九品仏川緑道を散策する・・・の巻 | 乾パンのブログ

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日曜日に駒沢公園に行った道すがら、九品仏川緑道を散策してきました自転車

そもそものきっかけは等々力渓谷に行った時 に調べた、国土地理院さんの「谷沢川の河川争奪」のサイト


等々力渓谷方向に源流を争奪された、九品仏川跡を散策してみたくなったのです音譜




現在では九品仏浄真寺の北側にあるねこじゃらし公園を水源として、自由が丘駅の南側を通って、

東京工業大学グランド横で呑川と合流するまで、暗渠化され九品仏川緑道として整備されています。


私が住んでいる久が原から出発ですから、川下から源流に遡ることにしました。





二級河川呑川の状況。

高水敷が失われ用水路状になった典型的な都市型河川。

増水時に転落したら確実に溺死。


両岸を望むと、急坂を伴った河岸段丘が認められ、かつてはどんな地形だったのかなぁ・・・

妄想すると楽しいラブラブ!





東工大横が九品仏川と呑川の合流点ですが、いずれの河川の上流側もここから暗渠化されています。





呑川が暗渠から開渠になる箇所は、黒いシートで被われています・・・何ではてなマーク

皆さん印象的なのか、この箇所を写真に撮ってアップされている方が多いです。





ここが合流点。

私は呑川の上に立っていて、右手側が九品仏川緑道の始まり(というか終点)となります。





東急の高架下から眺めた呑川緑道は・・・かなり整備されていますグッド!





一方の九品仏川緑道ですが昭和50年代に整備されたそうで、ちょっと草臥れた感じ

でも道路の真ん中に緑道があるので大型車は入ってこられない。


散歩するには格好の道ですねぇ得意げ

良い雰囲気です音譜





それが自由が丘駅に近づくと、洒落たベンチがあったりして整備されていますチョキ


なお、自由が丘ってその名前から「丘」だろうと思いきや、自由が丘駅は凹地にあります。

「名前に偽りアリ」の典型的な例。


かつてここらは衾沼(ふすまぬま)という沼地だったそうで・・・

自由が丘駅も、当初は衾駅という知らない人には絶対に読めない駅名になるはずだったのになあせる





自由が丘から上流側は、予算をつけたらしく綺麗なカラー舗装となっていますラブラブ





で・・・浄真寺の裏手に近づくと、木道が渡されその脇をちょろちょろと水流が認められます。

終戦直後の米軍航空写真で確認すると(「goo 昭和初期航空写真 」で検索するといろいろ面白い)、

この辺り一面は昭和30年代まで九品仏池という池だったようです汗

(自由が丘を造成する時に土砂を採取した跡の人工池らしいはてなマーク




ねこじゃらし公園内のココが水源です!!

でも9時~17時までしか流れない川とは・・・\(゜□゜)/

間違いなく暗渠化された九品仏川から揚水して、昼間だけ流している人工の親水施設でんなべーっだ!





なお、九品仏川緑道はねこじゃらし公園で直角に北側に曲がると、

区立八幡中学校のところの道路(世田谷区道 04 A 005号線)でプッツリと切れています。


どうも古写真で九品仏池を眺めているとここらが流入口?らしいので、その名残だと思われます。

でもその写真を見ていると・・・何となく旧九品仏川は北にカーブしてもっと蛇行していたのではないかはてなマーク

と思えるのです・・・

(一番上の地図参照)


河川の河床跡って、航空写真で眺めると、何となぁ~く分かるんですよねぇべーっだ!


取りあえず、ねこじゃらし公園に着いた時点でタイムアップになったので、

駒八通りを北上して駒沢公園に向かいましたが、今度はこの先の谷沢川まで散策してみよっとチョキ