真打ちまでに | 神田松之丞ブログ

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毎月のスケジュールと、演目などを更新していきます。

また、自主興行のテーマなども書いていきます。

今後いっぱい、やりたいネタがある。

あれもやりたい、これもやりたいと。不思議な事に、自分がやりたいネタと向いているネタというのは違う物だ。ところが自然に、結局はお客様が願っている方に導かれていく気がする。誰も何も願ってないかもしれないが。

神田派は世話物と侠客がお家芸だが、こういう芸風も知らず知らずに意識する。入門前から意識はしていた。

連続物でいうと、今持っているのは
「寛永宮本武蔵伝」「慶安太平記」「村井長庵」

そして現在習い中の「畔倉重四郎」「天保水滸伝」

そして今後、真打ちまでに「徳川天一坊」「天保六花撰」「柳沢昇進録」「清水次郎長」

端物では「中村仲蔵」「淀五郎」「柳田角之進」(講談は『角』)「扇の的」「肉付きの面」「阿武松」「お岩誕生」「番町皿屋敷」「乳房榎」「徳利の別れ」「安兵衛婿入り」「勝田新左衛門」「神崎侘び証文」

ここらへんを真打ちになるまでに習いたい。入門13年で真打ちとなると、あと8年ほどか。あぁ、新作ももっと作りたい。

もっとも現実とどこまで違ってくるか分からない。連続物は「義士本伝」にいくかも分からない。すると時間的に「天保六花撰」と「柳沢昇進録」は間に合わない。何せ「義士本伝」は47席もあるから。

芸人として、今後自分をどうもっていくかという理想はある。しかしそれは色々な要素が絡んでくるから、青写真として描きにくい。

ただネタ数だけは言い訳が出来ない。質はともかく。

とりあえず、これだけ覚えていて売れてないと、すげぇ間抜けだなぁというとこまで覚えようと思う。

最近、覚えるのが仕事なんだとようやく気づいた。最大の仕事が覚えるという。地味な作業だ。二宮尊徳だよ。

お客様に満足して頂ける段階に、早くいきたいものよ。

今29だけど33くらいまでに、ステージ2の鍵欲しいなぁ。あのキラキラ光ってるやつ。

このダンジョン、地図ないからなぁー。迷宮だ、迷宮。

敵は多いけど、案内人にはいないし。一鶴先生は裏技でステージ3まで行ったけど・・・

うーん。とりあえず今年は30。馬齢を重ねた。

あと四ヶ月で20代終了なり。