ダ・ヴィンチ・コードを観て一番驚いたのはこの人(動画) | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

ダビンチ世界的大ヒットとなった作品、原作は1千万部という驚異的ベストセラーではあるが、このように売れている本が全て良作とは限らない。本を読まずに前評判だけで映画館に足を運ぶ人は多い。映画のCMもTVで盛んに行われ、観客動員数を増やすてこにもなっている。CMでは当然の事ながら褒めちぎりシーンのみがオンエアー。原作を読まずにこの映画を観ると頭は混乱するだけで複雑な迷路に迷い込んだスクリーンの旅人気分に陥るから気をつけろ。中国に続きエジプトでも上映禁止。更に本そのものが販売中止に追い込まれている。宗教を扱った(主にキリスト教)作品は数多くあり、名作と呼ばれる映画も過去に遡れば数え切れないほどある。イエス・キリスト・スーパースターはロック音楽をふんだんに盛り込んだミュージカルだったし、最近ではメル・ギブソン監督の「パッション」がキリストの処刑シーンが残酷過ぎると話題を呼んだ。日本は仏教の国であるが、宗教心の希薄な国でもあり、良くも悪くも内容を問わずに受け入れるお国柄となったが、鎖国をし、キリシタンを追いやり踏み絵までした国も今では信仰の自由が広がり、意味不明な新興宗教の勧誘が後を絶たない。キリスト教信者或いはイスラム教の国から見ればこのダ・ヴィンチ・コードの内容に当然ながら不快感を抱くのも納得が出来る。ストーリーとしては確かに面白い。キリストも人の子、今で言うならば隠し子の一人や二人いそうなちょい悪オヤジ風か。何れにしろ宗教が絡んでくる作品は反発を招く恐れが充分にあり、それが原因で宗教戦争に発展する可能性も捨てきれない。このまま発禁本程度で治まってくれる事を願うばかりだ。