最近では、「褒めること」が重要だということが色々な方々の意見
や書物、HPや講演などで言われるようになりました。
かくいう私も、その一人ではありますが、褒めることの場面場面において
褒めるタイミングや内容なども考えています。
ずっと褒め続けているわけではなく、できなかったことができた時とか、
凄く良いアイデアを出した時、みんなの模範になった時や失敗したけど
頑張った時など、要所ごとにその評価を褒めているという感じです。
人間、ずっと褒められていると「朱に交われば…」ではありませんが、
いつの間にか、当たり前のようになってしまい、善意が通常行為と取られ
るような可能性があるように思うのです。
また、サッカーでは無いのですが、キンダーくらいの年代では、褒められ
続けて来た子供は、褒められようとする行動もあったりします。
(急に良い子のそぶりをしたり、お手伝いをしたり…)
└うちのキンダーの子供たちは、自然とお手伝いをしてくれるので、
これは本当に助かります。
これは、やはり保護者の日ごろの接し方が良いのだろうな~と
思ってしまいます!
逆に、褒められないと、それが寂しさを覚えるような感覚になってしまった
りすると、怖いな~とも思ってしまいます。
練習などでは、できないものを習得する時期があると思います。
できないものを「褒められる」と、やはりちょっと小ばかにされているような、
妙な感じになると思います。
習得しようと頑張る選手を褒めるのであり、できるようになった
結果を褒めるということが大切であって、練習している時の技術指導
や声がけなどはモチベーションアップが下がらないようにしながら、いかに
習得させるかを考えていきます。
『即座の習得』の時期とは言え、基本技術が無い時期には、それも難し
いので、コーチスタッフは個人のスキルを見ながら進める方が良いと
思っています。
また、同じような技術を習得をさせようと思っても、個人差が当然あります
ので、子供によってできるできないの時期が異なってきます。
ある子はできることで褒められ、ある子はできないことで厳しい指導では、
できない子供はやはりモチベーションが下がってしまいます。
できる子供は、ある程度スキルが備わっているので、褒めるとしても大げ
さにするのではなく、若干オーガナイズを難しくしてチャレンジさせてみて、
それができた時に褒めてあげると、また自信にも繋がると思います。
できない子は、頑張ってチャレンジをさせてみて、その頑張り具合、
または何か一つできたものがあれば、完成形ではないとしても、その
結果を褒めてあげることが、また次の練習への励みになると思います。
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