ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム in 京大博物館 | かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

京大博物館で開催されている企画展「ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム」に行ってきました。

「ヴィーナスの誕生」などの名画を所蔵しているイタリアのウフィツィ美術館を最新のデジタル技術を使って再現するという企画。原画と同じサイズで同じ色の絵が、分厚いガラスに遮られることなく間近で見ることができるし、名画と記念撮影だってできちゃうわ。

…しかし、ヴィーナスと並んで撮る勇気はなかった。いろんな意味で。

$欲しがりません書くまでは

笑われるの覚悟で正直に告白すると、初めてフランスに行き、かの有名なルーブル美術館で、有名な「モナリザ」を見たときの感想は、「教科書と一緒だー」でした。自分にがっかりだ!

なのでデジタルだからというわけではなく(言われなきゃ分からないくらい本物の絵みたい)、ヴィーナスの顔見て「illustlator」だー。とか思ってしまったりするのはしょうがないのでした。

でも解説を聞いて、背景を知って、拡大画像を見たり、じっくり眺めたりしていると、絵が全然違って見えてくる。ここは美術館ではなく「博物館」なのだ、と思い出した。観賞だけじゃなく探究心をかきたてられる。もっともっと知りたくなる。こんなふうに超詳細高解像度で絵をデジタル保存する技術の説明も面白くて、理系的にわくわくする展示でした。

こんなふうにいろいろ知って、イタリアに行って、本物を見たら、感慨が湧くのだろうな。

400円でこんなに楽しめるのは、絶対お得です。常設展も楽しめるし。

常設展、わたし大好きで、院生時代は結構通ってました。珍しい標本や虫や霊長類の系統だった研究結果やら化石やら、古い道具類やら。空間もすごくよいです。ミュージアムショップも面白い。

3月17日まで開催です。

そして、もし来られた際は、せっかくなので、博物館の道路挟んで向かい側(ちょっと南)のショップルネの書籍コーナーで「月野さんのギター」のサイン本見つけてください。

あと、たぶん、2月25日以降に行くと「偽・折田先生像」が見れます。時計台がある敷地の南側の門の中。今年は何の像になるんだろう。妖怪人間ベムのベロくんとか、どうでしょうか。どうなんでしょうか。当てた試しがないけど。