１０数年ぶりに訪れた街、北千住。
なかなか足を運ばなかったけれど、行ってみれば結構近かった。
電車に乗れば一時間かからないんだね。
そう、この日は北浦和 Swing Fes.でもお世話になっている２グループ、ホワイト&ぶるーとトリマヨを観るために久々足を運んだわけであります。
場所は北千住駅西口にある「Cub」。
オープン早々の時間にお店に着くと、出演ミュージシャンといきなり歓談。
お店のマスターも紹介していただいたりと、至れり尽くせりであります。
ライブの時間が近づいて、客席を観ると女性率の高いこと！！
男性ミュージシャンの面々、一気にテンションアップであります。
さぁ、まずはホワイト＆ぶるーのステージから。
カーギーの大人のMCで一気にR30の世界へ。
まずは「好色一代男（Just A Gigolo）」を演奏。
続いて「二番街のジョージ」。
この２曲のストーリーは好きなんだな。
女性率が高いからかMCも力入ってます（笑）
次にコール＆レスポンスで楽しめる、「納豆 in LOVE」。
爽やかなサウンドと、歌詞のアンマッチングにどんどん引き込まれていく。
「どすこいブギウギ」、「無茶飲みねえちゃん」、「バベロンの酒」とコール＆レスポンス、ほろ酔い加減の手拍子をお客さんからもらって華やぐ。
最後にお店に来ていたJO-GOのベーシスト、みどけんさんをステージへ招いて、「恋の国道16号線」を賑々しく演奏して終了。
カーギーのギターと歌、そしてホワイト三浦さんの妖しいウクレレの音色＆コーラスで目の前が歪んでいく。
過去の想いに身につまらせてか、はたまたステージングに笑いがこみ上げて、目が潤んでいく．．．（笑）
カーギーの歌詞の世界は大好きなんだな。
飲んでつまんでホワイト＆ぶるーのストーリー仕立てのステージを観ながら笑い、聴き入る。
仲間内でいつも同じ話題で飲むよりも、大人な会話をしながら楽しく飲める。
なかなか乙なものでありますよ。
しばし休憩の後、続いてトリマヨのステージ。
ハープの藤本さんの手にプラスチックのコップが．．．
ホワイト＆ぶるーのステージとは違ったステージング。
まず、「Swing Low, Swing Chariot」で静かに始まりました。
藤本さんの手にはコップが。
ハープの音をこもらせて雰囲気を演出しております。
軽快に日本語の歌詞を交えながら、「Goin' Down The Road Feeling Bad」でみんなで手拍子。
ゆったりと、日本語の歌詞も入った「Ramblin' Man」。
ここでナオシさんのオリジナル、スライド・ギターで「風が吹いている」。
ナオシさんのスライドギター、藤本さんがブルースハープを手のひら小細工なしで吹いて、過去を振り返る哀愁を醸し出しておりました。
小気味よいラグタイムで「Truck My Blues Away」。
スローに決める「How Can a Poor Man Stand Such Times and Live」。
藤本さんは自身のユニット「フロミズワンダーズ」とは違った高域のフレーズで攻める。
そして、「Willin'」。
この曲、好きなんだな。
ザクザクと刻むギターにブルージィに歌うナオシさん。
最後に、一部でも出演した、ベースのみどけんさんを招いて、オリジナル曲、「アキバのブルースマン」を披露。
やられちまった感満点の歌詞にお客さんは歓声、手拍子で盛り上がる。
アンコールでは、ホワイト＆ぶるーのメンバーもステージに上がり、「At The Hop」でみんなで盛り上がって、この日のライブは終了。
まったりとした間合いが定着したトリマヨ。
トリマヨは演奏は勿論のこと、ナオシさんの神父さんが悟りを開くかのような語りに藤本さんが子供のように突っ込むところに笑いが起きたりと、迷コンビなところも魅力。
ナオシさんのオリジナル曲も聴くと男の歯がゆさが頭に残るんだな。
ロマンチストであります。
最近ナオシさんの歌声がブルーズマンの歌声の度合いが増してきて、頼もしい。
藤本さんも自身のバンド、「フロミズワンダーズ」のハープとは違った、荒々しさをちょっと抑えた演奏が聴けますよ。
この二つのユニット。
メンバーに出会って、刺激を受ける方が多い。
ステージングや演奏、お客さんとの会話も相まって楽しむライブ。
是非一度、するめを噛むように味わって欲しい。
■関連リンク
・カーギーのBlog
・ナオシ☆フーチーさんのBlog
・藤本エイジさんのBlog
・北千住 CubのBlog
■ホワイト&ぶるー、トリマヨ
◇ホワイト&ぶるー
・カーギー（Vo, G）
・ホワイト三浦（Ukulele, Cho）
ゲスト：みどけん（B）
◇トリマヨ
・ナオシ☆フーチー（Vo, G）
・藤本エイジ（Harp）
ゲスト：みどけん（B）
・手にはコップが。
・藤本さんの動きは、本当は激しいのであります。
・最後はみんなでセッション。
