第4話「外科室/泉鏡花」
 
晶子(長女)だけ自分の母の姿を覚えてないのか。
これは後々伏線になるのかな?
 
「目で見るよりも言葉で」ねえ。
これに悪態をつく藤尾(次女)www
 
 
妄想部分。
 
泉鏡花、物凄いなw
麻酔無しで開胸手術という発想!
しかも、患者が断固麻酔を断るって。
 
麻酔にじかかって、
うわ言で惚れた男(執刀医である高峰)の名を
口にしてしまうことを恐れる夫人。
 
うーん、これを押し通して、
(恐らくは)説得力のある文章にまとめるんだから
泉鏡花凄いな。
 
妄想部分は「一瞬と永遠についての物語」
 
病院で医師と患者として出逢う9年前。
道すがら、すれ違った瞬間に互いに恋に落ちた「一瞬」と、
愛した男になら、麻酔無しの手術で殺されたってかまわない
(むしろ、殺されたがってるんじゃなかろうか)
という、「永遠」。
 
 
…「海神別荘」を(サクラ大戦の)舞台で観ただけの
泉鏡花知識しか持ってないんですが、
泉鏡花ってのは根底に
「愛する人の手で殺されたい」っていうのを
抱えてるんですかね?
 
 
話戻して。
 
壮絶な(ちょっと面白いw)手術シーンを通して、
やはり壮絶な愛が描かれ、
高峰は夫人の後を追って自殺してしまうワケですが、
これが父と晶子の母との関係をなぞらえているのだろうか…。
 
藤尾が高峰を父になぞらえるのは自然な思考の流れだと思うが…。
 
父が死んだ時間で止まってる時計、というのは
トンデモで笑ったwww