いよいよ今年も残すところ半月あまりとなった。この一年を振り返って思うのは『心不全で入院』が一度もなかった事が最も喜ばしい事である。入院中のベッド上で徐脈による心停止で全館に『コード・ブルー』のアナウンスが流れ危機的状況であったが、辛くも死の淵から復活!。ペースメーカー植え込み等でバタバタした時期もあったけれど、今、こうして撮影ライフを愉しむ事が出来ている。これも3年前の10月に行った『三尖弁形成術』大成功のお陰であり、執刀医並びに心臓血管外科のチームと循環器内科の医師、看護師さん達、三井記念病院の全スタッフさんに改めて感謝の意を示したいと思う。
心臓疾患が治癒した訳ではないけれど、寿命を延ばして頂けた事は言葉で尽くせぬほど有り難い事である。現在、最も危惧しているのは心臓より寧ろ腎機能である。現時点のeGFR値は19.7とギリギリ透析を回避出来ているものの、検査の度に結果を見るのが怖いくらいである。因みに心不全の指標であるBNP値は1056とかなり高めだが私とすれば許容範囲である。多分2000を超えたら入院になるだろうから、そうならないよう日々の食生活などに気を配っている。それなのに東京タワーの撮影はかなり無茶をしてしっまったと反省している。
さて、今回のコスモスは先に投稿した『秋桜アラカルト』の続編。最初のコスモス撮影から2週間ほど経って再び浜離宮恩賜庭園へ出掛けた。使用したレンズは前回と同じタムロン70-300mmだが、今回はブラックミストフィルターを装着して撮影。ノーマルで撮影するよりも全体的にソフトで柔らかい印象を与え、幻想的な雰囲気を醸し出してくれる。因みに前回の時はクロスフィルターを使用している。
ピンク色の秋桜はネモフィラほどではないが、かなり低い地面に近い位置で咲いているため、花にピントを合わせる時、自分もその場に胡座をかいてしゃがみ込んでの撮影だった。周りには大勢の観光客たちが花の撮影に勤しんでいたが、私のような撮り方をしている人は一人もいなかった。その場から立ち上がる時にバランスを崩し、後ろにひっくり返って尻もちを着いてしまったが怪我をせずに済んで助かった。
そうやって場所を移動しながら撮っていると、20代前半と思われる二人の女性に声を掛けられた。「あのぅ、済みません写真撮って頂けますか?」と、私にカメラを差し出した。良く見るとなんとNikonだった。「あ!同じNikonだね」と言いつつ型番を見るとZ50。手に持ってみてその余りの軽さに驚いた。装着されていたレンズはZ40mm、「このレンズ僕も持ってるよ」と嬉しくなって会話が弾む。私のカメラを女性たちに一旦預けると「うわ!重い…」と驚きの表情を見せた。多分、自分たちのカメラより2倍はあると思っただろう。そして数枚撮ってあげて笑顔で別れた。
前回、和服美人の後ろ姿のphotoをアップしたが、今回は外国の美人さんの横の姿。ショートの髪がよく似合う格好良くて素敵な女性である。今年はポートレートを撮る機会が結構増えて、自分の写真の選択肢が広がってとても良かったと思っている。来年もこの調子で出会いが増えて欲しいものである。















































