今回は詠坂雄二の仮想歴史小説
日入国常闇碑伝
凄いタイトル
ミステリー小説、ゲーム小説のイメージが強い詠坂雄二作品の中でかなり異質な小説。
お話の舞台は日本ぽいフィクションの国
日入国
その日入国に大昔突如現れた常闇(トコヤミ)という異界。
その常闇に挑んだ武将や役人が出てくる短編集です。
小説だけでなく、この常闇が一体どういうものなのか、各章の最初に、現代のていの、解説、説明がある。凄く謎な世界観。
日本でいうと戦国時代に、モンスターと謎のフィールドが突如現れた。みたいな感じです。
戦闘描写の格好良さ、そして世界観の作り込み、ただの短編集で終わらない、最後の数十ページ。
一番好きだった章は、鉄砲が不利な雨でも戦で使える銃。雨鉄砲の話ですねー。
歴史小説好きな人も、そうでもない人にもオススメです。ファンタジーな部分も多分にありますね。
久しぶりにプレステ2の鬼武者をやりたくなりました。
因みに僕が初めてi booksで購入したのが、この小説です。
時代だな~。見つからない小説はネットで買って読むっ。
結構新鮮な体験を新鮮な小説で出来たなー。
詠坂雄二著作の小説は全て紹介しました。(あと一つ、オムニバスで入ってる短編がなんかあるはずですが)
新作超期待っ。