褒め方、褒めるタイミング… | ~指導者も親もコーチングを考えて~(少年サッカー・コーチング)

~指導者も親もコーチングを考えて~(少年サッカー・コーチング)

少年サッカーチームの指導を始めて今年で21年目。コーチングの楽しさ・難しさ、メンタル部分、感情(EQ)のコントロール、コーチングの重要性等を綴っていければと思っています!


最近では、「褒めること」が重要だということが色々な方々の意見

や書物、HPや講演などで言われるようになりました。


かくいう私も、その一人ではありますが、褒めることの場面場面において
褒めるタイミングや内容なども考えています。


ずっと褒め続けているわけではなく、できなかったことができた時とか、
凄く良いアイデアを出した時、みんなの模範になった時や失敗したけど
頑張った時など、要所ごとにその評価を褒めているという感じです。


人間、ずっと褒められていると「朱に交われば…」ではありませんが、
いつの間にか、当たり前のようになってしまい、善意が通常行為と取られ
るような可能性があるように思うのです。


また、サッカーでは無いのですが、キンダーくらいの年代では、褒められ
続けて来た子供は、褒められようとする行動もあったりします。

(急に良い子のそぶりをしたり、お手伝いをしたり…)


      └うちのキンダーの子供たちは、自然とお手伝いをしてくれるので、

        これは本当に助かります。

        これは、やはり保護者の日ごろの接し方が良いのだろうな~と

        思ってしまいます!


逆に、褒められないと、それが寂しさを覚えるような感覚になってしまった
りすると、怖いな~とも思ってしまいます。



練習などでは、できないものを習得する時期があると思います。


できないものを「褒められる」と、やはりちょっと小ばかにされているような、

妙な感じになると思います。


習得しようと頑張る選手を褒めるのであり、できるようになった

結果を褒めるということが大切であって、練習している時の技術指導

や声がけなどはモチベーションアップが下がらないようにしながら、いかに

習得させるかを考えていきます。


『即座の習得』の時期とは言え、基本技術が無い時期には、それも難し
いので、コーチスタッフは個人のスキルを見ながら進める方が良いと
思っています。



また、同じような技術を習得をさせようと思っても、個人差が当然あります

ので、子供によってできるできないの時期が異なってきます。


ある子はできることで褒められ、ある子はできないことで厳しい指導では、

できない子供はやはりモチベーションが下がってしまいます。


できる子供は、ある程度スキルが備わっているので、褒めるとしても大げ

さにするのではなく、若干オーガナイズを難しくしてチャレンジさせてみて、

それができた時に褒めてあげると、また自信にも繋がると思います。



できない子は、頑張ってチャレンジをさせてみて、その頑張り具合、
または何か一つできたものがあれば、完成形ではないとしても、その
結果を褒めてあげることが、また次の練習への励みになると思います。


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