オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー(ネタバレ)

オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

三角絞めでつかまえて-レッツゴー仮面ライダー

2011/日本 上映時間90分
監督:金田治
原作:石ノ森章太郎
脚本:米村正二
出演:渡部秀、桜田通、三浦涼介、高田里穂、秋山莉奈、石丸謙二郎
(あらすじ)
仮面ライダーと呼ばれる正義の味方たちはこの世の平和と秩序を守るため、長年悪の組織と命懸けで戦ってきた。だが、2011年現在、悪の権化であるショッカーたちは着々と勢力を増大し、今まさに全世界を手中に収めようとしていた。正義のヒーローたちの姿が見えない中、ショッカーたちの魔の手が次々と世界を覆いつくし……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




50点


公開日、特撮オタクの友人と新宿バルト9で観てきました。僕的には、前よりは目をつむれる感じでしたよ。


入場者特典のガンバライドカード。使うことはないんですが、ちょっとうれしい。
三角絞めでつかまえて-ガンバライドカード


非常にありがたいことに先週のタマフルでメールを読んでいただきまして。そこで宇多丸師匠に「オールライダー映画の中で一番良かった」ということも伝えていただいて、僕的には確かにその通りなんですけど…。すみません、ハッキリ言って、内容は結構酷かったりもします (´・ω・`)

まず、お話をスゲー適当に、句点を打たずに書きますね↓


アンクが過去に向かうデンライナーに乗り込んでしまったせいで、セルメダルがショッカーの手に渡り、強力な怪人ショッカーグリードが誕生して、仮面ライダー1号と2号が倒されて洗脳されてしまって、ショッカーが支配する世の中になっちゃって、デンライナーをカメバズーカに破壊されちゃって、過去を改変できなくなっちゃって、オーズもNEW電王も捕まって処刑されそうになるんだけど、実は1号と2号の洗脳が解けていて、ついでにみんなの想いとか記憶とかで全ライダーも登場して、「ヒーローは他にもいるんですよ ( ̄ー ̄)ニヤッ」ってことで、唐突にキカイダー、キカイダー01、イナズマン、快傑ズバットも集合してジェネラル・シャドウを退治して、最後はオーズが「タカ・イマジン・ショッカー」のタマシーコンボに変身してショッカーの大首領を倒したと思いきや、キングダークよりも富士山よりも巨大な岩石大首領になったので、そこにバースとかのサブライダーも合流して、みんなでバイクに乗って空中を飛びながら数字の「40」の形に隊列を組んで特攻して倒して、実は40年前の世界に残った少年ミツルがナオキのお父さんだったことが判明して、めでたしめでたし。


正直なところ、観て激怒する人もいると思います。話は本当にメチャクチャだし、僕が期待していたキカイダーたちの登場も本当に適当&いいかげんでして(宮内洋さん本人が「ズバッと解決」とか言ってもまったく救われないレベル)。「もしかしてショッカーが支配する世界で、レジスタンスとして登場するのでは? (´∀`) ワクワク 」なんて思ったりもしただけに、ちょっとだけ「ふざけんな ( ゚д゚)、ペッ」って思ったり。

あと、これは僕の好みなんですけど、イマジンたちの馴れ合いがちょっと苦手な上に、モモタロス単体で電王になっちゃうのはかなりイヤだったりして…(テレビシリーズのファンはあれでいいの?)。アンクはグリードだから仕方ないけど、番組の主役級のキャラのせいで大勢の人が死んだのに、何のフォローもないのも微妙な気がしたり。その他、「何の説明もなくブラックとRXが同時に存在するのはさすがに雑すぎる」とか「そもそもショッカーたちは広場でガキとか人間たちを人質にとればいいんじゃないの?」とか「ライダーたちが空気過ぎ」とか「フィリップと翔太郎、あんな扱いなら本人を出さなくても良かった…」とか「敵幹部も空気過ぎ」とか「あの世界は結局、元の時間軸に戻ったってことになるの?」とか「エンディング曲が…」とか、文句を書こうと思えばいくらでも書ける映画なんですよ…。

というか、一番酷いのはやっぱり「人の想いがあれば何度でも甦る」という超設定ですよね。もうその理屈を使うのはアトラクションショーだけにしてほしいというかさぁ…。僕的にはあのオールライダーが次々と登場するシーン、ちょっと恥ずかしかったです。

では、前の「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010」と比べて、何が良かったのか。僕的には「ジェネラル・シャドウがちょっとカッコ良くなってた」とか「敵幹部が勢揃いのシーン」とか「少年仮面ライダー隊をあえて出したところ」とか「比奈ちゃん(高田里穂)の怪力設定がちゃんと使われたりしたところ」とかも少しだけ良かったんですけど、僕的に最もグッときたのは「ライダー同士が戦わなかったところ」ですな。前のオールライダー映画の時は、チートキャラのディケイドにライダーたちがやられていくのが不快だったりもしたワケで。今回はみんな仲良く共闘ということで、その分、好感度がアップしたりして。

そして…これは思い入れがあるからなんでしょうけど、やっぱり1号と2号がカッコ良かったんですよ…。最後、ショッカーグリードを倒せる理由付けはほしかったけど、本人の声で活躍する1号&2号は無条件でテンションが上がっちゃったんですよね…。ちょっと悔しいです。

ってことで、なんか非常に読みにくい感想になっちゃいましたが、僕的には「悪くないけど、悪い」というか、もう一度書きますけど、前のオールライダー2作品よりは目をつむれる感じというか…。だから、基本的にはオススメしませんけど、どうしても気になる人は劇場に行っても良いんじゃないですかね。




かなり失望した作品。ディレクターズカットは観てないんですが…。



のパートだけは良かったと思うんですが…。僕の感想はこんな感じ。