みなさん、さようなら(ネタバレ)
みなさん、さようなら
2012/日本 上映時間120分
監督・脚本:中村義洋
原作:久保寺健彦
脚本:林民夫
撮影:小林元
照明:堀直之
美術:高橋泰代
録音:西山徹
編集:松竹利郎
音楽:安川午朗
主題歌:エレファントカシマシ
出演:濱田岳、倉科カナ、永山絢斗、波瑠、安藤玉恵、志保、ナオミ・オルテガ、田中圭、ベンガル、大塚寧々
パンフレット:★★★★(700円/表紙の写真が超素敵で、コラムが多めで地図も付いてる!)
(あらすじ)
1981年、小学校を卒業した13歳の悟(濱田岳)は、担任教師の静止を振り切り団地の外へ一切出ずに生活していくことを宣言する。才色兼備な隣人の松島(波瑠)にはその無謀な計画は鼻で笑われるが、彼は中学にも行かずに独自の信念に従った生活を確立していく。母親のヒーさん(大塚寧々)は、そんなマイペースな息子の姿を優しく見守っていた。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
69点
※今回の記事は、下ネタが書かれていたりするので、そういう文章が苦手な人は読まない方が良いです。
※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる可能性があるので、気をつけて!
今さらなことを書きますけど、劇場に置いてある“映画のチラシ”って、スゲー良いですよね。「資源の無駄!ヽ(`Д´)ノ」と言われてしまうとグウの音も出ないんですが、好みのデザインのチラシを見つけるとテンションが上がるし、やっぱりその映画を観に行きたくなっちゃうのが人情じゃないですか。で、昨年、場所は忘れましたけど、このチラシをゲットしたんですよ↓
団地のミニチュア写真?
これは“現実の風景をミニチュアのように撮る手法”で有名なカメラマンの本城直季先生が高島平団地で撮影された写真でして。実は僕、この人の作品が大好きで、珍しく写真集も買ってたりするんですよ。だから、“その写真を使った特典のポストカード”目当てに前売り券を買おうかスゲー迷いつつも、正直、前に観た中村義洋監督の「ゴールデンスランバー」がイマイチだったので、購入を見送ってしまったというね…。でも、「団地で一生暮らすと決めた主人公」という設定はずっと気になってたし、「ライフ・オブ・パイ」のIMAX版を目当てにユナイテッド・シネマとしまえんに行ったらタイミングが合ったので、急遽観ちゃいました。感想は、好きな映画でしたヨ (・∀・)
一応、貼っておきますが、「small planet」はこんな感じの写真集でございます。素敵!
とりあえず超身も蓋もなくストーリーを書いておくと、主人公の悟は小学校の卒業式の日、不審な中学生にクラスメイトを刺殺されたことがトラウマになって、団地の敷地内から出られなくなりまして(出ようとすると失神してしまう)。仕方なく、団地の中で一生暮らすことを決意して、日々体を鍛えたり、ケーキ屋で働き始めたり、同級生たちの家を見回ったり、隣りに住む同級生の松島有里(波瑠)とペッティングしたり、好きだった同級生の緒方早紀(倉科カナ)とペッティングしたり、ゲイで引きこもりの同級生の薗田憲明(永山絢斗)とペッティングしたりと、それなりの青春を謳歌。最後、悟以外の同級生は団地からいなくなってしまったものの、寂れていく団地内にのさばる悪党を空手で成敗&母親が死んだことがキッカケとなり、悟も団地から出られるようになって、めでたしめでたしって感じでした。
最後に流れるエレファントカシマシの「sweet memory」を貼っておきますね↓
って、ごめんなさい、悟は緒方とセックスしてるし、薗田と“性的な関係”にはまったくならないんですが、「ペッティング」という言葉を使うのが楽しくて… (〃∇〃) ウフフ 普段、あまり口に出して言うフレーズでもないし、キーボードで打つ機会もなかっただけに、非常に新鮮な喜びに満ちていて。なんか…ドキドキしちゃう単語だなぁとあらためて思ったりした次第 (´∀`) ナンダコレ
野郎同士の触れ合いシーンはあるけど、ペッティングシーンはナシ。薗田役の永山絢斗さん、良かったです。
ハッキリ言って、乗れないところはありまして。僕が一番ガッカリしたのは主人公が「団地から出ない」と決めた理由。映画では3分の2くらいが経過したあたりで明らかになるんですけど、結局、「殺人事件を目撃したトラウマで団地の敷地から出られなくなってたから仕方なくチョイスしただけ」なんですよね…。僕はてっきり“本人の強い意志による自発的な行為”だと思ってたので、この点では拍子抜けしたというか。「トラウマを克服して団地を出る」というオチになるのも、「団地から出ない主人公」という設定の奇抜さからすれば普通すぎる着地で逆にビックリ。ごめんなさい、僕はもっと「寂れてきているけど、こうすれば団地も最高だぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー」「団地王にオレはなる!ヽ(`Д´)ノ」的な“団地賛歌”になると勝手に期待しちゃってたので、そういう意味では失望しましたよ。
大体、「学校内で刺殺を目撃→団地の敷地から出られない」ってのが呑み込みづらい(わからないでもないけど…)。面倒臭い文章を書きますと、よく考えれば、団地の出入口なんて1つじゃないんだから、騙して車に乗せて連れ出すとか、団地内から出る方法なんていろいろありそうじゃないですか。特に緒方と婚約した時とかさ、彼女のことを大切に想うのなら、もっと出る方法を試行錯誤すべきなんじゃないの?(まぁ、それが原因でフラレるワケですがー) いくら“「団地という狭い世界」や「そこから出るということ」が何かのメタファーだったりする=寓話的な物語”だとしても、「トラウマで全部無理!(`∀´) シカタナシ」って設定は乱暴だと思ったり。
せっかく倉科カナさんと婚約したのに…。もう少し出るのに試行錯誤を繰り返す描写がほしかったかも。
その他、隣人が美女でペッティングできたりとか、初恋の美女と4年間も付き合えたりとか、好意的に受け止めれば「主人公のピュアな性格に惹かれて~」的なことなんでしょうけど、さすがに妬ましいフィクションがすぎるというかさ。なんか「団地から出られない」割には本人の努力と無縁なところで恵まれてるのはどうかと思うじゃないですか。僕だってね、波瑠さん&倉科カナさんとペッティングできるのなら、一生団地から出られなくても構いませんYO!ヽ(`Д´)ノ(残念な文章) あと、ゲイっぽい友人・薗田の“救いのない顛末”(精神病院で電気ショック治療)も微妙だったなぁ。
ロサ・キネンシス・アン・ブゥトンによる大胆なペッティングシーン。この時の濱田岳さんと代われるのなら、5万払います(最低な文章)。
この映画の倉科カナさんの可愛らしさは異常。この時の濱田岳さんと(ry
って、文句から書きましたけど、基本的には好きな映画でして。小学三年生の2学期に川崎のアパートから横浜の団地に引っ越してから家を出るまでずっと団地住まいで、団地にそこそこ思い入れを持つ僕的に、この映画の団地描写はとにかく懐かしくてグッと来ちゃったというか。主人公を観ていると、「団地の中が“世界のすべて”だったなぁ」と、小さいころの自分を思い出したりして…(しみじみ)。それに加えて、“シングルマザー設定”や“婚約者にフラレる描写”などの身に染みる要素も入ってたので、全体的には温かく観られたんですよ。
それと、クライマックスの“悪党どもを空手で倒すシーン”が良かった。「母親の恋人に虐待されているブラジル移民の少女を助ける」という「タクシードライバー」ライクな展開をまったく予想してなかったのもありますが、草食動物が勇気を振り絞って肉食動物に立ち向かうのを観るとさ、ちくしょう、やっぱり胸を打たれちゃう。特にその悪党の堀田を演じる田中圭さんのイヤな奴演技がマジで怖かっただけに、「ああん、頑張って!(´Д`;) ハラハラ」と手に汗握りながら応援しちゃいました。
田中圭さん、「この人、本当にイヤな人なのでは… (゚д゚;)」と思うほどでした。
“草食系男子が1人で練習して強くなりました話”といえば、「ホーリーランド」が白眉なワケですが、正直、あれよりも理論武装が無理な展開なのは間違いなくて。「あんなトレーニング内容でケンカ慣れした悪党3人組をカウンターで倒すのは無理だろw」とは思うんですけどね、“大山倍達先生を愚直に敬愛した青年に訪れた奇跡”と考えれば許してあげたいというか、泣けてくるというかさ… (ノω・、) 「目潰しと金的」というチョイスは疑問だし(練習風景はユニークなんですが、本来はリスキーな手段なんだし、使った時に残酷描写を入れないのは逆に不誠実だと思うので、正拳突きとかで良かったのでは)、“手作りの的”と堀田が重なる演出は少し安っぽかったけど、非常に好きなシーンでしたね~。
オレジナルな鍛錬を繰り返す悟。今、「刑事物語」をリメイクをするなら、濱田岳さんがピッタリな気がします。
他にも「同級生のファッションが時代とともに変化する」とか「やたら給料から引くケーキ屋の師匠(ベンガル)」とか「最後、悟宛に書かれた母親の日記の文章」(「どのタイミングで書いたんだ」という疑問はありますがー)とか気に入ってる部分は多くて。「あんなドキュメンタリー番組があるか!ヽ(`Д´)ノ」「そもそも母親の教育方針はどうなんだ!ヽ(`Д´)ノ」なんてツッコミを入れたいところもありますけど、僕的には好きな部分が上回っている映画でしたよ。濱田岳さんが中学1年生から30歳までを演じるという変な作品ではあるので、無闇にオススメはしませんが、団地に住んでた人なら意外と楽しく観られるんじゃないかしらん。ちなみに、パンフレットはコラムが充実してる上に、団地の地図まで載ってて、かなり好みのタイプだったり。
こういう地図を付けるサービス精神、ありがたいですな。
おしまい (´∀`) ウフフ
久保寺健彦先生による原作小説。面白そうだけど、読むヒマが…。
中村義洋監督×濱田岳さん主演作。ううむ、食指は動かないかなぁ。
劇中で悟が衝撃を受ける映画。大好きです。
団地鑑賞DVD。劇中で流れた「団地への招待」が収録されているんだとか。
本城直季先生の写真集。気になる人はどうぞ。
武田鉄矢さんが蟷螂拳を駆使する刑事映画。いつかは買わなくては…。
同名タイトルの洋画を貼っておきますね。良さげな雰囲気ですな。
2012/日本 上映時間120分
監督・脚本:中村義洋
原作:久保寺健彦
脚本:林民夫
撮影:小林元
照明:堀直之
美術:高橋泰代
録音:西山徹
編集:松竹利郎
音楽:安川午朗
主題歌:エレファントカシマシ
出演:濱田岳、倉科カナ、永山絢斗、波瑠、安藤玉恵、志保、ナオミ・オルテガ、田中圭、ベンガル、大塚寧々
パンフレット:★★★★(700円/表紙の写真が超素敵で、コラムが多めで地図も付いてる!)
(あらすじ)
1981年、小学校を卒業した13歳の悟(濱田岳)は、担任教師の静止を振り切り団地の外へ一切出ずに生活していくことを宣言する。才色兼備な隣人の松島(波瑠)にはその無謀な計画は鼻で笑われるが、彼は中学にも行かずに独自の信念に従った生活を確立していく。母親のヒーさん(大塚寧々)は、そんなマイペースな息子の姿を優しく見守っていた。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
69点
※今回の記事は、下ネタが書かれていたりするので、そういう文章が苦手な人は読まない方が良いです。
※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる可能性があるので、気をつけて!
今さらなことを書きますけど、劇場に置いてある“映画のチラシ”って、スゲー良いですよね。「資源の無駄!ヽ(`Д´)ノ」と言われてしまうとグウの音も出ないんですが、好みのデザインのチラシを見つけるとテンションが上がるし、やっぱりその映画を観に行きたくなっちゃうのが人情じゃないですか。で、昨年、場所は忘れましたけど、このチラシをゲットしたんですよ↓
団地のミニチュア写真?
これは“現実の風景をミニチュアのように撮る手法”で有名なカメラマンの本城直季先生が高島平団地で撮影された写真でして。実は僕、この人の作品が大好きで、珍しく写真集も買ってたりするんですよ。だから、“その写真を使った特典のポストカード”目当てに前売り券を買おうかスゲー迷いつつも、正直、前に観た中村義洋監督の「ゴールデンスランバー」がイマイチだったので、購入を見送ってしまったというね…。でも、「団地で一生暮らすと決めた主人公」という設定はずっと気になってたし、「ライフ・オブ・パイ」のIMAX版を目当てにユナイテッド・シネマとしまえんに行ったらタイミングが合ったので、急遽観ちゃいました。感想は、好きな映画でしたヨ (・∀・)
一応、貼っておきますが、「small planet」はこんな感じの写真集でございます。素敵!
とりあえず超身も蓋もなくストーリーを書いておくと、主人公の悟は小学校の卒業式の日、不審な中学生にクラスメイトを刺殺されたことがトラウマになって、団地の敷地内から出られなくなりまして(出ようとすると失神してしまう)。仕方なく、団地の中で一生暮らすことを決意して、日々体を鍛えたり、ケーキ屋で働き始めたり、同級生たちの家を見回ったり、隣りに住む同級生の松島有里(波瑠)とペッティングしたり、好きだった同級生の緒方早紀(倉科カナ)とペッティングしたり、ゲイで引きこもりの同級生の薗田憲明(永山絢斗)とペッティングしたりと、それなりの青春を謳歌。最後、悟以外の同級生は団地からいなくなってしまったものの、寂れていく団地内にのさばる悪党を空手で成敗&母親が死んだことがキッカケとなり、悟も団地から出られるようになって、めでたしめでたしって感じでした。
最後に流れるエレファントカシマシの「sweet memory」を貼っておきますね↓
って、ごめんなさい、悟は緒方とセックスしてるし、薗田と“性的な関係”にはまったくならないんですが、「ペッティング」という言葉を使うのが楽しくて… (〃∇〃) ウフフ 普段、あまり口に出して言うフレーズでもないし、キーボードで打つ機会もなかっただけに、非常に新鮮な喜びに満ちていて。なんか…ドキドキしちゃう単語だなぁとあらためて思ったりした次第 (´∀`) ナンダコレ
野郎同士の触れ合いシーンはあるけど、ペッティングシーンはナシ。薗田役の永山絢斗さん、良かったです。
ハッキリ言って、乗れないところはありまして。僕が一番ガッカリしたのは主人公が「団地から出ない」と決めた理由。映画では3分の2くらいが経過したあたりで明らかになるんですけど、結局、「殺人事件を目撃したトラウマで団地の敷地から出られなくなってたから仕方なくチョイスしただけ」なんですよね…。僕はてっきり“本人の強い意志による自発的な行為”だと思ってたので、この点では拍子抜けしたというか。「トラウマを克服して団地を出る」というオチになるのも、「団地から出ない主人公」という設定の奇抜さからすれば普通すぎる着地で逆にビックリ。ごめんなさい、僕はもっと「寂れてきているけど、こうすれば団地も最高だぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー」「団地王にオレはなる!ヽ(`Д´)ノ」的な“団地賛歌”になると勝手に期待しちゃってたので、そういう意味では失望しましたよ。
大体、「学校内で刺殺を目撃→団地の敷地から出られない」ってのが呑み込みづらい(わからないでもないけど…)。面倒臭い文章を書きますと、よく考えれば、団地の出入口なんて1つじゃないんだから、騙して車に乗せて連れ出すとか、団地内から出る方法なんていろいろありそうじゃないですか。特に緒方と婚約した時とかさ、彼女のことを大切に想うのなら、もっと出る方法を試行錯誤すべきなんじゃないの?(まぁ、それが原因でフラレるワケですがー) いくら“「団地という狭い世界」や「そこから出るということ」が何かのメタファーだったりする=寓話的な物語”だとしても、「トラウマで全部無理!(`∀´) シカタナシ」って設定は乱暴だと思ったり。
せっかく倉科カナさんと婚約したのに…。もう少し出るのに試行錯誤を繰り返す描写がほしかったかも。
その他、隣人が美女でペッティングできたりとか、初恋の美女と4年間も付き合えたりとか、好意的に受け止めれば「主人公のピュアな性格に惹かれて~」的なことなんでしょうけど、さすがに
ロサ・キネンシス・アン・ブゥトンによる大胆なペッティングシーン。この時の濱田岳さんと代われるのなら、5万払います(最低な文章)。
この映画の倉科カナさんの可愛らしさは異常。この時の濱田岳さんと(ry
って、文句から書きましたけど、基本的には好きな映画でして。小学三年生の2学期に川崎のアパートから横浜の団地に引っ越してから家を出るまでずっと団地住まいで、団地にそこそこ思い入れを持つ僕的に、この映画の団地描写はとにかく懐かしくてグッと来ちゃったというか。主人公を観ていると、「団地の中が“世界のすべて”だったなぁ」と、小さいころの自分を思い出したりして…(しみじみ)。それに加えて、“シングルマザー設定”や“婚約者にフラレる描写”などの身に染みる要素も入ってたので、全体的には温かく観られたんですよ。
それと、クライマックスの“悪党どもを空手で倒すシーン”が良かった。「母親の恋人に虐待されているブラジル移民の少女を助ける」という「タクシードライバー」ライクな展開をまったく予想してなかったのもありますが、草食動物が勇気を振り絞って肉食動物に立ち向かうのを観るとさ、ちくしょう、やっぱり胸を打たれちゃう。特にその悪党の堀田を演じる田中圭さんのイヤな奴演技がマジで怖かっただけに、「ああん、頑張って!(´Д`;) ハラハラ」と手に汗握りながら応援しちゃいました。
田中圭さん、「この人、本当にイヤな人なのでは… (゚д゚;)」と思うほどでした。
“草食系男子が1人で練習して強くなりました話”といえば、「ホーリーランド」が白眉なワケですが、正直、あれよりも理論武装が無理な展開なのは間違いなくて。「あんなトレーニング内容でケンカ慣れした悪党3人組をカウンターで倒すのは無理だろw」とは思うんですけどね、“大山倍達先生を愚直に敬愛した青年に訪れた奇跡”と考えれば許してあげたいというか、泣けてくるというかさ… (ノω・、) 「目潰しと金的」というチョイスは疑問だし(練習風景はユニークなんですが、本来はリスキーな手段なんだし、使った時に残酷描写を入れないのは逆に不誠実だと思うので、正拳突きとかで良かったのでは)、“手作りの的”と堀田が重なる演出は少し安っぽかったけど、非常に好きなシーンでしたね~。
オレジナルな鍛錬を繰り返す悟。今、「刑事物語」をリメイクをするなら、濱田岳さんがピッタリな気がします。
他にも「同級生のファッションが時代とともに変化する」とか「やたら給料から引くケーキ屋の師匠(ベンガル)」とか「最後、悟宛に書かれた母親の日記の文章」(「どのタイミングで書いたんだ」という疑問はありますがー)とか気に入ってる部分は多くて。「あんなドキュメンタリー番組があるか!ヽ(`Д´)ノ」「そもそも母親の教育方針はどうなんだ!ヽ(`Д´)ノ」なんてツッコミを入れたいところもありますけど、僕的には好きな部分が上回っている映画でしたよ。濱田岳さんが中学1年生から30歳までを演じるという変な作品ではあるので、無闇にオススメはしませんが、団地に住んでた人なら意外と楽しく観られるんじゃないかしらん。ちなみに、パンフレットはコラムが充実してる上に、団地の地図まで載ってて、かなり好みのタイプだったり。
こういう地図を付けるサービス精神、ありがたいですな。
おしまい (´∀`) ウフフ
久保寺健彦先生による原作小説。面白そうだけど、読むヒマが…。
中村義洋監督×濱田岳さん主演作。ううむ、食指は動かないかなぁ。
劇中で悟が衝撃を受ける映画。大好きです。
団地鑑賞DVD。劇中で流れた「団地への招待」が収録されているんだとか。
本城直季先生の写真集。気になる人はどうぞ。
武田鉄矢さんが蟷螂拳を駆使する刑事映画。いつかは買わなくては…。
同名タイトルの洋画を貼っておきますね。良さげな雰囲気ですな。