切り花を長持ちさせる方法-4(水の分子レベルから考える編-4) | 道誉!DOHYO!

切り花を長持ちさせる方法-4(水の分子レベルから考える編-4)

いつもの友人からのメールです。


「『合成樹木』が水を吸い上げた!,


ってのが,どういう内容なのか,まずは教えてくれ」


確かに,ちょいと勇み足でしたねえ。


あれだけ書いたんだから,説明すべきでした。


こう見えても小心もんなんで,


もっともらしい指摘をされると,


スグに軌道修正しちゃいます。


今回は,たまたまだろ!


何回前に書きましたが,


これ,文字通りタイトルがミソ。


植物は,生きているから,


水を根から吸い上げられます。


でも,合成樹って言うくらいだから,生きてません。


じゃあ,サイボーグ009の


島木譲二みたいなもん?


って,それじゃ,パチパチパンチだろ!


吉本の芸人かよ!


それを言うなら,島村ジョーだろ!


なんと,この合成樹は,


ポンプやモーターなんかの動力源を


一切使ってないんです。


と言うことは,ある意味これは,


水の輸送の永久機関みたいなもん。


これをコーネル大学の研究チームが作り出した。


ソフトコンタクトレンズの材料でもある,


ハイドロゲルというヤツの中にメッチャ細い植物が


水を吸い上げる管類を作成したんです。


ただ,手のひらサイズで,


あくまで技術の出発点になるレベルのもので,


将来的にはこのメカニズムを利用して建物の暖房や


コンピュータの冷却システムに応用する可能性が


開けたということだそうです。


あれ?


そうすると,植物は水を吸いあげるのに,


自らのエネルギーを使っていない?


まあ,こうなりますわな。


どこの,爺さんだよ!


ほんじゃ,なんの力なん?


そうなんです。


それこそが,「お水の力」,


って,誰が銀座のホステスやねん!


「お水の花道」かよ!


だから,花道じゃなくて,


華道だって!



つまり,植物が水を吸揚げるシステムは,


水の持つ力,


いや性質による部分が大きいとうことになるんです。


したがって,水とは何か?


それを知ることが,大切になってくるんです。


次回に続きます。