長生きすればするほど罹患する確率が高まり、また日本の死亡原因１位を長く維持する「がん」。
今や、２人に１人が罹患するとまで言われています。
しかしながら、医学の進歩はめざましいものがあり、がんによる死亡者数は減少しつつあるような発表がありました。
２０１０年６月１５日 厚生労働省 公表
７５歳未満でがんによる死亡者数が３年間で６％近く減少したことが、がん対策推進基本計画の中間報告で明らかにされました。
基本計画は「１０年で２０％減」を目標としています。
厚生労働省も、達成できるペースとしています。
この間、放射線治療、抗がん剤治療、緩和ケアなどの拡充してきました。
しかしながら、未成年の喫煙は「３年以内に０」は達成できていၾせん。
がんによる死亡者は若干減少傾向にあるのですね。
しかし、罹患者は増加傾向にあります。それと比例して医療技術も進歩してきていることはあきらかです。
昔は手術（外科的療法）がほとんどの人が想像する治療だったかと思います。
今では、放射線治療、化学療法など多種多様な治療があります。
それらを組み合わせた治療も行なわれています。
もはや、患者側で、自分の生活スタイル、自分の生き方にあった治療を選択する時代でもあります。
治療実績が上がり、予防知識の普及もあり、死亡者数の減少との報告ですが、その治療費は増加傾向です。
しかも、がん治療は通院による治療も目覚ましく進化してきていますし、増加しています。
後悔しない治療を選択しながら、医療費をどのようにまかなっていくか。
私たち１人１人が考えることが求められてきたともいえます。