40代の女性、Oさん。
小学校の頃から、顔を上に向けると首が痛くて、体ごと反らすようにしないと
上を見ることが出来ないと仰る。そして、最近、無理に顔を上に向けると
今度、戻す時にも痛くて、手で補助しないと戻らない、なので洗濯を干したり、自分の背よりも
高いところにある物を取るときが辛くて、何とかして下さいとの事。
まぁ難儀でした。
実際に首の動きをやってもらいましたが、ホントに上にはほとんど動きません。
またそこから戻そうとすると「イタタタ」で手でよっこらしょとしないと戻りません。
上を見る動作は、主に足首(距骨)の調整で、真上まで顔を上げることが出来ました。
が、戻す時の痛みが消えません。
色々とやってみるも、ほとんど効果なし。時間は過ぎていくし、焦ってくし
そんな私の様子を察してか、Oさんに「すみません、ややこしくて。」と言われる始末。
これは何が何でも何とかしなければ
で、何とかなりました。
首を上に向けるとき、僅かながらC2とC3が右にずれるような動きがあった(ような感じがした)ので
直接C2、C3をずれないように軽く押えて、首を上下に動かす動作を5回ほどやってもらいました。
すると、なんとあっさりと痛みが消えました。
ご本人は痛みなく首を動かすとこが出来てビックリされてましたが、
「まあこんなもんですわ、はっはっはっは...」と言いながら、内心ほっとして、ガッツポーズ。
最後まであきらめないと言えば聞こえはいいが、最後までジタバタでした。
でもそのジタバタが良かったのかもしれませんね。
いい勉強になりました。