ホーリー・モーターズ(ネタバレ)
ホーリー・モーターズ
原題:HOLY MOTORS
2012/フランス、ドイツ 上映時間115分
監督:レオス・カラックス
撮影:カロリーヌ・シャンプティエ
編集:ネリー・ケティエ
音響:エルヴァン・ケルザネット、カティア・ブタン、ジョセフィーナ・ロドリゲス、エマニュエル・クロゼ
メイク・ヘアデザイン:ベルナール・フロック
SFXメイク:ジャン=クリストフ・スパダッチーニ、ドニ・ガストー
美術:フロリアン・サンソン
衣装:アナイス・ロマン
監督補:ジュリー・グエ
制作担当:ディディエ・アボ
スクリプト:マチルド・プロフィ
ポスト・プロダクションマネージャー:ウジェニー・ドプリュ
サイバーモンスター・デザイン:ディアン・ソラン
視覚効果ディレクター:ティエリー・ドロベル
VFX監修:アレクサンドル・ボン
VFXプロデューサー:ベレンジェール・ドミンゲス
3D監修:オリヴィエ・マルシ
プロデューサー:マルティーヌ・マリニャック、モーリス・タンシャン、アルベール・プレヴォスト
出演:ドニ・ラヴァン、エディット・スコブ、エヴァ・メンデス、カイリー・ミノーグ、ミシェル・ピッコリ、ジャンヌ・ディソン、レオス・カラックス、ナースチャ・ゴベルワ・カラックス、レダ・ウムズンヌ、ジェフリー・キャリー、アナベル・デクスター・ジョーンズ
パンフレット:★★★★(700円/情報が多めで映画を理解する助けになるし、デザインも良し。)
(あらすじ)
夜もふけた頃に、ホテルの部屋で目を覚ました男レオス・カラックス(レオス・カラックス)が、隠し扉を発見し下りていくと顔のない観客たちであふれた映画館へと続いていた。一方、オスカー(ドニ・ラヴァン)は豪邸から子どもたちに見送られて真っ白なストレッチリムジンに揺られて出勤。美しい女性ドライバーのセリーヌ(エディット・スコブ)が車のそばで彼を待っており……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点
僕も最近はすっかり“映画通"を気取ってますけどね(苦笑)、実はレオス・カラックス監督の映画って全然観てなかったりします。せいぜい「『ポンヌフの恋人』はテレビで途中から観たんだっけ?」程度というか。「ポーラX」はそのタイトルが「ウエポンX」みたいでカッコ良いので、ちょっと興味がありつつも、「どうせシネフィルの方々が観るような難しい映画なのでしょうよ (`Δ´) フン!」とスルーしてた感じだったのです…。
僕的に「ポーラX」はこんなイメージの映画です↓(画像は「Marvel Super Heroes」)
だがしかし! 先月、新宿シネマカリテで「キャビン」を観た時に流れたこの映画の予告編が、よくわからないけど面白そうだったので、前売り券を購入。仕事で渋谷に行った際、チョロッとユーロスペースに立ち寄って観てきました。よくわからなかったけど面白かったです (´∀`)
劇場ではポスターが販売されてましたが…。
僕的には海外版の方が超カッコ良いと思うんですよ。
記事の切り抜きもありました。
まず、話を簡単に書いておきますね。映画冒頭、レオス・カラックス監督本人が謎の扉を開くと、そこには観客がいて、何かの映画を観ていまして。その主人公は超金持ちっぽいオスカーという男で、豪邸から出て来てリムジンに乗り込むと、運転手のセリーヌと「最初のアポは~」なんて話をするから、てっきり仕事の打ち合わせに行くのかと思いきや! 老けメイクを始めて“老婆”に早変わり→橋のたもとで物乞いを始めるからビックリですよ。
レオス・カラックス監督が登場して、指に付いた鍵で扉を開けると…。
そこには顔の見えない観客が勢揃い。
彼らが観ている映画の主人公がオスカー。観客は彼のさまざまな演技を見せられることになるのです。
どうやらオスカーは、“演じる仕事をしている人”っぽくて。最初の銀行家から始まって、老婆→モーションキャプチャーの達人→怪人メルド→娘の父親→アコーディオン奏者→殺し屋→死ぬ直前の老人などを演じつつ、ボスっぽい人に忠告されたり、いきなり覆面を被って銀行家を襲撃して撃たれたり、元カノとバッタリ出会ったりして、最終的には、チンパンジーの妻と娘がいる家に帰宅(そういう役柄)。セリーヌが車庫にリムジンを駐めて出て行くと、リムジン同士が「人間はもう見える機械を欲しがらない」「アーメン」なんて語り合って終了ーー。って、ワケがわからないかもしれませんが、本当にこういう映画だったんですよ… (・ω・;) ウーム
モーションキャプチャーの装置を着けて、アクションやラブシーンを繰り広げたかと思えば…。
怪人メルド(「TOKYO!」に出て来たキャラみたい)になって、ゴジラのテーマをバックに、人の指を食いちぎったり、モデルをさらったりして。
別の場面ではアコーディオン奏者になって、教会を演奏しながら行進。
その次のシーンになると、人を殺しに行って、共倒れになったりもして(ケガはいつの間にか回復する仕様)。
姪に死を看取られたりもしてましたが、その姪も「実は役者」という何が何やらな展開。
で、その合間に、突然キレて覆面を被り、銀行家を襲撃したり…。
昔の恋人ジーン(カイリー・ミノーグ)と再会したりもするというね…。
最後、オスカーをチンパンジーの家に下ろすと、リムジンは車庫に戻り、リムジン同士でくっちゃべって、終わってました。
なんて言うんだろう、印象的には「コズモポリス」+「みんな~やってるか!」+「脳内ニューヨーク」って感じ。特に「コズモポリス」に関しては、「1日中、白いリムジンに乗って移動する」という似たようなビジュアルの映画がたまたま同時期に日本公開されたということで、観た時に軽く「シンクロニシティ… (゚д゚;) ゴクリ」と思ったり(描かれていることは正反対だと思いますが)。ちなみに「芸術新潮 2013年 04月号」の中原昌也さんのコラムによると、「コズモポリス」の方にカラックス映画の常連だったジュリエット・ピノシュが出てるというねじれ現象が起こっているそうな ┐(´ー`)┌ ナニガナニヤラ
デヴィッド・クローネンバーグ監督の「コズモポリス」はこんな映画でございます↓
「人は誰もが自分自身を演じている」とか「人は神に“人生という名の映画”を見せている」とか、いろいろと深いメッセージがありそうで。さらに、冒頭で“劇場と観客”が出てくるように、映画自体に対する“何か”も込められているみたいなんですけど…。ごめんなさい、よくわかんないや (ノ∀`) エヘヘ ただ、オスカーが演じていくエピソードはどれもなんとなく楽しめたので、意味不明ながらも最後までついていけましたよ。まぁ、気になる人は、パンフレットのコラムとか読んで補完すると良いんじゃないかしらん。
パンフレットの西嶋憲生さんのコラムで知ったんですが、ラスト、セリーヌが仮面を付けて帰宅するシーンは…。
セリーヌ役のエディット・スコブが50年前に「顔のない眼」で演じた役のオマージュっぽい。勉強になりますな。
感慨深かったのが、元恋人のジーン役で登場したカイリー・ミノーグ。80年代はよく「ラッキー・ラヴ」とか耳にしたものですけれども、僕的に印象に残っているのは、何と言ってもジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作「ストリートファイター」でのキャミィ役。公開初日に観に行って、「ロクなアクションも出来ない歌手が出しゃばるんじゃねぇYO!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!」と超激怒し、それ以降、大嫌いだったんですが…。昨年、「エクスペンダブルズ2」のプロモーションで、調子に乗ったヴァン・ダムが「彼女とタイで寝ました (o^-')b」なんて告白しちゃったのは、さすがに可哀相だと思って。そして今回、劇中で哀愁漂う素敵な歌声を披露してるのを観て、結構グッときたのでね、「キャミィ役のことを許すつもりはないけど、これからも頑張って!(´∀`)」と思った次第(結局、心が狭い文章)。
この実写版キャミィには腹が立ったものです…(遠い目)。
若かりしころのカイリー・ミノーグ。この曲はWINKのカヴァーでも有名ですな。
劇中でカイリー・ミノーグが「Who Were We?」を歌うシーンを貼っておきますね↓
正直、不満点すらもよくわかってないんですけど、1点だけ。怪人メルドになったオスカーは、拉致してきたモデル(エヴァ・メンデス)の前で全裸になったりと好き勝手に行動するんですが、チンコはずっと勃起しっぱなしだったそうなんです(一応、画像検索して確認した)。でも、日本では無闇にボカシを入れたりするので、全然確認できないというね…。まぁ、そそり立つチンコが観たいかと言われれば、そんなことはないんですけど、その勃起がレオス・カラックス監督の意図したものならば、やっぱり完全な状態で映画を観たいので、ボカシなんて掛けてほしくないワケですよ。わいせつ云々の論議もあるでしょうけど、もうちょっと何とかならないかなぁと思ったり…。
自主規制で隠しましたが、この時のオスカーのチンコは確かにビンビンでしたよ (o^-')b ビンビン!
ということで、ダラダラと書いて来ましたが、完成度の高い“変な映画”でしたよ。僕的には「人間は“人生という仕事”に対して、真摯に取り組むことが大事」って作品だと勝手に思いました。印象に残っているのは怪人メルドのパートで、タバコの“フィルターじゃない方”をくわえた時、くわえ直すのではなく、「無造作にフィルターを折って火を点けた」のは、なかなかカッコ良かったなぁと。何はともあれ、変わった映画が好きな人なら、観に行っても損はしないんじゃないカナー (・ε・) オシマイ
初めてレオス・カラックス監督の名前を意識した作品。“アレックス三部作”としてDVDボックスも出てる模様。
ポンヌフの恋人 <HDリマスター版> [DVD]
一応、これも貼っておきますね。どんな映画なのか、まったく知りません。
ポーラX [DVD]
レオス・カラックス、ミシェル・ゴンドリー、ポン・ジュノの3人が、東京を舞台に撮ったオムニバス。面白そうですな。
TOKYO! [DVD]
実人生と舞台がクロスする感じが似てると思ったチャーリー・カウフマン監督作。そんなに好きではないです。
脳内ニューヨーク [DVD]
なんとなく貼っておきますね。DVD持ってるけど、買い直した方が良いのかなぁ (・ε・) ツマラナイノニ
ストリートファイター [Blu-ray]
原題:HOLY MOTORS
2012/フランス、ドイツ 上映時間115分
監督:レオス・カラックス
撮影:カロリーヌ・シャンプティエ
編集:ネリー・ケティエ
音響:エルヴァン・ケルザネット、カティア・ブタン、ジョセフィーナ・ロドリゲス、エマニュエル・クロゼ
メイク・ヘアデザイン:ベルナール・フロック
SFXメイク:ジャン=クリストフ・スパダッチーニ、ドニ・ガストー
美術:フロリアン・サンソン
衣装:アナイス・ロマン
監督補:ジュリー・グエ
制作担当:ディディエ・アボ
スクリプト:マチルド・プロフィ
ポスト・プロダクションマネージャー:ウジェニー・ドプリュ
サイバーモンスター・デザイン:ディアン・ソラン
視覚効果ディレクター:ティエリー・ドロベル
VFX監修:アレクサンドル・ボン
VFXプロデューサー:ベレンジェール・ドミンゲス
3D監修:オリヴィエ・マルシ
プロデューサー:マルティーヌ・マリニャック、モーリス・タンシャン、アルベール・プレヴォスト
出演:ドニ・ラヴァン、エディット・スコブ、エヴァ・メンデス、カイリー・ミノーグ、ミシェル・ピッコリ、ジャンヌ・ディソン、レオス・カラックス、ナースチャ・ゴベルワ・カラックス、レダ・ウムズンヌ、ジェフリー・キャリー、アナベル・デクスター・ジョーンズ
パンフレット:★★★★(700円/情報が多めで映画を理解する助けになるし、デザインも良し。)
(あらすじ)
夜もふけた頃に、ホテルの部屋で目を覚ました男レオス・カラックス(レオス・カラックス)が、隠し扉を発見し下りていくと顔のない観客たちであふれた映画館へと続いていた。一方、オスカー(ドニ・ラヴァン)は豪邸から子どもたちに見送られて真っ白なストレッチリムジンに揺られて出勤。美しい女性ドライバーのセリーヌ(エディット・スコブ)が車のそばで彼を待っており……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点
僕も最近はすっかり“映画通"を気取ってますけどね(苦笑)、実はレオス・カラックス監督の映画って全然観てなかったりします。せいぜい「『ポンヌフの恋人』はテレビで途中から観たんだっけ?」程度というか。「ポーラX」はそのタイトルが「ウエポンX」みたいでカッコ良いので、ちょっと興味がありつつも、「どうせシネフィルの方々が観るような難しい映画なのでしょうよ (`Δ´) フン!」とスルーしてた感じだったのです…。
僕的に「ポーラX」はこんなイメージの映画です↓(画像は「Marvel Super Heroes」)
だがしかし! 先月、新宿シネマカリテで「キャビン」を観た時に流れたこの映画の予告編が、よくわからないけど面白そうだったので、前売り券を購入。仕事で渋谷に行った際、チョロッとユーロスペースに立ち寄って観てきました。よくわからなかったけど面白かったです (´∀`)
劇場ではポスターが販売されてましたが…。
僕的には海外版の方が超カッコ良いと思うんですよ。
記事の切り抜きもありました。
まず、話を簡単に書いておきますね。映画冒頭、レオス・カラックス監督本人が謎の扉を開くと、そこには観客がいて、何かの映画を観ていまして。その主人公は超金持ちっぽいオスカーという男で、豪邸から出て来てリムジンに乗り込むと、運転手のセリーヌと「最初のアポは~」なんて話をするから、てっきり仕事の打ち合わせに行くのかと思いきや! 老けメイクを始めて“老婆”に早変わり→橋のたもとで物乞いを始めるからビックリですよ。
レオス・カラックス監督が登場して、指に付いた鍵で扉を開けると…。
そこには顔の見えない観客が勢揃い。
彼らが観ている映画の主人公がオスカー。観客は彼のさまざまな演技を見せられることになるのです。
どうやらオスカーは、“演じる仕事をしている人”っぽくて。最初の銀行家から始まって、老婆→モーションキャプチャーの達人→怪人メルド→娘の父親→アコーディオン奏者→殺し屋→死ぬ直前の老人などを演じつつ、ボスっぽい人に忠告されたり、いきなり覆面を被って銀行家を襲撃して撃たれたり、元カノとバッタリ出会ったりして、最終的には、チンパンジーの妻と娘がいる家に帰宅(そういう役柄)。セリーヌが車庫にリムジンを駐めて出て行くと、リムジン同士が「人間はもう見える機械を欲しがらない」「アーメン」なんて語り合って終了ーー。って、ワケがわからないかもしれませんが、本当にこういう映画だったんですよ… (・ω・;) ウーム
モーションキャプチャーの装置を着けて、アクションやラブシーンを繰り広げたかと思えば…。
怪人メルド(「TOKYO!」に出て来たキャラみたい)になって、ゴジラのテーマをバックに、人の指を食いちぎったり、モデルをさらったりして。
別の場面ではアコーディオン奏者になって、教会を演奏しながら行進。
その次のシーンになると、人を殺しに行って、共倒れになったりもして(ケガはいつの間にか回復する仕様)。
姪に死を看取られたりもしてましたが、その姪も「実は役者」という何が何やらな展開。
で、その合間に、突然キレて覆面を被り、銀行家を襲撃したり…。
昔の恋人ジーン(カイリー・ミノーグ)と再会したりもするというね…。
最後、オスカーをチンパンジーの家に下ろすと、リムジンは車庫に戻り、リムジン同士でくっちゃべって、終わってました。
なんて言うんだろう、印象的には「コズモポリス」+「みんな~やってるか!」+「脳内ニューヨーク」って感じ。特に「コズモポリス」に関しては、「1日中、白いリムジンに乗って移動する」という似たようなビジュアルの映画がたまたま同時期に日本公開されたということで、観た時に軽く「シンクロニシティ… (゚д゚;) ゴクリ」と思ったり(描かれていることは正反対だと思いますが)。ちなみに「芸術新潮 2013年 04月号」の中原昌也さんのコラムによると、「コズモポリス」の方にカラックス映画の常連だったジュリエット・ピノシュが出てるというねじれ現象が起こっているそうな ┐(´ー`)┌ ナニガナニヤラ
デヴィッド・クローネンバーグ監督の「コズモポリス」はこんな映画でございます↓
「人は誰もが自分自身を演じている」とか「人は神に“人生という名の映画”を見せている」とか、いろいろと深いメッセージがありそうで。さらに、冒頭で“劇場と観客”が出てくるように、映画自体に対する“何か”も込められているみたいなんですけど…。ごめんなさい、よくわかんないや (ノ∀`) エヘヘ ただ、オスカーが演じていくエピソードはどれもなんとなく楽しめたので、意味不明ながらも最後までついていけましたよ。まぁ、気になる人は、パンフレットのコラムとか読んで補完すると良いんじゃないかしらん。
パンフレットの西嶋憲生さんのコラムで知ったんですが、ラスト、セリーヌが仮面を付けて帰宅するシーンは…。
セリーヌ役のエディット・スコブが50年前に「顔のない眼」で演じた役のオマージュっぽい。勉強になりますな。
感慨深かったのが、元恋人のジーン役で登場したカイリー・ミノーグ。80年代はよく「ラッキー・ラヴ」とか耳にしたものですけれども、僕的に印象に残っているのは、何と言ってもジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作「ストリートファイター」でのキャミィ役。公開初日に観に行って、「ロクなアクションも出来ない歌手が出しゃばるんじゃねぇYO!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!」と超激怒し、それ以降、大嫌いだったんですが…。昨年、「エクスペンダブルズ2」のプロモーションで、調子に乗ったヴァン・ダムが「彼女とタイで寝ました (o^-')b」なんて告白しちゃったのは、さすがに可哀相だと思って。そして今回、劇中で哀愁漂う素敵な歌声を披露してるのを観て、結構グッときたのでね、「キャミィ役のことを許すつもりはないけど、これからも頑張って!(´∀`)」と思った次第(結局、心が狭い文章)。
この実写版キャミィには腹が立ったものです…(遠い目)。
若かりしころのカイリー・ミノーグ。この曲はWINKのカヴァーでも有名ですな。
劇中でカイリー・ミノーグが「Who Were We?」を歌うシーンを貼っておきますね↓
正直、不満点すらもよくわかってないんですけど、1点だけ。怪人メルドになったオスカーは、拉致してきたモデル(エヴァ・メンデス)の前で全裸になったりと好き勝手に行動するんですが、チンコはずっと勃起しっぱなしだったそうなんです(一応、画像検索して確認した)。でも、日本では無闇にボカシを入れたりするので、全然確認できないというね…。まぁ、そそり立つチンコが観たいかと言われれば、そんなことはないんですけど、その勃起がレオス・カラックス監督の意図したものならば、やっぱり完全な状態で映画を観たいので、ボカシなんて掛けてほしくないワケですよ。わいせつ云々の論議もあるでしょうけど、もうちょっと何とかならないかなぁと思ったり…。
自主規制で隠しましたが、この時のオスカーのチンコは確かにビンビンでしたよ (o^-')b ビンビン!
ということで、ダラダラと書いて来ましたが、完成度の高い“変な映画”でしたよ。僕的には「人間は“人生という仕事”に対して、真摯に取り組むことが大事」って作品だと勝手に思いました。印象に残っているのは怪人メルドのパートで、タバコの“フィルターじゃない方”をくわえた時、くわえ直すのではなく、「無造作にフィルターを折って火を点けた」のは、なかなかカッコ良かったなぁと。何はともあれ、変わった映画が好きな人なら、観に行っても損はしないんじゃないカナー (・ε・) オシマイ
初めてレオス・カラックス監督の名前を意識した作品。“アレックス三部作”としてDVDボックスも出てる模様。
ポンヌフの恋人 <HDリマスター版> [DVD]
一応、これも貼っておきますね。どんな映画なのか、まったく知りません。
ポーラX [DVD]
レオス・カラックス、ミシェル・ゴンドリー、ポン・ジュノの3人が、東京を舞台に撮ったオムニバス。面白そうですな。
TOKYO! [DVD]
実人生と舞台がクロスする感じが似てると思ったチャーリー・カウフマン監督作。そんなに好きではないです。
脳内ニューヨーク [DVD]
なんとなく貼っておきますね。DVD持ってるけど、買い直した方が良いのかなぁ (・ε・) ツマラナイノニ
ストリートファイター [Blu-ray]