番外編<出張! 青森めし m9`Д´) ビシッ> | 三角絞めでつかまえて2

番外編<出張! 青森めし m9`Д´) ビシッ>

※一応、このシリーズは、「いつかティファニーで朝食を」で紹介されたお店に行って、「① 朝食として食べに行く」「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従って行動しております。
※ただ、今回はスピンオフ作品の「創太郎の出張ぼっちめし」で紹介されたお店に行ったので、「朝食」という縛りはなく、「作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールにだけ従っております。
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。
※今回は、単なる備忘録であり、まったく面白くはないので気をつけて!


ううむ、今さらながら4月の話をアップしてみますよ。4月上旬、青森のお義父さんが亡くなりまして。奥さんが心配だったのですぐ行きたかったんですけど、仕事の納期が複数重なっている状況&山場でどうしても抜けられない&お通夜がおこなわれるのは週末ということで、とりあえずは仕事に没頭。2日後、新幹線で青森に向かいました。


東京駅を14時20分発のはやぶさに乗車。
14時20分発のはやぶさに

駅弁は、えんがわの押し寿司仙台牛ひとめぼれ弁当国技館やきとりを食べまして。
駅弁は3つ

新青森駅から在来線で青森駅に到着したのは17時半近く。
17時すぎに青森駅に到着

駅前の東横インにチェックインしたのでした。
宿泊は東横イン


青森の奥さんの実家は親戚が出入りしていてバタバタ状態→僕はビジネスホテルに泊まることになっていましてね。この日も通夜の前日ということでいろいろと立て込んでおり、「夕飯を食べてから来て!m9`Д´し ビシッ」と言われていたので、どうしようかと考えていたところ…。「そうだ、『創太郎の出張ぼっちめし』の店に行こう!∑(゚Д゚)」と思いついたのです。


当時はまだKindle版は出ていなかったものの、「ゴーゴーバンチ」の連載をPDF化していたというね ( ̄ー ̄) ニヤッ
PDF化済み


「創太郎の出張ぼっちめし」とは「いつかティファニーで朝食を」の登場人物である吉田創太郎が出張先でご飯を食べるというスピンオフ作品。その中の第5話で青森のお店が2軒ほど取り上げられていましてね。僕は奥さんと付き合い始めて13年目、結婚して11年目になるんですが、奥さんの実家が青森ということで、観光名所は一通り回ってまして。作品に出るような場所はすでに通過済みだったものの、飲食店に関しては別のお話。いつも奥さんたちと一緒に行動しているだけに、40歳オーバーの大男がお義父さん&お義母さんに「漫画に載っている店でご飯を食べたい」とは言い出せず、「劇中に出てくる店に行くことはないだろうな… (´・ω・`) シカタナシ」と最初から諦めていたんですね。


恐山には今から8年前、2007年の秋に行ってたりします。
2007年に訪れた恐山

斜陽館で外套を着た奥さん。こっちは10年前だけど、今と変わらないな~(読者には伝わらない文章)。
太宰っぽい奥さん


ただ、急にこうやって1人で青森のホテルに宿泊することになったので、この機会に行ってみようと。ホテルの部屋でいそいそとノートPCを使って検索したところ、どちらも青森駅の近くだったので、とりあえず「喫茶マロン」に行ってみました。


青森駅東口から約8分ほど歩いたところに「喫茶マロン」を発見。
喫茶マロンを発見!

正面から見ると、なかなか愉快な店構え。暗いのが残念です。
喫茶マロンはこんな感じ


店に上がる階段に映画のポスターなどが貼ってある上に、店内はレトロな雰囲気と、僕が好きなタイプの喫茶店でして。手作り感溢れるメニューもなかなか良い感じ。早速、席に座ると、劇中で創太郎が頼んだ特製ジャマイカンカレー(880円/710kcal)と特製マロン風フルーツパフェ(880円/410kcal)を注文いたしました。


まず、この可愛いランチョンマットを敷く姿勢が素敵。もう、これだけで美味!(乱暴な文章)
ランチョンマットがキュート!

結構早く出てきたジャマイカンカレー。ビジュアルだけでヨダレが出そうですな… (´Д`;) ハァハァ
ジャマイカンカレー

セットで付いてきた野菜スティック60kcal)はマジ不要だけど、健康を考えると食べなくちゃ(42歳の男の文章)。
不要な野菜スティック

カレーはフルーティーで甘めの味わい。たまねぎとひき肉のコンビネーションがいいね (o^-')b ナイス!
フルーティで美味!

体感回数5口でアッサリ瞬殺! ああん、オカワリしたいぜ!
カレー完食!

そして食後に来たのは、マロンパフェとカレーに付いてきたコーヒー5kcal)。
マロンパフェ&コーヒー

フルーツが山盛り! イチゴの真ん中にマロンが入っていたりして。
フルーツ山盛り!

フルーツを平らげると、中から抹茶アイスやら粒アンやらが出てくるのでした。
抹茶アイスとアンコ

当然ながら完食いたしましたよ (`∀´) オホホホホホホ
パフェとコーヒーを完食


実に良い感じのお店でしたね~。ジャマイカンカレー、ドライカレーかと思ったらフルーティーな口当たりで、軽く驚きつつも美味しかったです。パフェも良かったけど、基本的にはチョコパフェ好きということで、そんなにテンションは上がらなかった…って、面倒くさいな。コーヒーが結構旨くて、近所にあったら定期的に足を運びたいレベルであり、行ってみて良かったですヨ (´∀`) ウフフ


最後に、gif化した店内の画像を貼っておきますね。
喫茶マロン


「喫茶マロン」で食べた後は、タクシーで青森市内の奥さんの実家へ。奥さんやお義母さん、お義姉さんたちは予想外に元気でホッとしました。この家族は本当に仲が良いだけに、こういう時もちゃんと支え合えるんだなぁと、ちょっとジーンとしたりして。娘のマナ子(仮名/当時は3歳)は数週間ぶりに会ったこともあって、超懐いてきて。その愛らしさを破壊力に換算すると小惑星なら一撃で消滅させるほどでしたね…(特に根拠はない文章)。2時間ほどいろいろと話した後、ホテルに戻って、午前3時ぐらいまで仕事をいたしました。

そして、翌朝。青森の通夜は「お昼に火葬をして、夕方から通夜をやる」という流れということで、いそいそと朝6時半に起床して、第5話に出てきたもう1軒のお店「青森魚菜センター本店」へ。ここは「食券を購入して、丼に自分の好きな食材を載せてもらう」というのっけ丼で知られており、読んだ時からずっとそそられていたのです。


早朝の青森駅周辺は全然人がいなかったり。
早朝の青森駅周辺

駅から徒歩3分程度の場所に「青森魚菜センター本店」がありました。
青森魚菜センター本店

外にはのっけ丼の説明が貼ってありましたよ。
のっけ丼の説明


劇中の創太郎のように、食事券の10枚綴り(1080円)を2つ購入→食事券20枚をゲット。とりあえず「ご飯大盛」がチケット2枚ということで、残り18枚は市場内をウロウロしながら使うワケですが…。「作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールがあるため、劇中の創太郎と同じ食材をのっける→のっけ丼<創太郎バージョン>(2160円/850kcal)を食べたのでした。


食事券を20枚購入。2枚は「ご飯大盛」に使用済み。
食事券20枚購入!

これがベースになる丼。ここに食材をドンドン載せていくのです。
ベースになるご飯(大盛)

例えば、「ホタテ」は食事券を2枚使えば…。
ホタテは食事券2枚

ご飯にオン! この調子で次々と載せるザマス!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!
ホタテを搭載!

そんなこんなで完成した<創太郎バージョン>ののっけ丼。右上にあるのは味噌汁で、左上はもずくです。
のっけ丼(創太郎仕様)完成!

アップにすると、さらに美味そう!(*゚∀゚)=3 ムッハー 天然アジがなかったので、代わりにカニを入れるという贅沢仕様。
アップにしてみました

案の定、最高すぎて瞬殺したのでした… (ノω・、) サビシイ
のっけ丼完食


もうね、市場で売られている食材が凄まじく美味しい上に、「好きな食材を丼に載せていく」という行為も大大大大大好きということで、脳内BGMは「し・あ・わ・せカーニバル」教えてくれたマキヒロチ先生に超感謝ですよ。8時ごろにホテルに戻ると軽く仮眠をして、11時に起きてタクシーで葬祭場へ行ったんですが、開口一番、奥さんにのっけ丼の魅力を語って邪険に扱われるほどだったというね…(切ない着地)。


ちなみに、通夜&葬式中は、ずっとマナ子の世話をする役目でした。
マナ子の面倒をみる係


で、僕の母親も横浜から来てくれまして。普段は僕同様、恐ろしく空気が読めない人なので、若干ハラハラしたものの、無事役割を果たしてくれたのは感謝のひと言。母にだけは会うといつもキツい言葉をつい投げてしまうんですけど(汗)、この時はお義父さんが亡くなったのも影響して、たまには親孝行しようと。「明日、奢るから一緒にのっけ丼を食べに行かない?」と誘って、翌朝、母と一緒に「青森魚菜センター本店」に足を運んだ次第。


ということで、今度は好き勝手に盛ったのっけ丼<俺ジナル仕様>(2160円/900kcal)。
のっけ丼(自分仕様)

アップにしてみました。マグロが多めなのです ( ̄ー ̄) ニヤッ
マグロ多めです

母のはこんな感じ。こういうこと、もっとしてあげないとなぁ…。
母ののっけ丼


朝食を食べた後、母と一緒に葬祭場に行きまして。お通夜の時は妖怪のようにお坊さんのお経に怯えていたマナ子でしたが、お葬式の時は慣れたのか、少し落ち着いていて。彼女は「祖父の死」をまだ理解できていないんですけど、とりあえず昨年、お義父さんと一緒に旅行して本当に良かったなぁと思ったり。ちなみにお葬式は会費制(1万円)だったんですが、その食事が豪勢でビックリ。お葬式って、地方によって違うんですな。


アワビのステーキとかありましたよ。他の人の残した分も食べちゃったりしてね (ノ∀`) ハシタナイ
お葬式のご馳走


お葬式の後は、奥さんたちをいろいろと手伝ってから、ビジネスホテルに戻って。お通夜の時に余ったお弁当を食べながら、朝まで仕事をしてました。翌日、東京に帰ってからも忙しく働いて、この時期は精神的にも肉体的にもキツかったんですけど、なんかね、良い経験が出来たなぁと。あれほどハードな状況でも何とか仕事を処理できたのは自信になったし、「創太郎の出張ぼっちめし」に出てきたお店に行けたのはうれしかったし、母親と朝食を食べられたのも、マナ子とずっといられたのも、全裸でベッドに寝られたのも良かった(1つ不要な文章)。なんて言うんですかね、お義父さんが僕に“良い機会”をくれた…ってのは不謹慎でしょうか。

僕は今まで近親者(祖父・祖母・父)が死んでも泣いたことはない…どころか、むしろ自分の父親が死んだ時は脳内で「付和Ride On」が流れたくらい(って、この時はまだリリースされてませんがー)。で、お義父さんにしても無口な人だったから、それほど話したことはなかったんですけれども。青森に行くたび、いろいろなところに連れて行ってくれたり、とにかく親切にしてくれて。最後に会った時、弱っているのに力強く手を握ってきたこととか思い出すと、涙が止まらなくて。いや、一番つらいのは奥さんたちなのだから、前面には出しませんでしたけど、僕は僕なりにスゲー悲しくて。帰りの新幹線、泣きながら駅弁を食べた…って、気持ち悪い話ですな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ


10時39分の新幹線で東京へ。
10時39分発の新幹線

泣きながら、写真を撮って、駅弁を食べて、写真を撮って…って、この人、バカなんじゃないかな。
帰りの駅弁


って、ダラダラと駄文を書き連ねてきましたが、最後に漫画のことについて触れておくと、創太郎が辿った恐山→太宰記念館ルートは無理じゃないけど少し大変なので、両方に行きたい方は日程に余裕を持たせた方が、いろいろと他にも観光できて良いですぞ。ちなみに僕が一番好きだった観光スポットは、八甲田山雪中行軍遭難資料館でございます。そして、唐突ですが、10月10日(土)の深夜から「いつかティファニーで朝食を」 のドラマが始まるということで、気になる人はチェックしてみてくださいな (・∀・) オシマイ