赤毛のマディーズ、久々さいたまに襲来。
地元のイベント「北浦和 みんなでSwing Festival」では、いつも楽しませてくれるメンバー。
でも、きっちりしたライブは久しくしていなかった。
アルバム「Hello Happy!」のレコ発ライブであります。
そして、ナオシ☆フーチーさんが出演とあって行って参りました。
場所は、北浦和 パラダイス・ロード。
赤毛のマディーズはパラダイス・ロードでのライブは3年ぶり。

お店に着くと、メンバーがリハを終えてまったりしていました。
ということでご挨拶&談笑。
連絡していなくとも嗅覚の鋭い知り合いのお客さんも駆けつけた。
で、「来るでしょ」、「やっぱり(笑)」とまた談笑しながらライブの始まりを待つ。


ライブが始まる頃には席が埋まり、スタートです。
この日は変則構成。
赤毛のマディーズの2部構成とその間にナオシ☆フーチーさんのライブがあるといった3部構成。

赤毛のマディーズはバンジョー、ベース、ウォッシュボードにサックスと、巷でいうジャグバンドな編成。
ジャグバンドは明るいスイングな曲を演奏するのが多い中、赤毛のマディーズは切なさが魅力的なオリジナル曲とみんなで楽しむ曲と半々。
この日はジャグバンドで定番のカバー曲を挟みながらアルバム収録曲を披露。
1stステージは軽快なスイング感のある曲を披露。
聴いているうちにお客さんは手拍子、歓声、合唱、そしてMCに笑ったりと、みんなで一緒に楽しむ。


そして、ナオシ☆フーチーさんの登場。
湧き上がった熱を鎮めるように静かに「Swing Low, Swing Chariot」を演奏。
お客さんはじっくりと聴き入る。
ビシビシッとブルースを噛み締めるようにギターを弾き、歌う。
ナオシさんの歌声が心に滲みてきた。
オリジナル曲「月の夜に君と」はラブ・ソング。
ロマンチックな歌詞をはにかむように歌うところが、ナオシさんのロマンチストさが伺える。
そして、赤毛のマディーズとのなれそめを話しながら、「昔のアレンジが好きなんだ」と、赤毛のマディーズの曲を披露。
最後に「アキバのブルースマン」を披露。
やられちゃった感満載の歌詞の内容に、お客さんの大笑いをとり、大盛り上がりの中、終了。


しばしの休憩をした後、赤毛のマディーズの2ndステージです。
軽快なカバー曲、「バーボン・ストリート・ブルース」を演奏してるうちに、自然と手拍子が沸きあがる。
さて、ここからが赤毛のマディーズの真骨頂。
軽快な曲を挟みながら、ミドルテンポで切なさを醸しながらほろりとさせる「真夜中のネコ」や「素敵な夜空」、「デスペラード」を披露。
MCではちくわさんが話していると、メンバーが突っ込む。
そしてお客さんも突っ込む。
ちょっと間をおいて混む上げた笑いが噴出する。
どこか憎めない赤毛のマディーズ。
後半はウォッシュボードのZeal金子さんが「On The Sunny Side Of The Street」を歌って、みんなも一緒に歌ったりと、お客さんもご機嫌ほろ酔い加減。
最後に明るくオリジナルの「ヘイ、そこの君」を歌い上げる。

アンコールの中、ナオシ☆フーチーさんも加わり、セッションで「At The Hop」、「Jump Jive, An' Wail」」をお客さんも混じって合唱しながら大盛り上がり。
最後に「Goodnight Irene」をしっとりと披露して、この日のライブは終了。

と思ったら、ナオシ☆フーチーさんだけがステージに残っている。
誕生日を迎えるお客さんに「Happy Birthday」を演奏し、場内みんなで歌って祝福のサプライズもあり、素敵な一日となった。


ナオシ☆フーチーさん。
この日のステージは凄みを感じさせられた。
歌声、ギター。
静かにゆったりと歩くようなブルース。
ブルースは「唸り、叫ぶだけじゃないんだよな」って、再認識させられた。
ハートだよなぁ。
渋いなぁ。
やられたなぁ。
そして...やっぱりロマンチストなんだな。


そして赤毛のマディーズ。
このメンバーと編成だからこそ成せるものがあるんです。
ちくささんのこぶしをころっとまわす歌声。
バンジョーは明るくもなり、哀愁をも醸しだす不思議な楽器を操る。
これにほろほろさせられちゃうんだな。
そして縁の下の力持ち、リトル・ドミーさん。
メンバー編成の中でどっしりと構えながら、心踊るスラップベースで決める。
ウォッシュボードのZealさんは、同年代で研究熱心なウォッシュボード弾き。
ウォッシュボード弾きとして演奏し始めた頃に出会っていて、想い入れが強いんだ。
一時のアタッチメントを始終変えていた時期は等に過ぎ、久々お会いしてじっくり聴くと、いろんなスタイルを吸収した後、シンプルにツボを捉えた演奏に仕上がってました。
独自のスタイルが確立された感じです。
そして、サックスのやこちゃん。
艶っぽさを活かしながら、ちくわさんの歌声をサポートしています。
さりげなく醸しだすキャラも通好み。
赤毛のマディーズでは日本語の韻を踏むようなフレーズが印象的です。
初めてカバー曲をじっくり聴きましたが、独自の世界があります。
唯一無二の世界、赤毛のマディーズ。

いやぁ、ちょっと寒くなってきた季節にほんわかしたライブ。
楽しかったな。

また足を運びます。

■関連リンク
ちくわさんのHP
ちくわさんのBlog
ナオシ☆フーチーさんのBlog
北浦和 パラダイス・ロードのHP

■赤毛のマディーズ
・ちくわ(Vo, Banjo)
・リトル・ドミー(B)
・やこちゃん(Sax)
・Zeal金子(ウォッシュボード)
KAMINの事情
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■ナオシ☆フーチー(Vo, G)
KAMINの事情

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・最後はセッション
KAMINの事情

■セットリスト
◇赤毛のマディーズ 1stステージ
1.あこがれの場所
2.Swingしなきゃ
3.Sweet Sue
4.Crazy Words, Crazy Tune
5.Oh Boy
6.きっとうまくいくさ

◇ナオシ☆フーチー
1.Swing Low, Swing Chariot
2.Willin'
3.Goin' Down The Road Feeling Bad
4.月の夜に君と
5.きっとうまくいくさ Classic (赤毛のマディーズ)
6.アキバのブルースマン

◇赤毛のマディーズ 2ndステージ
1.バーボンストリート・ブルース
2.真夜中のネコ
3.ゴロゴロ、フラフラ
4.素敵な夜空
5.私の青空
6.On The Sunny Side Of The Street
7.デスぺラード
8.ヘイ、そこの君!

赤毛のマディーズ、ナオシ☆フーチー セッション
・At The Hop
・Jump Jive, An' Wail
・Goodnight Irene

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