東宝劇場で宝塚歌劇花組公演『A Fairy Tale』を観る・・・の巻11/10 | 乾パンのブログ

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この前の日曜日は所沢航空記念公園を散策致しますと、その後に日比谷に出でまして

東京宝塚劇場まで宝塚歌劇花組公演『A Fairy Tale-青い薔薇の精-/シャルム!』を

観に行きました。

15時30分公演であります。

 

 

現花組トップスター明日海りおのサヨナラ公演。

宝塚大劇場で観た以来の2回目の観劇。

これが男役としての明日海りおを観る最後の機会となりました。

 

第一感はみりおが痩せ細っていて驚きました。

それだけトップスターって激務なんですねぇ

早く無事に退団して欲しいなぁ・・・っと感じました。

舞台では平然としていますが、裏側では色々と壮絶なんだろうと察してしまいます。

 

それと共に男役トップスターとしての風格と安定感が抜群です。

トップスターに就任した直後辺りは、毎回私が観る度に台詞カミカミで不安定感丸出し。

観ているこちらがハラハラしていましたよ。

ここまで至るには相当に大変だったろうと思いますね。

 

 

感想については前回述べた通り。

2回観ただけでは作品を理解することは出来ません。

考えるなビックリマーク感じろ!!ですな。

 

舞台は19世紀中盤の英国。

妖精はてなマークが主人公の一種の夢物語、おとぎ話です。

でもそこに環境問題という問題提起を突きつけて、ただのおとぎ話で終わらせない・・・

ということですかね。

 

コレだったら舞台を現代(若しくは1960~70年代)にしてもよかったような・・・ですが、

それだとシビアでリアル過ぎますかニコニコ

 

例えばですが・・・景子先生には日本を舞台として水俣病やイタイイタイ病などの公害病を

鋭く切れ込む社会派作品を描いて欲しいなぁグッド!

 

謎の病気」を賢明に追求する青年医師を主人公にして、大企業の妨害をはね除けて

真相追究のために世の中の不正を、国家権力の横暴さを、徹底的に暴いていく、とかさ。

社会的問題提示と娯楽性、山本薩夫監督的作品を描ける宝塚演出家は景子先生しかいないぞ。

 

でもさ・・・宝塚には大企業のスポンサーが不可欠だし実際は難しいんだろうけどねぇあせる

だからこそこの芝居も「夢物語」にせざるを得なかったわけですからね。

 

 

正直、様々な伏線があるんだろうなぁ・・・とは感じましたが、理解出来ませんでした。

野良猫のトムは化け猫だったんでしょうかはてなマーク

謎の老婆ははてなマーク

謎の貴婦人乙羽映見はラストに風の精テーヴァとのネタばらしですが、何の意味があるのはてなマーク

 

難しいなぁ汗

景子先生の芝居は・・・私と馬が合わないようです。

 

前回に観た時に比べて柚香光演ずるハーヴィー・ウッドロックの演技が良い味出していました。

ハーヴィーだけが妖精を見ることができる(他の人には見えない)・・・という小芝居コントね。

思わず笑ってしまいました。

柚カレーやるじゃんチョキ

 

それから作男ニックの水美舞斗の抑えた演技も印象に残りましたな。

大体男性にしか見えないんだもんDASH!

しろきみちゃん演ずる奥方様を敬愛する機微な表情の変化にシビれました。

 

ビックとその愛人かがりりちゃんのゲスな演技も良いなぁ音譜

ビックって目立つしやり過ぎ演技が堪りません。

 

瀬戸かずやの世俗感溢れた社長さんもGJですチョキ

口ひげ姿が格好良い男役です。

 

シャーロットの華優希ちゃんは幼年期から老年期まで

女性の一生を巧みに使い分けて演じていたと思います。

但しね・・・娘役を好きになるって一期一会の出会いがありましてね。

 

私は今の若手娘役だったら舞空瞳ちゃんや潤花ちゃんや夢白あやちゃんが好み。

これは偶々、彼女らの演技を見て気に入ったからです。

そのような機会が華ちゃんにはなかったってなことですな。

それだけです。

 

柚カレー華ちゃんコンビはどうなるんでしょうかね。

取り急ぎハイカラさんは是が非でも観たいです。

チケット難になるでしょうけど本公演ですからねぇ

 

 

ショーの『シャルム!』は稲葉先生の作品。

男役群舞が多い印象です。

落ちそうで落ちないマフラーを肩に載せた男役スーツや肋骨服の群舞が堪りませんなラブラブ!

 

華ちゃんの使い方は・・・まぁこうなるわな。

低音で不安定な歌の後で城妃美伶ちゃんが高音で朗々と歌い上げるシーンがありまして・・・

嫌がらせかよむかっとも感じてしまいました。

 

花組娘役陣はしろきみちゃんが退団しても、華雅りりか・音くり寿・春妃うららと、

それなりに人材はいるのですが・・・

劇団的には「大人の女性」が出来る人がいないとの判断なのかな!!

だからひらめちゃんを呼び寄せるのだろう・・・と勝手に解釈します。

 

やっぱりフィナーレの黒燕尾群舞→ケサラ・ケサラの流れが最高に印象に残ります。

みりおの男役としての集大成にも感じますからね。

 

いままでどうもお疲れ様でしたしょぼん

 

取りあえず感想お終い。

思い出したらまた書きますが。