昨日は有楽町の東京宝塚劇場まで、宝塚歌劇雪組公演「Shall we ダンス!/CONGRATURATIONS宝塚!!」を観に行きました。
11時公演です。
わたしゃてっきり11時公演が千秋楽だと勘違いしていました
ショーの幕が降りて、客席の皆さんが帰り始めるのを見て、はぁでした(お恥ずかしい・・・)
11時時点での東京宝塚劇場前の私道は、まだまだ雪が一杯でしたね
「Shall we ダンス!/CONGRATURATIONS宝塚!!」は1月6日公演 以来、2度目の観劇です。
役者の皆さんの演技が「濃く」なっていて、分かり易く面白かったです。
特にドニー(夢乃聖夏)が凄いことになっていまして・・・
ともみんワールドが炸裂してました
最初の方のヘイリー(壮一帆)との銀橋シーンでは、えりたんが少々引き気味だったもんねぇ
それと後ろの皆さんの「小芝居」もなかなか面白くてね。
目に付いていたのはダンススクールでカーディガン着て上手側にいる(多分)大澄れい。
最初にヘイリーがダンススクールに訪れる場面。
エラがカーディガン男にレッスン付けているのですが、その嫌々加減に目線釘付け
上手いよなぁカーディガン男さん
それから髪を後ろに束ねている黒塗り男(多分、香綾しずる)も良い味出していたなぁ(o^-')b
なぜ競技会の後、突然ヘイリーがボールルームダンス(社交ダンス)を拒否してしまったのか
なぜイライラしているのか
最初に観た時は若干だったのですが、今回は分かりました
これは壮さんファンの方のブログを読んで、なるほどと気が付いたのですが、
ヘイリーがボールルームダンスを始めたきっかけは、やはりエラに対する思いというか、
「よこしま」な感情があったのだと思います。
その後、ボールルームダンスにのめり込むきっかけも、エラに拒否された場面から、
エラにいい顔をしたい、期待に応えたいという動機付けだったと・・・
それはヘイリーの妻(や娘)に対する精神的裏切り行為であることを感じており、
家族に「趣味」が知れた瞬間に、これが「引き際」であると自分で察してしまったというわけ。
競技会の後、ヘイリーの家にドニーとバーバラが訪れる場面、
ヘイリーは自分に言い聞かせるように、ジョセリンに言い訳するように、
「いつかは離れなければならないことは分かっていた、気の迷いだった、家族に迷惑をかけた(意訳)」と
セリフを吐きます。
このセリフには主語がないんですよねぇ
ボールルームダンスと共にエラに夢中になってしまった自分の後ろめたさを示唆した
ヘイリーにとっては重い重い独白・・・
それに対するジョセリンは、全てを理解して「愛している・・・信じている・・・」とヘイリーを励まし、
エラに会うことをヘイリーに勧めます。
ジョセリンは精神的に(ちょっと思いこみが激しいけど)強い女性なんでしょうねぇ
この芝居のテーマは「相手を想う気持ち」=「信頼」です。
人生を賭けたダンス競技会でのトラブルで、リーダーどころか、全ての信頼関係を失ったエラ。
眉間にシワを寄せ、殻に閉じこもるエラが、様々な人の出会いで自分を取り戻す。
ヘイリーやもエラだけでなく、みんなが人間的に成長する物語。
良い話だなぁ。゚(T^T)゚。
人間、生きていくためには、フィジカル以上にメンタルが重要なのですが、
それを忘れがちだった自分に気が付きましたぜ
でも・・・実際に「信頼しているから・・・」と言われたら、怖くてなって硬直してしまうなぁ・・・
逆に「何も信頼していないんじゃないか」と穿った考えをしてしまいますね。
実社会で実践するのは極めて危険
宝塚的というか、女性的というか、小柳先生的演出だと感じます。
あと、もう一つ・・・
アルバートさん(未涼亜希)の演技がどうしても納得いかなくて・・・
ちょっとミステリアス過ぎると言いますか
もうちょっと軽い感じで演じても良いンじゃないか・・・と感じてしまいました。
ショーの「CONGRATURATIONS宝塚!!」は藤井先生らしい勢い重視のショー・・・
ゴスペルの部分も、何処かで観たようなですが、まぁ盛り上がりますからね(^_^)v
ショーだと娘役中心で観てしまいますが、早花まこや沙月愛奈や透水さらさ等々が好きだなぁ
さらさは「顔で踊る」部分が多いのですが、個人的には大好きな娘役です。
今回は舞咲りんや此花いの莉は黒塗り通し役であまり目立たなかったような・・・
それから、やっと彩風咲奈と彩凪翔の区別が付くようになってきました
ちょっと童顔な優男が彩凪で、頬が出ているワイルドイメージが彩風。
別々に出てくるとちょっと・・・だけど、一緒の場面では完璧に見分けが付きます
P.S.
早霧せいなって胸元にほくろが2つ並んでいますね・・・
娘役(女役)さんの衣装って、肌の露出が多いから大変だなぁと思います。
男役が女役を演ずる時はさぞかし戸惑うでしょうねぇ