野火 Fires on the Plain(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

野火 Fires on the Plain(ネタバレ)

<激!どうでもいい前置き>

みなさん、こんばんわ!ヘ(゚∀゚*)ノ ワッショイ! いや~、今日は「"俺たちの一番長い日"タマフル24時間ラジオ」ということで、僕もぜひ参加して応援しようと。もうね、早速、「カンフーくん」を購入して、スゲー楽しみにしてたんですが、しかし! 仕事がいろいろ重なって凄まじく忙しくなってしまって、先取りして2日連続徹夜状態ですよ。ちくしょう、せっかく新品を買ったのに、一緒に観るどころじゃなかったというね… ('A`) シニタイ

ただ、やっと今日の昼過ぎに一段落したので、とりあえず今週のムービーウォッチメンの課題映画「野火 Fires on the Plain」だけは観ておこうと。どんな内容かはサッパリなんですが、ドニー・イェン兄貴主演の傑作「導火線 FLASH POINT」とタイトルが似てて好感が持てるし、なんとなく戦争モノっぽいので、8月だしちょうどいい感じだなぁと。で、いそいそと渋谷に向かったんですが、よくよく考えれば昨日から何も食べてなかったので、「パンケーキ・ノート おいしいパンケーキ案内100」に掲載されている「ミクロコスモス」に入店。パンケーキ&エッグスラットブルーベリーメープルバター&クリームを食べたんですが、すっかり眠くなってしまったのです (〃∇〃) イヤーン

そうだよね、仕事がひと段落→緊張が解けた状態で、パンケーキ3枚×2なんて食べたら、そりゃあ、眠くなるよね。もうね、油断をすると僕の中の稲葉浩志さんが「スイマーよ…スイマーよ… (`∀´)」と囁いてくる感じ。いや、でも、このタイミングで観ておかないと、番組の放送前に感想が書けないし、ネタバレを気にせずにムービーウォッチメンも聞けないワケで。どうしようかと悩んでいたら、今度は僕の中のジョースター卿「逆に考えるんだ、『寝ちゃってもいいさ』って考えるんだ ( ´ω`)」と背中を押してくれたのでね(苦笑)、オレはユーロスペースに行ってきたのだ!m9`Д´) ビシッ

ロビーにはサイン入りポスターが張ってありましたよ。
サイン入りポスター

記事の切り抜きは二箇所にありました。かなりプッシュしている様子。
記事の切り抜き












野火 Fires on the Plain

野火 Fires on the Plain

2014/日本 上映時間87分
監督・製作・脚本・撮影・編集:塚本晋也
原作:大岡昇平
撮影:林啓史
音楽:石川忠
サウンドエフェクト:北田雅也
サウンドミックス:北田雅也
助監督:林啓史
スチール:天満眞也
制作:斎藤香織、山中亜矢子
出演:塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也、森優作、中村優子、山本浩司、神高貴宏、入江庸仁、辻岡正人、山内まも留
パンフレット:★★★(800円/もう少し情報量がほしいけど、コラムが良かった。カバー付き)
(あらすじ)
日本軍の敗北が濃厚となった第二次世界大戦末期のフィリピン戦線。結核を患った田村一等兵は部隊を追放され、野戦病院へと送られる。しかし、野戦病院では食糧不足を理由に田村の入院を拒絶。再び舞い戻った部隊からも入隊を拒否されてしまう。空腹と孤独と戦いながら、レイテ島の暑さの中をさまよい続ける田村は、かつての仲間たちと再会する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


予想以上に面白かったです!(o^-')b イイネ! ごめんなさい、恥ずかしながら僕は原作小説とか市川崑監督作とか全然知らなかったんですけど(汗)、僕が日本の戦争映画に求めるものが結構詰まってて、現時点で「なんかオススメの戦争映画ある?」なんて聞かれたら、これを挙げたいくらいにストライク。2日連続の徹夜明け状態で観たのに、まったく眠くならなかったのです。とは言え、今はこのブログをさっさと書き上げてKISSに撃たれて眠りたいので(何が何やらな文章)、僕好みだった要素を個条書きで残しておきますね↓


① ビンタシーンが出てきた!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー

日本の軍隊といえば「貴様!」とビンタのセットが定番ですよね! もうね、開始早々、主人公が上官にビンタされながら、部隊と野戦病院を往復させられるくだりで心がホッコリ (´∀`) ホッコリ 有無を言わさずビンタしてくる日本軍と比べたら、「セッション」のフレッチャー先生なんてシンバル投げ云々の話をしてくれるだけ親切ですよ(苦笑)。さらに塚本晋也監督自ら演じる主人公のサエない日本兵振りが100点であり(伍長役の人も良かったネ)、この時点でハートが出来上がった感じ。強いて苦言を呈すなら、もっとビンタシーンがほしかったカナー (・ε・)

個人的にはもっと水木しげる先生的な「ビビビ」感がほしかったです(「総員玉砕せよ!」より)。
水木しげる先生が描くビンタ


② 戦場描写が容赦なかった!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー

なんて言うんですかね、僕は基本的に「シュワルツェネッガーが腰だめで撃って皆殺し」みたいな映画が大好きなんですけど、今作の凄惨な戦場描写もまた大好物。つーか、手足はもげるわ、脳は飛び散るわ、邦画の戦争映画でここまでゴア描写に力を入れた作品ってありましたっけ? 腐った死体とかも結構リアルというか、画面から臭ってきそうでイイ感じ。昔、かなり痛んだ遺体を扱ったことを思い出して、ちょっとゲッソリいたしました ('A`) ゲッソリ 戦争映画に関しては、どんなメッセージを伝えるにせよ、戦場描写だけは容赦なく描いてほしい派なので、今作は超グッときましたよ。

まぁ、こういうマッチョな映画の方が好みではあるんですがー。




③ 極限の人間ドラマが良かった!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー

実際、レイテ島の戦いではかなり餓死者が出たそうですけど、サバイブ描写がまた最高でしたね。映画を観る前に美味しいパンケーキを食べてた僕的には、少し申し訳なくなりましたよ。人肉食描写に関しては、もう少し踏み込んでも良かったと思うし、逆にクライマックス、永松(森優作)が安田(リリー・フランキー)を食べる場面はゾンビ感がありすぎて乗れなかったりはしたんですけど、基本的にはよく頑張ったなぁと。なんか同時期に「進撃の巨人」「ジュラシック・ワールド」などが公開されている上に、来月はしたコメで「グリーン/インフェルノ」が上映されることを踏まえると、「人食い映画」ブームが来ているのかもしれませんな…(知った風な口調で)。

したコメの「グリーン・インフェルノ」、その日は実家に帰るから観に行けないのです… (´・ω・`) ションボリ




僕がストライクだった要素は以上です。一応、オチを書いておくと、最後は主人公だけ助かるワケですけど、トラウマをモリモリ抱えているムードで終わってましたよ(雑な文章)。あれはやっぱり永松を食べちゃった…ってことなんでしょうか。まぁ、合わない部分もあって、「※イメージです」みたいな場面は合わなかったです(しかも、結構多い)。

なんにせよ、8月に観るのにピッタリというか、「戦争には絶対行きたくないなぁ… (・ω・;) ウーム」と思わされる良い映画でしたよ。DVDだと途中で止めたくなりそうな気がするので、興味がある方は劇場に足を運んでみてくださいな (・∀・) オヤスミナサイ




大岡昇平先生による原作小説。ヘビーそうですな。



シナリオも載った公式本。これ、劇場で買うかどうかスゲー迷いました (`Δ´;) ヌゥ



市川崑監督作。観といた方が良いのかなぁ。



どうしても連想しちゃうドキュメンタリー。地獄のようだけど観ておくと良いです。