて男性中心の職種として「マン」という言い方をさせていただきました)のイメージって皆様どんな感じですか?
イメージを羅列して行きましょう。
「体育会系」
「声が大きい」
「強引」
「気合と根性で頑張る」
「足で稼ぐ」
「ノルマがきつい」
「昼間にさぼっている」
こんな感じでは無いでしょうか??
これらの多くが「マイナスイメージ」であるのです。

ホントでしょうか?
本当にこんなマイナスな面しかなければ世の中から「営業マン」はいなくなってしまう・・・。
ところが営業マンはいなくなるどころか活躍している方も非常に多いのも現実なのです。

これは心理学的にも説明がつきますね。
「人の不幸は密の味」
なんて言葉。聞いたことはありませんか?
まさにこれなのです。
「人の失敗や間違いなんかのマイナスのことの方が拡散しやすい」のです。

これに反して営業として成功した人は自分の成功をあまり語りたがらない傾向もあるようです。
なぜかと言うと営業で成功した「自分のノウ・ハウ」を人に教えてしまうことになるから。
だからインターネットやメディア上では人の不幸が多く溢れることになるのです。

しかしですよ。先程も書いたように世の中には成功している「営業」は女性も含めて非常に多くいらっしゃるのです!
私の今までの経験からで恐縮ですが(データが取れ無いので)、営業での成功者数はむしろ女性のほうが多いと感じています。
これは営業としての成功比率としては女性のほうが高い、のではなく絶対数として女性のほうが多い!ということなのです。

これをまとめてみると
「営業という職種では応募は女性のほうが圧倒的に少ない。にも関わらず女性の成功者の方が多い」
となります。
仮に数値で表してみましょう(感覚値を数値化するのは難しいのですが、あえて行ってみますね)
条件として営業としての成功者数を男性と女性を同数(絶対数として)と仮定します。
営業の方が100人いるとしましょう。
すると営業の方の数は男性80人と女性が20人となります。
(80:20で前回統計データとして出しました!)
この中で成功している男性営業マンは10人。とします。女性も同数ですから10人になりますね。
ところが女性の営業は男性に比べて数が圧倒的に少ないので女性は20人中10人が成功している!
こんな感じになるのです。
これ感覚値とも近い感じになります。

いかがでしょうか?
再度まとめてみましょう。
「確かに男性の営業マンは厳しい状況にある場合が多い。ところが、女性の営業の方はその多くが成功している!」
となるのです。

そうすると、多くの方から
「そんなことはわかっている!じゃあ具体的にどうすれば女性に素晴らしい営業となってもらうことができるのか?が知りたいんだ!」
なんてお叱りをうけます。(でもその通りですよね!)

その具体策として、来週からは「どうすれば営業を女性が好む職種にすることができるのか?」を書いていきましょう。


4月のSTARTです。一緒に頑張っていきましょう!!
皆様また来週!!
それでは。


皆様

1週間ぶりです。
先週はインフルエンザにかかってしまっていました。
高熱を出してしまっていたりとかでちょっと疲れる週でしたね。

さて、早速ですが前回の続きに入りましょう。
「女性の活用を考える & 女性の活躍の場とは?」の1回め書きましたね。
今日のその続きになります。
前回こう書きました。

「女性のほうが働く効率が良い。
この女性のパワーを企業が使わない手はない。」

そうなのです。実は女性の管理職割合が多い企業ほど労働生産性が高くなることがわかっているのです。
しかし、現実的には企業はこの「女性のパワー」を十分に活用しているとは言いがたい状況にある場合が多いのです。

「女性のパワー」とは何なのでしょうか?
仕事を進める上で大切だと考える要素があります。
その内の大きな1つが
「コミュニケーション能力」
で、あることは皆様も同意していただけるでしょう。
では、このコミュニケーション能力とは一体何なのでしょうか?

「コミュニケーション(communication)とは「さまざまな情報内容」を「さまざまな手段」で「伝え合う」ことを総称する言葉です。つまり「意思・感情・思考などのさまざまな情報内容」を「言葉・身振りや手振り・表情・通信技術などのさまざまな手段」を用いて「互いにそれらを伝え合う」ような状況が、コミュニケーションと総称されるわけです。」*三省堂ワード・ワイズ・ウェブ

即ち「お互いに伝え合う」ことがコミュニケーションであるのですね。
この能力が男性よりも女性の方が高いことは同意していただける方が多いのでは無いでしょうか?

では、仕事の場面でこの「お互いに伝え合う」といったコミュニケーションを最も必要とする場面はどこでしょうか?
もちろん全ての場面で重要な能力であることは間違いないのですが、最も重要さが現れる場面は
「営業」
では無いでしょうか?

それでは、次にこの営業を軸に考えてみましょう。
1.女性はコミュニケーションが得意
2.営業はコミュニケーション能力が重要。
ということは
「営業=女性に向いている職種」
ということになりますね。
事実私の知り合いのスーパー営業は女性の方が多いのです。
ところが、現実には女性には営業という職種は全く!人気が無いのも現実です。

なぜなのでしょうか?
その前に前回書いた有効求人倍率を見てみることにしましょう。
事務職の有効求人倍率はたったの0.24であることを書きました。
しかも女性の応募の方が多い。
すなわち女性にとって「非常に狭き門」なのですね。

営業はどうでしょうか?
営業の有効求人倍率はなんと「2.16」なのです!
つまり求職者1人に対して2.16社からオファーが来ている状況なのです。
これは完全な「売り手市場」になります。
しかも!男性と女性の応募比率は
男性:女性=80:20
になっているのです。
女性にとってはまさに「圧倒的有利」な状況があるのです。

「自分にはどんな職業が向いているのだろう?」
「自分に向いている職業につくことは出来るのだろうか?」
誰でもが一度は考えたことがある問いでは無いでしょうか?
自分に向いている職業がしっかりとわかっていて、且つその職業につけるとしたら・・・

私なら迷いなくそれを選びますね(笑)。

でも現実には女性の皆様はその職業を選ぼうとしていないのです。
それが
「営業」なのです。
もったいないですよね?!

企業側も同じなのです。
昔からの固定概念にしばられ、
女性=事務職しかあたえない状況を作ってしまっているのです。
(事務職は悪いとか、事務職の方が下とか言っているわけではありません。得手不得手の話しだけで、事務職もとても重要な職種ですよ!)

しかも、
女性=腰掛け
でいずれ結婚し、子供を産むので重要なことは任せられない。という考えの方も多いのです!

完全にナンセンスです。
だって、女性の方が「労働生産性が高い」ことがデータとして出ている訳です。
ちなみに簡単な算数を行ってみましょう。
「1 : 1.2」
これは1年間で得られる何かの数字だとしましょう。
この差がどれくらい広がっていくのか?
1年目=1.2倍
2年目=1.44倍
3年目=1.73倍
4年目=2.07倍
5年目=2.48倍
6年目=2.98倍
7年目=3.58倍
8年目=4.29倍
9年目=5.16倍
10年目=6.19倍

たった10年で6倍以上の開きが出てしまっていますね!
もうお気づきでしょう。
この数字はこう言い換えることができます。
「女性の方が男性よりも2割ほど能力が高い場合。10年間トータルで得られる貢献度は6倍もの開きがある」
これは非常に単純化した算数なので現実にはここまでにはならないかもしれません。

ただ、これに近いことはどの企業でも有り得ること。なのです。

しかし、企業側からするとこんな事を良くお聞きします。
「でも、女性はやっぱり結婚し辞めないまでも出産で産休・育休をとるじゃないか?その間をどうやって埋めればよいのか?」

これは現実的にその通りです。
企業はこのことを「最初から折り込んで雇用する」ことが重要になってくるのです。
たった10年間で6倍の開き!ですよ。
22才で就職をして10年たって32才で産休に入る。
でも女性を
「適材適所」で活用していれば男性に比べて6倍の貢献度を達成している。
で、あるならば最初から10年後の産休・育休を折り込んで雇用政策をとれれば全て解決しているはずです。

いかがでしょうか?
では次の課題は女性の「適材適所」な配置ということに成りますね。

そこで先程の「営業」が出てくるわけです。
女性にとって向いている職種である「営業職」を女性が「好む職種」に変えていくことが重要になってくるのです!

又々長くなってきました。
来週は「いかに営業職を女性が好む職種に変えていくか?」をテーマに語ってまいりましょう!



その前に!告知です。
今週17日(木)に神戸三宮において大変おもしろい!セミナーを開催いたします!
「シニアビジネスセミナー」です!
http://www.bwg.co.jp/seminar/2016/senior20160317.html

詳しくはURLをご覧いただきたいのです、弊社代表の近藤の最新著作「もし波平が77才だったら?」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4778203186/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4778203186&linkCode=as2&tag=swpr-22

の内容に合わせて「シニアの活躍」について熱く語ります。
他にも
アクティビジネス株式会社の大西社長
株式会社就職塾の加藤さん
一般財団法人日本カンボジア交流センター大谷代表理事も登場します!

近藤の話は極めて面白いのですが、他の方々からもこれからの日本に絶対に欠かせないとびきりの話しが聞けます!

もちろん現地に私もおりますので、宜しければご一緒しましょう!


それでは!また来週!!





皆様

各方面から叱られている兼元です。
なぜ?ってブログを更新しないから。ですね。
でも安心して下さい!更新しますよ。(古い?)

「営業女子力UPプロジェクト」のことは前回書きました。
この結果発表!と行きたいところですが、それは来週~として、
まずは女性の活躍がどうすればできるのか?について書いていきましょう。

いつもどこでも公言しておりますが、私は女性が大好きです。と言うと「女好き」とかのへんな誤解を受けかねないのですが、女性に対して尊敬の念を持っております。
男女の能力には格差は全く無い!とも思っております。

ではなぜ?日本の社会においては「男性が上位」になってしまっているのでしょうか?
もちろん女性ならではの喜ばしい事情もあります。
「出産と子育て」
ですね。
男性には子育ては可能ですが出産は逆立ちしても出来ません。

この出産と子育てがあるために会社を辞めてしまう・・・。とても勿体無いことだと思います。
会社もこの女性のライフプランを描きながら雇用する場合が多いのです。
つまり「腰掛け」的な仕事しか任せない考え方です。
だいぶ少なくはなってきましたがまだまだこんな感じです。

女性の側も同じなのです。
やはり出産と子育てを行うので、その時期に会社を辞めることを前提に就職をする方が多い。
結果、一旦退職した後に再度就職する時に悩んでしまうのです。
だから過去の私が行った講演等でも女性の方には「会社を辞めないこと」をまずは勧めます。

違う観点から見てみましょう。
先ほど男女の能力には格差が無い。と書きました。
本当にそうでしょうか?
国内外の色々な研究結果が出ております。
その中の1つに「労働生産性」があります。
この労働生産性が日本は「極めて!低い」のです。

どれくらい低いのか?と言うとOECD加盟主要先進国7カ国の中で20年連続の最下位!なのです。
最下位ですよ。それもぶっちぎり。
理由は沢山あると言われておりますが、今回のテーマは「女性の活用」なのでここで語りません。

ただし、こんなデータもあります。
独立行政法人経済産業研究所の山口客員研究員による研究結果によると、
「正社員の女性割合を一定とすると管理職の女性割合が大きい企業ほど、つまり女性正社員の管理職昇進機会が大きい企業ほど、時間当たりの生産性・競争力は増加する傾向が見られること。」
となるそうです。

つまり
「女性のほうが働く効率が良い」のです。
いかがでしょうか?
この女性のパワーを企業が使わない手はありませんよね。
では?企業はどうやって女性の能力を活用すれば良いのでしょうか?

その前に今度は働く女性の立場から見てみましょう。
先ほど「会社は辞めないこと」と書きました。が、辞めてしまった場合はどうでしょうか?

出産子育て等で会社を辞め、その後再度働く場合、女性の方々が口々に仰るのが
「就職先が無い」ことなのです。
2015年12月の有効求人倍率は24年ぶりの高水準!であると話題になりました。
数値は「1.27」です。
つまり応募1人に対して求人が1.27社ある状況で、この数値だけみると「売り手市場」に見えます。
ところが、正社員有効求人倍率は「0.80」で逆転します。
つまり応募1人に対して求人が0.8社。この状況では「買い手市場」になるのです。
これでもかなり良い状況なのは間違い有りません。

ところが多くの女性が望む職種は何か?というといわゆる「事務職」になるのです。
この事務職の有効求人倍率はなんと「0.24」(2013年)にまで低下してしまうのです!!
つまり
「100人の応募に対して求人はわずか24社」
しか無い状況になっているのです!
しかも。応募者の男女比率は
女性:男性=61:39 で、女性の応募が圧倒的に多い!のです。
つまりいくら景気が改善しても女性が望む事務職は非常に狭き門。なのです。

その就職が難しい状況を女性の立場で「如何に打開するか?」がポイントになってきますね。

長くなってきましたので、続きは来週書きましょう。
来週は
「企業はどうやって女性の能力を活用すれば良いのか?」
「女性は就職難をどうすれば打開することができるのか?」
について述べてまいりましょう!!

では又。