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とりあえず、作者読みしちゃう私ですが
最近は恩田陸さんにはまってます。
はまったきっかけがこの「光の帝国」です。
ある特殊な能力をもった一族が日本にいます。
その一族の話なのですが・・・・
優しいんですよ。
特殊な能力をもった一族が何かをするってきくと
SFエンターテイメントっぽいですよね。
実際わたしも読むまではそう思っていました。
でもね、どっちかというとその能力故、
いろんな人間の弱さや優しさをたくさん知っている一族なんです。
光の帝国 は短編連作集なのですが
どの作品もぐわーーと感動するのではなく
じんわりと自分を優しい気持ちにしてくれます。
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この一族の話を「常野物語」として書かれているのですが
これは長編です。
これがまた、しんみりと感じさせるんですよね。。
なんていうか悪人が悪い人じゃなくてかわいそうな人に思えるんですよ。
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で、これも常野物語の長編です。
こちらは前2作よりも、悪い人ってのが鮮明すぎて
私としては今イチでした。
もちろんその悪い人もせつないんですがね。
でも2作に比べれば、ある意味平凡な作品です。
もう絶対「光の帝国」はお勧め!
短編で読みやすいし、ほんとに癒されますよ。
心を穏やかにしてくれるファンタジーです。
3作どれから読んでもいいけど
やっぱり「光の帝国」から読むほうがいいとおもいます。
ぶっちゃけわたしは「エンドゲーム」はまあ読まなくてもよかったかも・・・
作家読みの私、現在恩田さんの本を読破中ですが、恩田陸さんに関しては
はっきりと「おススメの本」と「平凡なひまつぶしの本」が分かれます。
後者も悪くないですよ・・ひまつぶしには。
でも読み終わったらすぐ「〇〇〇K OFF」さんに引き取ってもらってます。
前者に関しては、ほんと愛読書になりつつありますし
お嬢にも読ませてます。
とにかく「光の帝国」が今のとこBESTです!