アンドロイドは電気羊の夢を見るか? | 作家・神永学公式ブログ「担当さん、〆切り待ってください!!」

ミステリー作品を紹介することが多いので、今日は敢えてのSF作品。


フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」です。



タイトルが長いですね〜


フィリップ・K・ディックの作品は、映画化される作品が多いです。


「トータル・リコール」や「マイノリティ・リポート」などは、フィリップ・K・ディックの短編小説がベースになっています。


私は、映画の原作ということで、フィリップ・K・ディックを読み始めました。


「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」も、ある有名映画の原作になっているのですが、ご存知ですか??


知っていたという方は、立派な映画オタクです(笑)


正解は「ブレードランナー」です。



サイバーパンクの代表的作品で、後の映画やアニメなどに多大な影響を与えた伝説的作品です。


映画が公開されたのは、1982年ーー。

作品の舞台は、2019年になっています。


今、鑑賞すると過去の出来事ってことになる。

古いSF作品あるあるですね(笑)


おっと、このままだと映画の解説になってしまう……(汗)


今回は、あくまで原作である「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」です。


あらすじ


第三次世界大戦後、汚染された地球では、生きた動物を飼うことが、地位の象徴になっていた。


人口の電気羊しか飼えないデッカードは、火星から逃げ出したアンドロイドを狩る仕事を引き受けるのだが……。


あらすじだけみるとド派手なSFアクションという印象を受けるかもしれません。


しかし、本作は非常に哲学的な作品です。


人間そっくりなアンドロイドを追うことを通して様々なことを、読書に問いかけてくる、実に哲学的な作品です。


機械は感情を持つのか??

人間性とは何なのか??

機械と人間の違いは??


作中、明確な答えは出ません。


読者に委ねられていらように思います。


私自身、読み終わった後、しばらく悶々と考えを巡らせたものです。


興味がある方は是非!!