こんにちは。
今日も、お読みいただき、ありがとうございます。
広告デザインを学ぶには、まず、シンプルな広告を参考にすると、いいと思います。
例えば、最近では、アップルの広告ですね。
また、私が好きなDDBの「フォルクスワーゲンの広告キャンペーン」なども、いいと思います。
では、なぜ、シンプルな広告から学ぶかと言いますと、シンプルな分、そこに、デザイン技術が、わかりやすく使われているからです。
そして、それが、見えやすいからです。
シンプルな広告は、非常に、内容が研ぎ澄まされています。
つまり、よけいなものや、余分なものが排除されています。
本当に必要なものしか、表面には出てきません。
したがって、その凝縮されたものに、デザイン的な表現が、十分に使われているのです。
フォントや大きさ、字間から行間、そして、レイアウト。
それらが、本当に最高のものになっているからこそ、シンプルな広告が成り立っているのです。
これが逆に、構成要素が多く、複雑で、メッセージもたくさんある広告だったら、どうでしょう。
おそらく、そこからデザイン的な要素や技術を見つけ、学ぶには、たいへんな苦労がいることでしょう。
もちろん、そういった広告にも、それなりの意味や役割はあります。
しかし、広告デザインを学びはじめる時は、もっとシンプルな構成の広告を、選ぶべきです。
そして、一歩一歩、広告について詳しくなり、高度なデザイン技術を学んでいけばいいのです。
また、この他にも、シンプルな広告から学ぶ理由があります。
それは、シンプルな広告を学んだり、制作したりする時、編集デザインの技術が、ほぼそのまま、使うことができる、という点です。
シンプルな広告の一番の優先順位は、見やすいこと、読みやすいこと、です。
前提となるコンセプトや、ビジュアル・アイデア、そして、コピーライティングは、極限まで、突き詰められています。
そのため、それらの要素を、素直に、まっすぐ、お客さんに、届けてあげればいいのです。
その時に役立つのが、編集デザインの技術なのです。
読みやすく、そして、受け取りやすくする技術である編集デザインが、シンプルな広告を作る時、非常に役立ちます。
そのため、広告デザインを初めて学ぶには、シンプルな広告の方が、わかりやすいのです。
こういったことを考えると、やはり、グラフィック・デザイナーの大きな役割の一つは、「うまく伝えること」だと思います。
コピーライターやアートディレクター、または、マーケッターの考えを、いかに、スムーズに、そして、きちんと、お客さんに伝えていくか。
このような考え方は、広告デザインだけに限らず、他のデザインでも、共通する部分があると思います。
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