今日も元気に「浮雲心霊奇譚」の改稿をやっています。
「浮雲心霊奇譚」を知らない人の為に、どんなお話か軽く説明するとーー。
廃墟となった神社に住み着く男ーー浮雲。
彼の両眼は真っ赤に染まり、幽霊を見ることができるという、特異な体質だった。
そんな浮雲が、絵師を志す呉服屋の倅、八十八と出会ったことで、江戸で起こる様々な怪異を解決していくーーというお話。
と、ここまで書けば、皆さんお分かりですね。
そうです。「心霊探偵八雲」シリーズの斉藤八雲の先祖のお話です。
江戸末期という時代背景ということもあり、土方歳三を始め、近藤勇、沖田総司、など個性豊かな面々が、物語を彩ってくれています。
実は、この作品の為に、天然理心流の道場に通ったんですよね。
殺陣のアクションシーンの為に、たくさん木刀を振りました(笑)
見せ場は、アクションだけでなく、怪異と謎解き。
そして、八十八の身分違いの恋なんかもあったり、なかったり……。
これまでーー。
「赤眼の理」
「妖刀の理」
「菩薩の理」
「白蛇の理」
「呪術師の宴」
「血縁の理」
と6作品書いてきました。
「血縁の理」で、物語が完結したのか?という質問を頂きましたが、江戸編が終わっただけで、まだまだ物語は終わりません。
これからは、宿縁に決着をつける為に、江戸から京都に向かう物語になります。
語り部も、八十八から土方歳三にバトンタッチ。
作品のテイストが大きく変わるだけでなく、より現代の「心霊探偵八雲」シリーズに繋がる流れになる予定です(笑)
若かりし頃の土方歳三を描くといのは、やはりなかなか骨の折れる作業ですな。
そんなこんなで、改稿に苦戦し、いつまでやってるんだ!!と自分で突っ込みたくなるくらい、時間がかかっています……(汗)
完成までもう暫くお待ち下さいーー。
「浮雲心霊奇譚」のシリーズを読んでいないという方は、今のうちに読んでおいて下さいね。
もちろん、第二部から読んでも入っていけるようになっていますのでご安心を。
果たして、どんな物語になるのか??
待て!!しかして期待せよ!!