距骨(きょこつ) 足首のところにある骨です。
かかとの骨の上にあって、すねの骨が上に乗っています。
体全体のバランスと取る重要は骨なので、どのような症状の方が来られても必ずチェックする箇所です。
この骨が、捻挫や歩き癖やハイヒールを長時間履く等々の影響でずれる事がよくあります。
ずれると体のバランスが狂い、いろんな箇所に歪みが出てきます。
今日来られたお二人の女性。
Aさんは、右腕が挙げ辛い。Nさんは、右の股関節と膝の痛み。
Aさんは、仕事でも日常生活でもハイヒールを履く事が多いそうで、何度も捻挫をされてました。
ずれが大きかったので、直接アプローチ。(と言っても軽い力ですよ)
かなり癖が強かったので少し時間がかかりましたが、腕は問題なく挙がるようになりました。
Nさん、マラソンランナーです。(姫路城マラソン出られますよ)
元旦に日の出を見に、山に登り、下りてくる途中から股関節が痛み出し、
平地から走り出すと膝も痛み出したという事でした。
Nさんは少し外側重心なので、下りのときにいつも以上に足首に負荷がかかったんでしょう。
Nさんの場合は、間接的にアプローチ。(主に手の小指)
施術後に立ってもらうと「おおっ、足裏全体で立てる。親指に力が入る感じやし、痛み大丈夫です。」
との事でした。
距骨は、地味で縁の下の力持ちみたいな骨なんですが、(人間の体の中で一番硬い骨だそうです。)
ホントに重要な骨です。
中々治らない痛みや違和感は、距骨のズレが原因かもしれません。