グリーン・ランタン(3D・字幕版)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

グリーン・ランタン(3D・字幕版)(ネタバレ)

グリーン・ランタン(3D・字幕版)

三角絞めでつかまえて-グリーン・ランタン

原題:Green Lantern
2011/アメリカ 上映時間114分
監督:マーティン・キャンベル
原案・脚本:グレッグ・バーランティ、マイケル・グリーン、マーク・グッゲンハイム
脚本:マイケル・ゴールデンバーグ
編集:スチュアート・ベアード
出演:ライアン・レイノルズ、ブレイク・ライブリー、ピーター・サースガード、マーク・ストロング、アンジェラ・バセット、ティム・ロビンス
(あらすじ)
米空軍テストパイロットのハル・ジョーダン(ライアン・レイノルズ)はある日、宇宙の平和と正義を守る組織「グリーン・ランタン」の一員に選ばれる。宇宙最強の武器と言われるパワーリングの力に当初は戸惑うハルだったが、幼なじみで恋人のキャロル(ブレイク・ライブリー)や仲間たちを守るため、全宇宙を巻き込んだ壮大な戦いに身を投じていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※今回の記事は、感想の前置きがやや長いので、そういうのが好きじゃない人は読まない方が良いです。

実は、このグリーンランタンというヒーローには少し思い入れがありまして。僕が小さいころ(1970年代後半)、ちょっとしたアメコミヒーローブームがあって、近所の駄菓子屋にアメコミヒーローの消しゴムのガチャガチャが設置されてたんですよ。で、一度だけやって出てきたのがグリーンランタンだったんですね(こちらのサイト消しゴム画像が見られます。一番左端のやつ)。

で、正直、グリーンランタンとか言われても「誰?∑(゚Д゚)」って感じじゃないですか。今みたいにネットで調べようもないし。姉に聞いたら「“緑色のランプ”って意味だよ」って言われて、余計に「どういうこと!?∑(゚Д゚)」と混乱して。結局、“天秤座からやってきたウルトラマンレオの親友”という設定で活躍させたものです(高校を卒業した後にまた来たアメコミブームでDCコミックのヒーローだと知った感じ)。

前置きが長くなりましたが、そういうことで若干の愛着があって、映画が公開されるのをそれなりに楽しみにしていたので、新宿バルト9に行って来ました。まぁ、普通に楽しかったですよ。アメコミ原作映画は小覇王さんの非常に詳しい記事を読むのがベストだと思うんですけど、一応、僕なりに適当な感想を書き残しておきますね。


米タイム誌が選出した「夏の大作映画ワースト20」の第11位になっちゃってますけど、そんなには悪くないと思うんですよ。なんかさ、特撮ヒーロー映画と思って観れば十分楽しいというか。そもそも“宇宙警察”って発想が超カッコ良いし、ユニークな容姿の異星人の隊員たちも超素敵!(映画には出なかったけど“意思を持った惑星のグリーンランタン”なんてのもいる。この本に載ってる短編に登場) 僕は宇宙刑事シリーズが大好きだったんですけど、警察学校の卒業が近くなって配属を知らされる時、「僕だけ宇宙に配属されたらどうしよう…(*ノ▽ノ)キャッ」とか、心底どうでも良い妄想をしたのを思い出したり。


大量にいるグリーンランタンたち(グリーンランタン・コア)。バラエティに富んでますな。
三角絞めでつかまえて-楽しい仲間


僕的にスゲー楽しかったのが、グリーンランタンの訓練シーン。特にシネストロ(マーク・ストロング)との能力バトルは非常に愉快でした。考えたモノが具現化するってのはスゴいけど、頭の回転が相当速くないと無理そうですな。あと、ヒーローモノのお約束を破って、主人公の正体をヒロインがアッサリ見破るのも新鮮でしたね。

その他の要素は…普通って感じ。文句をつけるほどではないんですけど、登場人物のキャラもドラマ部分も凡庸というか(ティム・ロビンスとか、わざわざ起用した意味ないと思う)、主人公がトラウマを乗り越えるシーンも大して盛り上がらなかったりして、「そんな要素、上手く描けないなら入れなくても良いのに… (´・ω・`)」って思ったり。あと、クライマックスの「グリーンランタン・コアが総出でかかっても倒せないだろう強敵パララックスを太陽に誘導して倒す」というオチは、一応、伏線は張ってたけどさ、誰もが思いつく対処法なだけにちょっと拍子抜けしちゃったカナー (・ε・) ちなみに最後はシネストロが“恐怖のリング”を手にするという、モロに続編を匂わせるムードで終わってました。

というかさ、終盤、ハルがガーディアンとシネストロの会議に突然乱入して「恐怖のリング云々」話に割り込んでましたけど、あのことをハルは知ってましたっけ? 僕の記憶違いか、重要なシーンを見逃しちゃったのかもしれませんが(それともリングが教えてくれたってこと?)、いつ知ったんですかね? なんか、ここで引っ掛かっちゃって、気分が萎えちゃったんですよね…。

って、グダグダ書いちゃいましたけど、普通には楽しめるヒーローモノだと思いますよ。アメコミ系ヒーロー映画が嫌いじゃない人なら、劇場に足を運んでも良いんじゃないでしょうか。




モロに原作…ってワケじゃないんですけど、この本の多くの要素が映画に採用されてました。結構好き。
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グリーンランタン:シークレットオリジン


マーティン・キャンベル監督作。そんなに面白くなかったような…。
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マスク・オブ・ゾロ [Blu-ray]


映画の場面が再現できそうな感じのフィギュア。ちょっとほしい。
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グリーンランタン ムービー/ ザ・ファイナルショーダウン: ハル・ジョーダン vs パララックス 【豆魚雷流通限定】


アメリカでグリーンランタンの人気が爆発するキッカケになった一冊だとか。なかなか面白かったですな。
三角絞めでつかまえて-GLリバース
グリーンランタン:リバース


1970年代に描かれた社会派コミック。嫌いじゃないです。
三角絞めでつかまえて-GLVSGA
グリーンランタン/グリーンアロー (ShoPro Books)