「ロジカルゴルフ スコアアップの方程式」(尾林弘太郎著・2012年・日本経済新聞出版社)

 

22歳からコーチを初め27年間、延べ2万人の生徒を教えてきた著者が、疑問に思ったことが一つ。それは、同じ情報を伝えて上手くなる人とそうでない人がいるのはなぜか?

 

考えついた中でたどり着いた結論は、両者の「考え方」でした。上達できない”停滞ゴルファー”は停滞ゴルファーの「考え方」を持ち、シングルゴルファーはシングルになる前にシングルの「考え方」を持っているそうです。

 

ということで、この本では、上達する137の「考え方」をまとめています。

 

そのなかで気にかかったことは、「自分が打った一球を分析し、判断する」です。

 

プロは滅多に同じミスを2回連続でしません。一球のジャッジが働き、次は修正するからです。具体的には ①自分の身体の動き ②クラブの動き ③インパクトを感じること・・・この三つです。

 

停滞ゴルファーにアドバイスすると「そんな難しいことはできません」と皆さん言うそうです。80台でプレーするなら必要ないが、シングル以上になるためには絶対に必要な能力だそうです。

 

「この3ポイントを意識してください。ここでも人間本来が持っている”意識”の武器を活用するのです。不可能と思っても結構できます」

 

身体の動き、クラブの動き・・・二回目は修正できそうですが、インパクトを感じて二回目は修正する、今の段階ではとてもとてもできない相談です。インパクトなぞ一回も感じたことがないのです。いずれできるようになるのでしょうか。