サイドコーチとは | ~指導者も親もコーチングを考えて~(少年サッカー・コーチング)

~指導者も親もコーチングを考えて~(少年サッカー・コーチング)

少年サッカーチームの指導を始めて今年で21年目。コーチングの楽しさ・難しさ、メンタル部分、感情(EQ)のコントロール、コーチングの重要性等を綴っていければと思っています!

サイドコーチって、ご存知だと思いますが、ベンチサイドやコートサイド

からの声、保護者の方達の指示も含んだ声援、これらを送る人のこと

です(笑)。


この場合の声援(声)というのは、子供達のモチベーションをあげるようなもの

ではなく、どちらかというと、ネガティブな要因を引き起こす『怒りとか文句、

まれに絶叫(笑)』というのが含まれています。


または、独断と偏見に満ちた『パパの単独指示』だったりもします…(苦笑)。



うちのチームも、私が保護者コーチで、初めて参加した当時は、お母さんの

中には、強力な方達もいらっしゃって、所構わず大声を上げ、失笑をかったり

もしていました。


チームも成長を始め、ブロック大会やトレセンに行くようになると、回りのことも

気になり始め、節度を持った声援の対応を迫られるようになりました。
チーム内でも規律を設け、どういう声援の仕方が良いのか、内容は…なども

話し合うようになりました。



中央大会などは、大きな競技場とかで行いますので、観客席でどんなに

大きな声をあげても、グラウンドに届くことはありませんが、
ただ、回りの迷惑になるだけかな…とは思います。


最近では、中央やブロックに習って区内の試合などでも、応援の仕方にも注意が

でるようになり、各チームの責任で、辛らつなる声援の場合は、チーム監督・コーチ

に注意が与えられるようになり、それなりの成果になっているように思います。



さて、私が結構前に入手した資料の中に以下のものがありました。

インターネットで検索すると、結構色々と取り上げられていますので、
参考になるかなとも思います。


小野 剛氏著
クリエイティブ・サッカー・コーチング」に掲載されていたノルウェー

サッカー協会のスローガンなのですが、私達のところでは、新年度の

保護者会の時の資料にも入れたりもしています。

キンダークラス(未就学児)から上がられる方達は、まだ大きな対外試合と

いうものの経験が少ないので、ついつい過剰な応援になりがちですので(笑)、

それを早目に確認して頂くようにしています。



クリエイティブ・サッカーコーチング




その中で「子どものサッカーにおける7つの心得」と「親のための10の心得」
というのが非常に的を得ていますので、見て頂ければと思います!!

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●親のための10の心得


1、試合や練習を見に行ってあげましょう。
-子どもはそれを望んでいます。


2、試合ではすべての子どもを応援してあげましょう。
-自分の子どもだけではいけません。


3、調子の良い時だけでなく調子の悪い時も勇気づけてあげましょう。
-批判してはいけません。


4、チームリーダーを尊重してあげましょう。
-彼らの判断に圧力をかけないようにしましょう。


5、レフリーはインストラクターとみなしましょう。
-レフリーの判定を批判してはいけません。


6、子どもが参加することを刺激し、勇気づけてあげましょう。
-プレッシャーにならないように。


7、試合がエキサイティングだったか、楽しかったか聞いてあげましょう。
-結果だけを聞くことのないように。


8、サッカーにふさわしい、節度ある用具を準備してあげて下さい。
-大げさになってはいけません。


9、クラブの仕事を尊重して下さい。
-積極的に親のミーティングを持ち、どのような態度で臨むべきかを
話し合いましょう。


10、忘れないで下さい。サッカーをするのはあなたの子どもです。
-あなたではありません。

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一つひとつの細かい説明は要らないと思います。

「7」とかは、またコミュニケーションなどで話をしたいと思います。


やはりサイドコーチは「10」を良く考えて頂きたいですね。


次回は、サイドコーチの実際の場面を紹介したいと思います。