ヴァルハラ・ライジング(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

ヴァルハラ・ライジング(ネタバレ)

ヴァルハラ・ライジング

三角絞めでつかまえて-ヴァルハラ・ライジング

原題:VALHALLA RISING
2009/デンマーク、イギリス 上映時間93分
監督・原案・脚本:ニコラス・ウィンディング・レフン
脚本:ロイ・ヤコブセン
撮影:モーテン・ソーボー
編集:マシュー・ニューマン
出演:マッツ・ミケルセン、マールテン・スティーヴンソン、ゲイリー・ルイス、ジェイミー・シーヴェス
(あらすじ)
長きにわたって自分を奴隷として捕らえていたスコットランド人の族長を殺し、脱走に成功した片目の戦士ワン・アイ(マッツ・ミケルセン)。少年アー(マールテン・スティーヴンソン)と連れ立って旅に出た彼は、聖地エルサレムを目指しているというバイキングの一団と出会う。その後、彼らを乗せた船は前人未到の大陸へと到着。やがて、大陸の思いも寄らぬ秘密が明らかになると同時に、バイキングたちはおぞましい運命と対峙(たいじ)し、ワン・アイは超自然的な力を備えていた自分が何者であるかを知ることになる。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




61点


今日は「ドライヴ」の感想をすでにアップしましたけど、ニコラス・ウィンディング・レフン監督繋がりということで更新しちゃいますね。「ドライヴ」が超カッコ良かったので、同じ監督が撮ったこの映画もスゲー気になっちゃって、ヒューマントラストシネマ渋谷で観てきました。「この野郎、全然分からないじゃないか!ヽ(´Д`;)ノ ムリデシタ」と思いましたよ…(大して上手くないコメント)。

なんて言うんでしょうか、僕的には「ドライヴ」っぽい北欧版「300〈スリーハンドレッド〉」だと勝手に思ってて。しかも、主演のマッツ・ミケルセンは、「シャネル&ストラヴィンスキー」で“浮気クズ野郎”を演じた時は羨ましくて腹が立って仕方がありませんでしたけど、「タイタンの戦い」での“ニヤリと笑いながら石化する”ドラコ隊長役は超カッコ良かったワケでして。正直、スゲー期待しちゃってたんですよね。

序盤はかなり面白かったんです。台詞は全然ないんですけど、「片目の戦士は囚われの身で、無理矢理戦わされているんだな~」的な状況は分かるし。闘奴同士の戦いは、敵の首を食いちぎったり、石で殴って頭蓋骨が見えたりと超ハードな内容ということで、個人的にはモロに好みだったし…。その後、隙を突いて反逆し、自分を捕らえていた奴らを皆殺しにするあたりまでは「コイツはスゲェ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」と大喜びで観てたんですね。


囚われの片目の戦士。ちなみに本人は話せないので、「ワン・アイ」という名前は少年が付けます。
三角絞めでつかまえて-捕まってました

バトルは「相手が死ぬまで」っぽい。「グラップラー刃牙」よりハードですな。
三角絞めでつかまえて-戦わされてました

隙を突いて、捕らえていた敵に復讐! 腹をかっさばいて、内臓を取り出してました (ノ∀`) スゲーイタソウ
三角絞めでつかまえて-復讐しました

そして、少年と旅立つというね…。ここまでは超良かったんですがー。
三角絞めでつかまえて-旅立ちました


ところが! その後、聖地エルサレムを目指すヴァイキングたちと一緒に旅をすることになって、船に乗って新たな土地に辿り着くあたりから、僕的にはワケが分からなくなりまして… (´・ω・`) 船が着いた場所はエルサレムとは関係なくて、姿を見せない敵がいまして。1人1人殺されていくと、ヴァイキングたちは「ああん、来るんじゃなかった!ヽ(TДT)ノ」みたいな感じで精神的に追い詰められちゃって、仲間割れを開始するんですね。

そんな中、ワン・アイと少年が「また船に乗って帰るか ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」みたいな雰囲気で海辺に行くと、今まで姿を見せなかったインディアンたちが勢揃い(エンドロールに「インディアン」って書いてあった)。ワン・アイはこれらのことを予知していたっぽくて、無抵抗で滅多打ちにされる中、なんとなく霧が立ちこめて、少年とワン・アイのイメージ映像っぽいのが流れて、映画は終わってました。


ラスト、インディアンに囲まれるワン・アイ。この後、滅多打ちにされてました。
三角絞めでつかまえて-囲まれてました


いや、本当に「何が何やら!Σ(゚д゚;)」って感じでして…。全6部構成なんですけど、なんとなく理解出来たのは第4部<聖地>くらいまで。特に最後の第6部<犠牲>になってから、ワン・アイと少年が知った風な顔で山を登っていくあたりとか意味不明というか。映画のタイトルがヴァルハラ・ライジング」だし、主神のオーディーンも片目がないということで、「北欧神話の何らかのエピソードをなぞらえているのでは?」とか「他宗教との折り合い的なところを描いている!?」とか、いろいろ考えたんですけど、全然無理でした ('A`) ワカンネ-

ということで、僕には難しい映画でしたよ… (ノω・、) ザンネン 監督はインタビューで「これはSF映画」みたいな発言をされてましたけど、とにかく暗示的な映像が多くて、不穏なムードがビンビン伝わってくる一方で、それらを理解出来ないから最後までスッキリしない感じ。突発的なバトル&ゴア描写は超好みだっただけに、自分の能力の低さにガッカリしました。まぁ、一歩間違うと凄まじく退屈なんですけど、ハマる人にはたまらない作品だとは思うので、気になる人は劇場に足を運んでみてくださいな。




大好きだけど、王妃の活躍が不満な映画。こんな感じかと思ってたのに…。
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かなり面白い拳闘士漫画。こんな展開になるのかと思ったのに…。
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マッツ・ミケルセンが脇役だけどカッコイイ映画。続編、観ないとなぁ…。
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