長野市 下水道長寿命化計画 下水道総合地震対策計画 | 長野市議会議員 金沢あつし

長野市 下水道長寿命化計画 下水道総合地震対策計画

2013年7月5日(金曜)

本日、信濃毎日新聞に”下水道「長寿命化」へ計画”という記事が掲載されました。内容は文字通りで、昭和20年代から敷設され、50年以上経って老朽化した下水道管を補強し、さらに施設の寿命を50年延ばすという計画です。先日、市側が提示した資料です。↓
長野市議会議員 金沢あつしの時事通信-下水道1
↑ 長野市の下水道管渠は総延長2,404km!、そのうち昭和28年~36年に敷設された32kmを平成32年までに改修する予定。予算は32億円。(画像をクリックすると拡大します。元の画像がA3サイズなので見難いかもしれません。詳しくご覧になリたい方はご連絡ください)
長野市議会議員 金沢あつしの時事通信-下水道2
↑ 管の工事法の説明。現在の管の内部に樹脂製のパイプを密着させて補強します。管を地中から掘り起こして別の管を入れるよりは安価。

長野市議会議員 金沢あつしの時事通信-下水道3
↑ こちらは「長野市下水道総合地震対策計画」。未耐震部分の耐震化の実施、地震の際に液状化によってマンホールが地中より浮上する可能性のあるものの浮上防止。事業費は2億79百万円。
長野市議会議員 金沢あつしの時事通信-下水道4
↑ 「長野市下水道総合地震対策計画」の事業計画図。

戦後に作られて老朽化した施設は下水道に限らず、上水道や橋梁等多くの施設があります。今後は、新たに施設を作るよりも、現在の施設の維持や再投資が優先される事例が増えると想定されます。現在、市は長野市版「公共施設白書」を作成しており、各施設の実態を調査しています。
施設改修の優先順位を決めなければなりませんが、さらに場合によっては赤字施設の閉鎖?といった厳しい意思決定も必要になってくると思われます。