さらば愛しき女よ（1944年版）（ネタバレ）／「L.A.ノワール」のためのノワール映画特集
さらば愛しき女よ（1944年版）
Murder My Sweet [VHS] [Import]
原題：MURDER, MY SWEET
1944／アメリカ 上映時間95分
監督：エドワード・ドミトリク
製作：エイドリアン・スコット
原作：レイモンド・チャンドラー
脚本：ジョン・パクストン
撮影：ハリー・Ｊ・ワイルド
音楽：ロイ・ウェッブ
出演：ディック・パウエル、クレア・トレヴァー、アン・シャーリー、マイルズ・マンダー、オットー・クルーガー、ラルフ・ハロルド、マイク・マザースキー、ダグラス・ウォルトン
（あらすじ）
1941年のロス。中年の私立探偵フィリップ・マーロウ(ディック・パウエル)は、刑務所から出所したばかりのモーロイ(マイク・マザーキ)から別れた女ヴェルマを探してほしいと、半ばおどすように頼まれる。かつてナイトクラブの歌手だったというヴェルマをききこみに歩くマーロウのあとから、彼女を知っていた人間が次々と殺される事件が起きる。そんな時、マーロウは美しいグレイル夫人(クレア・トレヴァー)と出会い、恋心を抱くが、彼女こそヴェルマ、つまり殺人者に他ならなかったのである。（以上、goo映画より）
予告編はこんな感じ↓
71点
やっと終わりが見えてきた「『L.A.ノワール』のためのノワール映画特集」。その13本目は「さらば愛しき女よ（1944年版）」なんですが、「映画秘宝 2011年 08月号」
で紹介されていたのは同タイトルの1975年製作版
だったのに、間違えて借りてきちゃったんですよね…（ちなみに1944年版の方は「ブロンドの殺人者」や「欲望の果て」などの邦題もあるそうな）。まぁ、せっかくなので観たんですが、最後が可愛かったです (´∀｀) 頑張って短めに感想を残しておきますね。
アメリカを代表するハードボイルド作家のレイモンド・チャンドラーが生み出した“私立探偵フィリップ・マーロウ”は大人気のキャラクターということで。彼が登場する小説は何度も映画化されてて、いろいろな人が演じてたりするワケですが、今回の主演ディック・パウエルは何かモッサリした印象。最初は「『三つ数えろ』のハンフリー・ボガートと比べると微妙だな～」と思ったりしました。まぁ、観ているうちに慣れましたが。
ちなみに、映画は目隠しした状態のマーロウが回想するところから始まってました。
ひょんなことから殺人事件に巻き込まれたマーロウは、警察ににらまれたり、悪漢にブチのめされてクスリ漬けにされたりしつつも、不屈の精神で捜査を続けまして。結局、殺人犯は悪女感バリバリのグレイル夫人ということが判明（誰もが「そりゃそうだよね… (´・ω・`)」と思うオチ）。「真相を知ったマーロウをグレイル夫人が射殺しようとする→そこに旦那と娘のアン（アン・シャーリー）が登場→旦那がグレイル夫人を射殺→“大鹿”マロイが激怒して旦那を襲い、旦那が発砲すると近くにいたマーロウは火薬で目をやられて昏倒→冒頭の“目隠し状態での取り調べシーン”に戻る」って感じなんですが…。
グッときたのが最後の展開。取調べ終了後、マーロウは刑事にアンのことを話しながら警察署を出るんですが、目が見えないので、アンが近くにいるのに気付かないワケですよ。で、散々「元気になったか？」とか「可愛いだろ？」とか「いい女だぜ」とか「嫌われたかもしれん」とか言ってるのを、側でアンがこっそり聞いてるんですけど、その様子がもう超可愛いの！ヽ(`Д´)ノ 最終的には一緒にタクシーに乗り込んで、彼女の存在に気付いたマーロウとキスして終わるんですけど、この一連の場面は本当にキュートで、非常に好きなラストシーンでしたね～。
アンを演じたのはアン・シャーリーという女優さん。非常に愛らしかったです。
ってことで、普通に楽しかったですよ。DVDになってないのがちょっと不思議だったり。まぁ、必見とまでは言わないけど、興味がある人なら観ても損はしないんじゃないかなぁ。
レイモンド･チャンドラーによる原作小説。超有名だけど、読んだことないです…。
さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2))
エドワード・ドミトリク監督作はあまり観たことがなかったり…。一応、有名なのを貼っておきます。
ケイン号の叛乱 [DVD]
1975年版。こっちの方が評判は高いっぽい。
さらば愛しき女よ [VHS]
ニンテンドーDSのゲーム。amazon
の評価が軒並み低くてビックリ。
超名作アドベンチャーDS レイモンド・チャンドラー原作 さらば愛しき女よ
Murder My Sweet [VHS] [Import]
原題：MURDER, MY SWEET
1944／アメリカ 上映時間95分
監督：エドワード・ドミトリク
製作：エイドリアン・スコット
原作：レイモンド・チャンドラー
脚本：ジョン・パクストン
撮影：ハリー・Ｊ・ワイルド
音楽：ロイ・ウェッブ
出演：ディック・パウエル、クレア・トレヴァー、アン・シャーリー、マイルズ・マンダー、オットー・クルーガー、ラルフ・ハロルド、マイク・マザースキー、ダグラス・ウォルトン
（あらすじ）
1941年のロス。中年の私立探偵フィリップ・マーロウ(ディック・パウエル)は、刑務所から出所したばかりのモーロイ(マイク・マザーキ)から別れた女ヴェルマを探してほしいと、半ばおどすように頼まれる。かつてナイトクラブの歌手だったというヴェルマをききこみに歩くマーロウのあとから、彼女を知っていた人間が次々と殺される事件が起きる。そんな時、マーロウは美しいグレイル夫人(クレア・トレヴァー)と出会い、恋心を抱くが、彼女こそヴェルマ、つまり殺人者に他ならなかったのである。（以上、goo映画より）
予告編はこんな感じ↓
71点
やっと終わりが見えてきた「『L.A.ノワール』のためのノワール映画特集」。その13本目は「さらば愛しき女よ（1944年版）」
なんですが、「映画秘宝 2011年 08月号」で紹介されていたのは同タイトルの1975年製作版だったのに、間違えて借りてきちゃったんですよね…（ちなみに1944年版の方は「ブロンドの殺人者」や「欲望の果て」などの邦題もあるそうな）。まぁ、せっかくなので観たんですが、最後が可愛かったです (´∀｀) 頑張って短めに感想を残しておきますね。アメリカを代表するハードボイルド作家のレイモンド・チャンドラーが生み出した“私立探偵フィリップ・マーロウ”は大人気のキャラクターということで。彼が登場する小説は何度も映画化されてて、いろいろな人が演じてたりするワケですが、今回の主演ディック・パウエルは何かモッサリした印象。最初は「『三つ数えろ』のハンフリー・ボガートと比べると微妙だな～」と思ったりしました。まぁ、観ているうちに慣れましたが。
ちなみに、映画は目隠しした状態のマーロウが回想するところから始まってました。
ひょんなことから殺人事件に巻き込まれたマーロウは、警察ににらまれたり、悪漢にブチのめされてクスリ漬けにされたりしつつも、不屈の精神で捜査を続けまして。結局、殺人犯は悪女感バリバリのグレイル夫人ということが判明（誰もが「そりゃそうだよね… (´・ω・`)」と思うオチ）。「真相を知ったマーロウをグレイル夫人が射殺しようとする→そこに旦那と娘のアン（アン・シャーリー）が登場→旦那がグレイル夫人を射殺→“大鹿”マロイが激怒して旦那を襲い、旦那が発砲すると近くにいたマーロウは火薬で目をやられて昏倒→冒頭の“目隠し状態での取り調べシーン”に戻る」って感じなんですが…。
グッときたのが最後の展開。取調べ終了後、マーロウは刑事にアンのことを話しながら警察署を出るんですが、目が見えないので、アンが近くにいるのに気付かないワケですよ。で、散々「元気になったか？」とか「可愛いだろ？」とか「いい女だぜ」とか「嫌われたかもしれん」とか言ってるのを、側でアンがこっそり聞いてるんですけど、その様子がもう超可愛いの！ヽ(`Д´)ノ 最終的には一緒にタクシーに乗り込んで、彼女の存在に気付いたマーロウとキスして終わるんですけど、この一連の場面は本当にキュートで、非常に好きなラストシーンでしたね～。
アンを演じたのはアン・シャーリーという女優さん。非常に愛らしかったです。
ってことで、普通に楽しかったですよ。DVDになってないのがちょっと不思議だったり。まぁ、必見とまでは言わないけど、興味がある人なら観ても損はしないんじゃないかなぁ。
レイモンド･チャンドラーによる原作小説。超有名だけど、読んだことないです…。
さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2))
エドワード・ドミトリク監督作はあまり観たことがなかったり…。一応、有名なのを貼っておきます。
ケイン号の叛乱 [DVD]
1975年版。こっちの方が評判は高いっぽい。
さらば愛しき女よ [VHS]
ニンテンドーDSのゲーム。amazon
の評価が軒並み低くてビックリ。
超名作アドベンチャーDS レイモンド・チャンドラー原作 さらば愛しき女よ