アイ・フランケンシュタイン(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

アイ・フランケンシュタイン(ネタバレ)

アイ・フランケンシュタイン

アイ・フランケンシュタイン

原題:I, Frankenstein
2014/アメリカ 上映時間92分
監督・脚本:スチュアート・ビーティー
製作:トム・ローゼンバーグ、ゲイリー・ルチェッシ、リチャード・ライト、アンドリュー・メイソン、シドニー・キンメル
製作総指揮:トロイ・ラム、デビッド・カーン
原作・脚本:ケビン・グレイボー
撮影:ロス・エメリー
美術:ミシェル・マクガヒー
衣装:カッピ・アイルランド
編集:マーカス・ダーシー
音楽:ジョニー・クリメック
出演:アーロン・エッカート、ビル・ナイ、イボンヌ・ストラホフスキー、ミランダ・オットー、ジェイ・コートニー、ソクラティス・オットー、ケイトリン・ステイシー
パンフレット:★★★(620円/コラムが1本しかないのが残念だけど、企画ページが凝ってて面白かった)
(あらすじ)
かつてヴィクター・フランケンシュタイン博士が創造した人造人間アダム・フランケンシュタイン(アーロン・エッカート)は、誕生から200年を経た現代もなお、ひそかに生き続けていた。やがて世界支配を目論む悪魔と、それを阻止せんとする天使との全面戦争が巻き起こり、フランケンシュタインは自身のもつ特殊な「再生細胞」が戦いの鍵を握っていることを知り、戦いに身を投じていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




55点


僕は「マッスル&フィットネス」という雑誌を愛読しているのですが、「2014年3月号」の表紙が“傷だらけのアーロン・エッカート”でしてね。中を開けば、彼の「アイ・フランケンシュタイン」にかける想いとワークアウトメニューなどが載っていて、「そうか、そんなに頑張ったか… (ノω・、)」と感心。彼が6カ月間トレーニングしたというフィリピンの武術「カリ」の腕前を確かめるべく、ユナイテッド・シネマ豊洲で観てきました。「まぁ、頑張ってたね… (´∀`;)」って感じでしたよ。


スクリーン12で観ました。
スクリーン12

ちなみにこんなキャンペーンが実施されてまして。
キャンペーン実施中

A賞はダンベルセット。昔、こういうの持ってたけど、場所を取るから人にあげたんだっけ…。
賞品はダンベルセット

新宿バルト9にはこんな展示がありましたぞ。
バルト9の展示


このブログではよく他の人の感想をオススメしてますけど(苦笑)、今作に関しては本当に小覇王さんの感想がベストというか。原作小説や他のフランケン映画、関連作にも触れていたりして超タメになるので、そっちを読むと良いです。僕なんぞは本当にアホな文章しか書けないワケですが、とりあえず備忘録として駄文を垂れ流させていただければと思います。


なんとなく「マッスル&フィットネス」の表紙を飾った画像を貼っておきますね。
表紙になった画像


まず、お話を雑に書くと、1795年、フランケンシュタイン博士に作られた人造人間が死んだ博士を弔っていたら、急にデーモンに襲われる&ガーゴイルたちに助けられまして。話を聞くと、この世界は古くから“天使長ミカエルに命じられて人間を守るガーゴイル軍”と、“世界を支配しようと企む悪魔の王子に率いられた666匹のデーモン軍”が光と闇の果てしないバトルを繰り広げているとのこと。ガーゴイルの女王に「アダム」というベタな名前を与えられた人造人間は、なぜかデーモンに狙われているので、山奥に引っ込んで暮らしていたものの、200年後、ついに見つかってしまって、「今度はこっちが狩ってやる!ヽ(`Д´)ノ」と戦い始める…って感じ。


1975年のアダムはロンゲでした。
最初はロンゲ

200年後は、すっかり現代ナイズされてオサレな格好に。
現代っぽくなりました


どうやらデーモンどもは「フランケンシュタイン博士が遺した“死体を甦らせる技術”を使って、今まで死んだ仲間たちを甦らせたい→アダムが必要」ということだったようで。あーだこーだあった挙げ句、アダムは悪魔の王子ナベリアス(ビル・ナイ)をなんとか退治しましてね。最後は、ガーゴイルの女王に生きることを許してもらった上に人間の彼女が出来た気マンマンのアダムが舞い上がって、「オレは自分の命を守ったように、みんなの命を守る!m9`Д´) ビシッ」「オレはフランケンシュタインだッ!ヽ(`Д´)ノ」と博士の姓を名乗って、映画は終わってました。


依頼主が悪魔とも知らず、蘇生実験していたウェイド博士(イボンヌ・ストラホフスキー)。この人にアダムは心を開くのでした。
テラ・ウェイド博士(イボンヌ・ストラホフスキー)


「フランケンシュタイン博士の研究を使って死体を甦らせる→魂を宿らせて大量のデーモンを復活させる!」という計画は、人造人間を触媒にして大量の吸血鬼の卵をふ化させようとした「ヴァン・ヘルシング」のドラキュラの計画を思い出した…ってのはどうでも良いですかね。“フランケンシュタインの怪物”の新しい設定&ビジュアルは面白いと思ったし、「ガーゴイルが人間を守っている」という設定も好きだし、ガーゴイルvsデーモンのバトルはそこそこ派手で面白かったし、アーロン・エッカートもアクションを頑張ってたし…。基本的には楽しかったです。

ただ、ごめんなさい、気になるところはいろいろあって。「ガーゴイルたちがバカっぽい」とかそういうお話の部分には目をつむるとしても、デーモンがそれほど強敵と思えなかったというか。その原因は「ガーゴイルの武器で一撃すると即死する」からで、デーモンたちの身体能力もそれなりにはスゴいんだけど、そこそこ強い人間がガーゴイルの武器を持ったら勝てそうなムードなんですよね…。あの程度の悪魔が666匹しかいないなら、アッサリ絶滅できそうじゃないですか(ただ、パンフには「666の軍団に6,666のデーモンがいて、66の王子が存在する」って書いてあったので、僕のカン違いかもしれませんが)。

あと、これは結構不満だったんですけど、アダムは「ちょっと丈夫で身体能力が高い」程度の能力しかなくて…。なんて言うんですかね、実に勝手な話ですが、僕は「博士から受け継いだ武器やギミックがあって、さまざまな手段を使って敵を倒す」とか「体内に蓄えられた雷が…」的な妄想をしていたので、かなり拍子抜けしました。大体、敵が一撃で死ぬ→タイマンだとなかなか攻撃を当てられない(当たると戦闘がすぐ終わるため)→主人公がマヌケに見えるのも残念だったり… (´・ω・`) ウーン


「ヴァンパイア」シリーズビクトル並みのギミックはさすがに要求しませんが、ひと工夫欲しかったなぁ。




とは言え、アーロン・エッカートが「マッスル&フィットネス」の記事で語っていた「現在の映画界では、最高レベルの体をつくり上げることが非常に重要になる」「体をつくるためだけでなく、エネルギーを高めるためにも、1日をとおしてトレーニングしていた」「(役作りのため)1日12時間、野生のゴリラのビデオを流していた。ゴリラの強い本能を手に入れたかった」「撮影の待ち時間を、ただ座って時間をやり過ごしたりなどしない。最高の映画を作るため、私は1日12時間、フル稼働で働く」なんて情熱的な言葉の数々を思い出すと、そんなに嫌いにはなれない映画というかね… (´∀`;) エヘヘ DVDでレンタルしたり、地上波でやった時とかに気軽な気持ちで観る分には、なかなか楽しいと思いますぞ。




スチュアート・ビーティー監督作。「若き勇者たち」みたいな話っぽいね。



サントラでございます。



タダで読めるkindle版の原作小説を貼っておきますね。



この映画、精神的に結構キツかったなぁ…。



スティーヴン・ソマーズ監督×ヒュー・ジャックマン主演作。嫌いじゃないけど、そんなに好きでもないです。