表差し舵をサイズアップ!グレードもアップの流し釣り!! | 亀丸の夢ボートフィッシング

表差し舵をサイズアップ!グレードもアップの流し釣り!!

3月30日(水)、久々にボートで出撃してきました。
じつはエンジンが不調でボートを修理に出したところ、思わぬ重症で約1ヶ月近くもかかってしまいました。
そのついでと言っては何ですが、表差し舵のFRP板をサイズアップしてもらいました。
今まででも効くには効くんですが、やはり条件が悪くなると風にうまくボートが立たない場合もあり、少し舵の部分が小さいのではないかと思っていたのです。
朝7時前、いつものKマリーナに集合です。

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早速見てみると確かに舵が大きくなっています。目
今日はボートがバッチリ風に立って、楽しい流し釣りが楽しめそうです。音譜

本日も淡路島でガシラ狙いです。
まだ気温が低い今の時期にガシラの干物を沢山作っておきたい!!
気温が高い時期に作った干物は、どうしても生臭くなっていけません。
まだ寒さの残る今の時期に作った干物は味が熟成されて最高の味になります。

出船してポイントに到着が朝8時前。

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早速船尾のスパンカーの帆を張り

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船首の表差し舵を海中に下ろします。

ここでスパンカーの原理を紹介しておきます。
スパンカーとは船尾に張った帆のことで、船首を常に風上に向けた状態に保つためのものです。
魚が釣れる場所は限られており、その場所を外すといくら頑張っても魚は釣れませんが、アンカーを降ろさなければ海上でボートは風に押されて流されていきます。
しかし場所によっては航路などアンカー禁止の場所や水深が深くてアンカーを降ろせない場所もあり、そこでは流し釣りをするしかありません。
流し釣りで出来るだけ魚が釣れるポイントに止まり、しかも降ろした仕掛けを真っ直ぐに保って底を取るには船首を風上に向けて、風に押されない程度に微速の前進に入れることで船位を保つ必要があります。

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この風見鶏をボートに見立ててください。
後ろの羽根の役目をスパンカーが果たしています。
しかし鶏の顔が(船首が)風上を向くには、風見鶏を支える支点の位置がポイントとなります。
出来るだけ重心の中心にこの支点があるほど風に立ちやすいんですが、そうも行かない場合は羽根(スパンカー)の対極方向に支点を移動させます。
この支点の役割をしているのが表差し舵という訳です。
支点となる抵抗物が海中にあり、そこを軸に風を受けると船尾に張った帆の働きで船首が風上を常に向いた状態になります。

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船底にこのようなフィンキールが入っていれば最高ですが、私達のボートには残念ながら付いていません。
後付けも考えましたが、余程バランスを考慮して取り付けないと船が海中に刺さり過ぎて危険です。
フィンキールの後付けは基本的に不可と思っていいでしょう。

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滑車で抵抗物を上げ下げできるダガーボードも有効ですが、取り付けにかなりの費用がかかります。
それに、上げるのを忘れて高速で航行すると危険なのは表差し舵と同じです。

という訳で、効果の程はというと

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このように

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微風のなかとはいえ、バッチリ風に立っていますビックリマーク音譜

今日は釣れまっせ~!!

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餌はいつも通り活きたモロコです。
意気高く立てた目標は、ライオン丸と2人でガシラ100匹ビックリマーク叫び
そのため、餌も奮発して5,000円分です。

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バケツに少しずつ取って使いますが、今日のモロコは大きすぎます。
なんか鰯に近いサイズが沢山入っていて、ノマセ釣りに近いものがあります。汗
できるだけ小粒なのを選んで下顎から上顎に針を刺して、海中に沈めます。
まずは35~38mラインを流します。

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いきなり私にレギュラーサイズがヒットです。
続いてライオン丸も27cmの良型メバルをゲットです。
じつに幸先がよろしいビックリマークにひひ
順調に釣れて、釣り初めから1時間ほどで20匹を超えました。
これは本当に束釣り(100匹のこと)も可能かもと色めき立ちます。
しかし9時を回ったあたりから潮が止まってきて、途端にガシラが食わなくなってきました。
餌をつついてくるが、なかなか食い込まない・・・。
イライラが募ります。むっ

それだけならまだしも、突然猛烈な西風が吹き付けてきました。

氷のように冷たい風・・・叫び

一気にテンションが下がってきます。
ポツポツとは釣れますが、あまりの寒さに興がそがれます。

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乗合船が2隻、3隻と集まってきました。
西に淡路島の山々がそびえるこのポイントでもこの風ですから、他はとても釣りにならないでしょう。

しばらくすると潮が再び動き出し、また食いが立ってきました。
しかし相変わらず風は強いまま、しかも風向きが一定せずコロコロと変わるので、いかに表差し舵があってもライオン丸は操船に必死のパッチです。

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そんな中、私に今日イチの25cmのガシラがヒットビックリマーク

これはええ干物ができるで~!!にひひにひひ

私もライオン丸も思わず笑顔です。ニコニコ

釣りにくい中でもコツコツと釣果を重ねましたが、あまりの西風の冷たさに午後1時半にギブアップです。

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数えると私がガシラ32匹、ライオン丸がガシラ32匹と良型メバルを1匹、合計65匹と悪コンディションの中でもまずまずの釣果で余は満足じゃぁ~ビックリマーク合格
サイズアップの表差し舵の効果ですね。
これがなかったら、この日の強風の中では釣りにならなかったでしょう。

今回は釣り上げたらエラをハサミで切ってしばらくイケスで泳がせて血抜きをしてから、移動の度に延髄をナイフで断って〆てクーラーに入れました。
この方法が後処理も楽で、しかも一番新鮮な状態で持ち帰れるみたいですね。

帰りは阪神高速が事故渋滞でえらい目に遭いましたが、干物も煮付けも最高の味でした。グッド!
もう、しばらくはガシラは要りません。
次は何を釣ろうかな?音譜

ではではパー